仕事、家族、勉強これらを三立させることは、周囲の理解なければ決してできないことだと思います。正直いうと私自身は、決してうまくできたとは思えません。家族には大変な協力を頂いて、学びの時間を確保していました。就業後は、「えいや」と仕事を終わりにして近所のカフェに籠もってAirCampus三昧でした。帰る時間には夕食も済んでおり、子どもたちの寝かしつけだけが妻へのせめてもの罪滅ぼしでした。
勉強時間を確保する為には、時間を効率的に使う必要があると思いました。また、家族の応援無しには勉強時間の確保も学びの継続も実現できるものではないと考え、最優先に家族の時間を確保し、それ以外をとにかく勉強時間に充てました。そして、毎週末の夕食準備を自ら進んでやる事で、勉強の合間の気晴らしにもなりました。仕事においては、出張も多かったのですが、逆に移動時間を有効活用することができますし、飛行機嫌いの私は機内で寝ることができないので、お隣の方には嫌な顔をされましたが、本当に講義に集中できました。
他の大学院のような通いの時間はセーブできたが、その分、学びの中での調査や発言投稿の時間に相当労力を費やしました。また、2年次の途中から起業するタイミングを受け入れざるをえなくなり、事業を起こしていくことと、授業の両立で相当大変な思いをしました。私の場合はこのように特殊であると思いますが、もし、普通の企業に勤めている状況であれば、もう少しプライベートとの両立はしやすかったと思います。
1年目の前半は要領も上手くつかめなかったこともあり、仕事以外の時間は自宅の部屋に閉じこもり、ひたすら学習をしていました。しかし、前期が終わる頃になって少し気分が落ち込んできたため、思い切ってパソコン片手に海外へ出かけることにしました。移動中の車や飛行機の中、家族が寝た後を中心に学習し、それ以外は家族と旅行を楽しむことにしました。また、週に2日は別荘で過ごし、1日1回は家の前の海でサーフィンを楽しむことにしました。その結果、前期に比べ後期の成績は良くなり、2年次はさらに良い成績をとることができました。大前学長が「遊びと学びを両立させる」「場所を変えて学習したほうが効率が良くなる」と良く言われていましたが、実際にやってみてたしかにその通りだと実感しました。
家族との時間は在学時、極端に減りました。毎週のRTOCS(Real Time Online Case Study)、提出物と次々に課題がやってくるので、必然的に削る時間が必要となります。「日曜日の午前中は、子供と公園で遊ぶ。」「ご飯は一緒に食べる。」「お風呂は一緒に入って話をする。」など決めた時間以外は、ずっと勉強していました。あとは、健康面にも同時に気を使いたかったので、短時間で出来る筋肉トレーニングなどは実施していました。
私は入学前から、もともとワークライフバランスを重視したライフスタイルでした。仕事はもちろんやるとして、プライベートな時間は自己啓発と完全にリラックスする時間に分けた生活をこれまでも心がけてきたので、自己啓発の時間を大学院の学習に充てることは自然にできました。遊びの時間は減りましたが、二年間という期間限定のことと我慢しました。また仕事の時も、BBT大学院で学んだことを活かせることは無いか、と常に考えながら取り組んだので、仕事がBBT大学院での学びの予習・復習の機会にもなりました。
特に1年目は50時間/週の学習時間を設定していたこともあり、時間軸で見るバランスはどうしても家族の時間を減らさざるをえませんでした。思い返せば、純粋に家族だけに割く時間は1週間に5時間程度しかなかったのですが、極限に時間が無い中で家族だけに割く時間の中身を濃くすることができました。また、理解と協力もあって休日は外で勉強することで、一緒にいる時間は長くとることができました。入学前にはバランスなどあまり考えたこともなく、家族との時間をどう有意義にするかまで考えたことが無かっただけに、バランスさせようという意思があるだけで、どんな状況でもバランスの実現は可能だと実感しました。
入学したら学業に追われ、あまり家族サービスはできないと思っていました。そのため、入学前に自分の覚悟を示すため、「在学中は酒を飲まない」と一方的に家族と約束しました。1日24時間という時間は増やすことができないため、いかに無駄な時間を削り、勉強の時間を確保するかが重要になってきます。断酒は、飲み会後でも勉強ができるだけでなく、飲み会を断わりやすくなる(また、誘われる回数が少なくなる)という効果もありました。睡眠時間はできるだけ削りたくはなかったので、自分の時間を削り、残りの時間で家族サービスを行っていました。ただ、どれだけ家族サービスができていたかは怖くて家族には聞けていないですが。
仕事とプライベート、学びを三立するには絶対的な時間が不足します。それを補うには、隙間時間をうまく使うことです。私は電車通勤の時間が片道約1時間ほどありますが、その間ほぼ100%座れます。朝の通勤前に講義を受講し、課題の検討や発言内容の検討は電車の中で行いました。メモ用紙とペンを用意して、課題の回答の骨子を作成し、その骨子に従ってスマホでファクトを収集し、結論を出すようにしました。学びの時間は講義の受講以外はほぼ通勤時間で行うようにして、仕事やプライベートの時間を確保しました。
入学初年度は第2子妊娠が判明するも経過が悪く切迫流産、出産後も持病の右肩亜脱臼の手術を後期試験中に経験しました。そのため初年度は履修科目0という最悪の結果で、学びたくとも家族の理解を得る難しさを身を以て体験しました。しかし、どうしても入学した以上は絶対に卒業したかったので、産休から復職後の在学2年目より早朝に学習時間を確保するよう努めました。私は義両親と敷地内同居をしており、はじめはBBT大学院のことを隠していたのですが、課題を優先するあまり家族行事への参加ができていなかったことで、度々誤解を招いてしまいました。そこで卒業しようと決めた最終年度開始直前に義両親へBBT大学院のことを打ち明け、理解を得ることにより、家事・育児のサポート体制を受け、無事に卒業することができました。また、勉強ばかりだと息が詰まるので、週に1~2回ヨガ教室に通うことで定期的な心身のリフレッシュも図っていました。