時には仕事やプライベートの一部を学びに割く必要があり苦労しました。その際、自身の学びに対する思いを周囲にしっかりと説明し、理解を得ることで、勉強できる環境を作っていきました。
優先順位を決め、取り組みました。子供が小さく遊びたい盛りなので、「家族と勉強」のバランスには苦しむ場面がありましたが、家族の理解を得ることが重要でした。仕事は、何を置いてもこなす必要がありますが、効率よくこなすことで時間を捻出しました。子供とは時間を決めて、「じゃ、勉強してくるね」と勉強に取り組むというように、時間の使い方が上手になっていったと思います。
BBT入学前から、自分なりの勉強ペースは持っていたため、取り組みによってバランスが大きく崩れることはありませんでした。とはいえ、自分のペースで勉強するのと違い、毎週のように課題を与えられる環境は結構きつく、睡眠時間は短くなりました。しかし、入学前からプライベートと仕事を分けずに混然一体として取り組んできたことに加え、BBTでの学びと仕事の親和性の高さもあって苦労はしませんでした。入学前から続けてきた勉強を続けつつ、それをBBTでの発言に活かしながら取り組むことができたので、その意味でも相乗効果は大きかったです。これは、勉強することができる時間を自由に選べるサイバー学習だからこそ可能だったと思います。
空いている時間はほぼ学びの時間に使った為、正直バランスはとれていなかったと思います。学びだけではなく、仕事も忙しく、プライベートの時間を犠牲にしたことも多かったと思います。しかし、人生トータルでバランスを取ればよいと割り切り、今は学びに投入する期間だと自分に言い聞かせ、勉強に全力投球しました。
職場では働きながら学んでいることを周知していなかったこともあり、学習時間は休日や平日帰宅後の限られた時間でした。そのため、家族の理解と全面的なバックアップのおかげで、学生生活が成り立っていました。やるべきこと、やりたいことを含めてマルチタスクが常態化する中で、オン・オフともにやらないことを決めるトレーニングの連続でした。趣味や友人との余暇など自分の中で削れるものは削りまくった2年間でした。また、すき間学習のためのデジタル投資も有効でした。通勤時間はモバイル視聴や発言に目を通すチャンスでしたし、新聞書籍は電子版へ、調べものはクラウドへ、など遅ればせながらITリテラシーも向上したかもしれません。
BBT大学(学部)の一年次に行ったのですが、できるだけ多くの講義をとって、量をこなすことで、自身にプレッシャーを科し、時間管理を強制的に上手く出来るようにしました。結果的に、夜は、講義を見たり、発言の下書きをするなどし、頭がスッキリしている早朝に積極的に発言や課題を投稿することで、バランスを取る事が出来ました。
入学当時、インドネシアで130名の部下をマネージしていました。出張も多く、正直多忙な毎日で、食事をするときも出張等の移動の時も常に講義映像を見たり課題図書を読むなど、空き時間は全てBBTの学びの時間に充てていました。その姿を部下が見ていてくれていたためか、彼らの間で自然と新しい何かを学ぶ文化が醸成されていったの同時に、自立心が芽生えたせいか彼らの「相談」が「提案」に変わっていきました。結果として部下との対話の時間は短縮化されたものの、より濃厚な議論が展開できるようになり実績にも繋っていきました。学びの時間が確保できたのは優秀な部下たちに助けられたおかげで、真っ先にMBA取得の報告をしました。
正直、バランスはあまり取れていなかったと思います。しかし、時間がたっぷりあったとしたらもっと成果が上がっていたかというと恐らくそれは難しく、制約のある時間の範囲内できちんと取り組むようにすることで、逆に集中して取り組むことができました。
何事も「言い訳」にしたところで、ない時間は作れません。シラバスが公開された段階で、すべての締め切りを確認し、スマホなどに覚えさせることまではやりました。が、そこから逆算して、いつまでに何をどれくらい進ませておけばいいのか、という進捗の予定を立てなかったのは仕事と家庭とのバランスをとる上では大きな失敗だったと反省しています。「1日を50時間にする魔法」はないのです。
家庭については、当時両親の介護の真っ最中でした。このタイミングで入学した自分に問題はありますが、子供の教育に大変理解のある両親だったので、まだコミュニケーションが取れるうちは「アンタはすごいね」と応援してくれて、大変励みになりました。介護は、育児と違って先が見えず、突発的なことが頻繁に発生します。両親は在学中に逝去しましたが、学校にはとても配慮していただき、感謝しています。
1年目の前半は環境の変化に馴染むことが出来ず、仕事と学び中心の生活となり、家族(プライベート)がおざなりになってしまいがちでした。そこで、半年が経過した頃にあらためて私自身のタイムマネジメントについて考えてみました。学びの環境にも慣れてきた時期でもありましたが、タイムマネジメントを見直したことで有効的に時間を活用することが出来るようになり、ストレスなく、仕事・家族(プライベート)・学びをバランスよくこなすことが出来るようになりました。