私にとって年単位の期間は長期、かつ自分の得意な短期集中力の発揮期間を超えた期間でした。従って、何かを犠牲にすると続かなくなると思い、週末のアクティビティを少々我慢したもののあまり何事も犠牲にせず、無理せずマイペースでやり続けました。その結果、卒業までに5年もかかってしまいました。でも卒業式で大前学長が「通常より長い期間をかけて卒業する人もいるが、これからの社会ではマイペースでやるのが大事」とおっしゃって下さり、自分に向けて言ってくださったように聞こえてとても嬉しかったです。
限られた時間の中で結果を出すために、何を「選択」し、何に「集中」するのかを意識しながら取り組むようになりました。飲み会やゴルフなどの付き合いの参加回数が減り、特に週末は学びに集中しました。また移動中の機内、空港、車中をスキマ時間を使い、ダウンロードした講義を聴講し、教科書を読むなど細切れの時間を有効に使っていました。家においても無駄にダラダラする時間がなくなりました。そのかわり、自身へのご褒美を設け、オン・オフの切り替えをして、学生生活を乗り越えました。
平日は朝と夜、土日はフルタイムで勉強していたため、全くと言っていいほど家族サービスや家事はできませんでした。そのため、学生生活を支えてくれた妻には感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、仕事・家族・学びのバランスを取り充実した生活を送りたいと思います。
仕事・プライベート・学びのバランスを取ることができず、平日に勉強できなかった分を週末で取り返すというサイクルを続けてしまいました。転職活動、健康を維持するためのスポーツなど、在学中にこなさなければいけないタスクが多かったので、日々追われている状況ではありましたが、そのおかげでタイムマネジメントの能力は入学前に比べて飛躍的に伸びたと感じています。2年間で修了することを一時諦めそうになりましたが、何とか2年で卒業できたのは家族のおかげです。非常に感謝しています。
隙間時間は意外と見つければあるもので、「こんなにあるものなのか」と驚きました。通勤時間、昼休み、ボーっとしている時間、友人との旅行中の隙間時間…。今まで無駄に使っていた時間を最大限有効活用する事で、バランスを取りました。
海外で生活していると、日本では想像できないようなことが起こります。家族・仕事上で突破的なことが起こっても課題進捗に極力影響が出ないように、家族が起床する前・出勤する前までに、一つでも二つでも課題を終わらせておこうと、平日も休日も4時起きの朝型の生活を送ってきました。ただ、それでも、家族・仕事とのバランスは難しく、妻をはじめ周囲には大変な無理をさせてしまったと思っています。遊びたい盛りの娘との時間や、同僚のメキシコ人とのアフターファイブのコミュニケーションの機会が減ってしまっていると、学びの傍らで大きな犠牲を払っているという自覚がありました。だからこそ、絶対に2年で卒業しようと思ってきましたが、一方で、際限なく学びに時間を注ぐことも一つですが、2年次からは時間を決め、その中で最大限のアウトプットを出すことを心掛けるようになりました。
仕事と学びのバランスという部分では、授業で学んだことの中から実践で使えるものは片っ端から応用していき「頭でっかち」にだけはならないように意識していました。入学直後に企画・マーケティング要素の強い業務を担当するようになっていったので、授業で学んだフレームワークなどは駆使して体得していきました。
また家庭との両立に関しては、週末は雑誌が読み放題のカフェに夫婦で入り浸り、勉強と家庭の時間を融合させていました。
一定時間はレポートに集中し、それが済んだら夫婦で雑談し休憩しつつ、次のレポートに着手する、目標が達成できたら美味しい料理を食べに行く。そんな感じで生活をゲーム化して楽しむようにしていました。
他にもスタディツアー時に家族を呼んで、昼は実習、夜は家族旅行、となるようにスケジュールを調整したりもしました。
BBTでの喜びも苦しみもリアルタイムに共有できるような環境作りは徹底していました。
私はスポーツが好きで、週末はロードバイクやランニングにいそしんでいました。しかし、BBTに取り組むからには、ある程度何かを犠牲にする事で自分の決意を固めようと、2年間は一切ロードバイクもランニングもやらないと決めました。土日の時間さえある程度確保することで、平日の夜に2~3時間使ったり、移動中に講義を視聴するなど工夫する事で、何とか2年で必要単位を取得する事が出来ました。
勉強に費やす時間が大幅に増える事が予測できていた為、まずは単科生として、講義の単位を複数取得してから入学しました。プライベートに関しては幸運にも、妻が週末が休みであるのに対し、自分は平日が休みであり、自由時間が重ならないという環境でしたので、仕事・家族・学びのバランスは、さほど大きな問題にはなりませんでした。
BBT大学院2年目、私の息子は小学6年生でした。中学受験をすると言い出したので、家庭には中学受験生と、MBA修了に向けて必死に勉強する私という、ある意味2人の受験生がいる状態でした。妻は非常に大変だったと思います。しかし、妻は2人をとても良く理解してくれて、一生懸命応援してくれました。息子は勉強を頑張る父親の背中を見て、自分も頑張ろうと思ってくれたことと思います。妻のサポートのおかげで、私は修了条件をクリアすることができ、息子も中学受験に成功することができました。家族全員で乗り切った2年間でした。
仕事との両立は、とにかく緻密に計画を立てることで解決しました。もし計画を立てていなかったら、完全にスケジュール破綻していたと思います。両立の秘訣は、計画に沿ってきっちり実行する。それに尽きると思います。