勉強に費やす時間が大幅に増える事が予測できていた為、まずは単科生として、講義の単位を複数取得してから入学しました。プライベートに関しては幸運にも、妻が週末が休みであるのに対し、自分は平日が休みであり、自由時間が重ならないという環境でしたので、仕事・家族・学びのバランスは、さほど大きな問題にはなりませんでした。
BBT大学院2年目、私の息子は小学6年生でした。中学受験をすると言い出したので、家庭には中学受験生と、MBA修了に向けて必死に勉強する私という、ある意味2人の受験生がいる状態でした。妻は非常に大変だったと思います。しかし、妻は2人をとても良く理解してくれて、一生懸命応援してくれました。息子は勉強を頑張る父親の背中を見て、自分も頑張ろうと思ってくれたことと思います。妻のサポートのおかげで、私は修了条件をクリアすることができ、息子も中学受験に成功することができました。家族全員で乗り切った2年間でした。
仕事との両立は、とにかく緻密に計画を立てることで解決しました。もし計画を立てていなかったら、完全にスケジュール破綻していたと思います。両立の秘訣は、計画に沿ってきっちり実行する。それに尽きると思います。
時には仕事やプライベートの一部を学びに割く必要があり苦労しました。その際、自身の学びに対する思いを周囲にしっかりと説明し、理解を得ることで、勉強できる環境を作っていきました。
優先順位を決め、取り組みました。子供が小さく遊びたい盛りなので、「家族と勉強」のバランスには苦しむ場面がありましたが、家族の理解を得ることが重要でした。仕事は、何を置いてもこなす必要がありますが、効率よくこなすことで時間を捻出しました。子供とは時間を決めて、「じゃ、勉強してくるね」と勉強に取り組むというように、時間の使い方が上手になっていったと思います。
BBT入学前から、自分なりの勉強ペースは持っていたため、取り組みによってバランスが大きく崩れることはありませんでした。とはいえ、自分のペースで勉強するのと違い、毎週のように課題を与えられる環境は結構きつく、睡眠時間は短くなりました。しかし、入学前からプライベートと仕事を分けずに混然一体として取り組んできたことに加え、BBTでの学びと仕事の親和性の高さもあって苦労はしませんでした。入学前から続けてきた勉強を続けつつ、それをBBTでの発言に活かしながら取り組むことができたので、その意味でも相乗効果は大きかったです。これは、勉強することができる時間を自由に選べるサイバー学習だからこそ可能だったと思います。
空いている時間はほぼ学びの時間に使った為、正直バランスはとれていなかったと思います。学びだけではなく、仕事も忙しく、プライベートの時間を犠牲にしたことも多かったと思います。しかし、人生トータルでバランスを取ればよいと割り切り、今は学びに投入する期間だと自分に言い聞かせ、勉強に全力投球しました。
職場では働きながら学んでいることを周知していなかったこともあり、学習時間は休日や平日帰宅後の限られた時間でした。そのため、家族の理解と全面的なバックアップのおかげで、学生生活が成り立っていました。やるべきこと、やりたいことを含めてマルチタスクが常態化する中で、オン・オフともにやらないことを決めるトレーニングの連続でした。趣味や友人との余暇など自分の中で削れるものは削りまくった2年間でした。また、すき間学習のためのデジタル投資も有効でした。通勤時間はモバイル視聴や発言に目を通すチャンスでしたし、新聞書籍は電子版へ、調べものはクラウドへ、など遅ればせながらITリテラシーも向上したかもしれません。
BBT大学(学部)の一年次に行ったのですが、できるだけ多くの講義をとって、量をこなすことで、自身にプレッシャーを科し、時間管理を強制的に上手く出来るようにしました。結果的に、夜は、講義を見たり、発言の下書きをするなどし、頭がスッキリしている早朝に積極的に発言や課題を投稿することで、バランスを取る事が出来ました。
入学当時、インドネシアで130名の部下をマネージしていました。出張も多く、正直多忙な毎日で、食事をするときも出張等の移動の時も常に講義映像を見たり課題図書を読むなど、空き時間は全てBBTの学びの時間に充てていました。その姿を部下が見ていてくれていたためか、彼らの間で自然と新しい何かを学ぶ文化が醸成されていったの同時に、自立心が芽生えたせいか彼らの「相談」が「提案」に変わっていきました。結果として部下との対話の時間は短縮化されたものの、より濃厚な議論が展開できるようになり実績にも繋っていきました。学びの時間が確保できたのは優秀な部下たちに助けられたおかげで、真っ先にMBA取得の報告をしました。
正直、バランスはあまり取れていなかったと思います。しかし、時間がたっぷりあったとしたらもっと成果が上がっていたかというと恐らくそれは難しく、制約のある時間の範囲内できちんと取り組むようにすることで、逆に集中して取り組むことができました。