仕事・実践においては、問題解決の場面の連続です。そのため問題発見・解決力が求められてくるのですが、ここでBBT大学院で数多く取り組んだケーススタディにて培ったモノの見方・捉え方、分析手法、解決手段のバリエーションが活きてきています。
私の所属する部署では、取引先との与信管理を行っているため、与信管理に関する企業分析に対し、BBTの学びはとても役立っている。またBPR業務に関しては、働き方改革業界の動向や、働き方改革のトップランナー企業の動向を探ったり、自社の問題点や課題と照らし合わせ、自社をどうデザインするか、というビジョン創造について有益と感じる。
戦略と組織は車の両輪であり、戦略論とともに組織やリーダーシップについて多く学びました。その中で、リーダーの共通点は「人よりよく考えていることだ」という教授の言葉がありましたが、よく考え、議論した結果、「管理者」ではない「リーダー」に近づけたのではないかと思います。それまで自分がリーダーシップとも言えないと悩んでいた自身のスタイルも、サーバントリーダーシップという状況によっては有効なリーダーシップであったことがわかり、今ではメンバーの能力・意欲が十分にある場合は、「前に立って引っ張らない」「邪魔しない」リーダーシップスタイルを意識的に採って、人と組織のパフォーマンスを高めています。
トップマネジメント目線に近いところで戦略案を考えられるようになり、自信をもって提言できるようになったと実感しています。また、知識が付いた為、アカウントやファイナンス部門とも対等レベルで議論することができるようになりました。また、人が話した情報をそのまま鵜呑みにせず、ファクト(事実)を集める癖がついたり、少ない情報の中でも情報を加工することによって新たな仮説を生み出す事もできるようになりました。人が説明していることを、要は何なのか纏められるようになったことは大きな進歩だと思います。
学んだことを今すぐ活かせる仕事環境ではありませんが、これからその環境を作り、会社を評価したり、新たに事業をしていく上で、BBT大学院で学んだことをフル活用し成果を出していきたいと思います。
BBT大学院で学んだ経営全般の知識、論理的思考などが現在のコンサルタントの業務に非常に役立っています。様々なプロジェクトを担当するためには、プロジェクト毎に短い時間にインプットして、論理的思考等を駆使してクライアントにアウトプットするというサイクルを高速で回すことが求められます。そのサイクルを回す上で、BBTで学んだことがダイレクトにコンサルタントとして仕事をする上で役立っています。
何か問題が起こった時に、どう解決していけばいいか、問題の分析手法が分かり、多くの問題を解決出来る様になりました。また、エアキャンパスでのディスカッションを通じて身につけた、他人への伝え方のスキルを活かしています。職場でのディスカッションでも、物怖じせずに発言できる様になりました。
毎週毎週多くの課題をこなしながら、2年を通じて自らのキャパシティーがストレッチされていきました。それは、やがて自らの作業時間を見積もることができるようになり、限られた時間の中でも、物事を冷静に俯瞰し、優先順位と手順を定め、やるべきことに時間を配分することができるようになったと思います。これまでは時間が無くなってくると、ショートカットし、投げやりな対応をしてきましたが、最後まで踏ん張れるようになったのではないかと思います。
いろいろなシーンで活かされていると感じますが、具体的には下記のようなことが各場面で効いてきています。
・何事もFACTベースで物事を考えられるようになった。
・物事をグローバルな視点から考えられるようになった。
・世界経済のニュースを自分ごととして捉えられるようになった。
・マルチタスク処理能力、及びタイムマネジメント力の飛躍的に向上した。
・継続学習を難なく習慣化できるようになった。
これらは全て習慣に関する変化ですが、習慣を抜本的に変えられたということの意味はとても大きいと考えています。今後の24時間/365日を古いOSで闘うのか、最新のOSで闘うのか。それ次第で同じインプットをしていても、アウトプットの差は複利的に広がっていくと確信しています。
BBTで学んだ2年間を通して、よく耳にしたのが、仕事をするという事は社会貢献をする事であり、その対価として報酬を受け取っている、という考え方です。自分は営業成績を上げる事を仕事の意義として取り組んでいたところがあり、これでは経営者目線としてはダメだと考えさせられました。自分は何のために存在しているのか、社会にできる価値は何か、それを問い続けながら仕事に取り組むようになりましたし、部下や周囲にもそういう事を言うようになりました。その一方で、問題解決力も上がったと思います。論理的思考によりフレームワークが自然と頭に浮かぶようになり、議論が行き詰った時や、真の課題を抽出するときなど役に立っています。