戦略立案の場面において、BBT大学院の入学前には、何となく設定していた課題・解決策を、学びを通して論理的に設定することが出来るようになりました。更に、経営トップの立場に立って、会社の方向性も理解出来るようになり、主体的に考えることも出来るようになりました。自分の考え方に自信を持てるようになったことがとても嬉しいです。
BBT大学院では単にノウハウを教えるではなく、考え方を繰り返し訓練することに重点が置かれているので、学んだことは次の日からでも仕事に活かせると感じました。時間を必ず区切っての情報収集、論点整理、説得力あるプレゼン資料作成、議論の展開などは即効性があると思います。また自分がこれまであまり関心が無かったり、情報に触れる機会が少なかった業界の情報も、講義やクラスメートから得られるので、仕事をする上での新しいアイデア出しに役立ちました。
そもそも入学前ではやることのできなかった企業価値算定や会計・決算説明などをやれるようになり、仕事の幅が広がりました。また、組織論やリーダーシップ論を通じて、自分自身を見つめなおす時間が取れ、コミュニケーションが円滑になったとも感じています。このようなスキルによる成長実感に加えて、仕事と学習の両立というハードスケジュールを経験したことで、時間の使い方が効率的になりました。1日の予定を立て、隙間時間があれば有効に利用するなど、漫然と過ごす時間が無くなり質の高い仕事をより多くできるようになりました。
表面的な事象や情報に踊らされるのではなく、その根っこにある「本質的問題は何か?」ということを常に意識するようになりました。課題にぶつかった時、キーマンと交渉する時、新しいチャレンジをする時、本質的問題を導き出す力は「武器」になります。これからの練馬区の未来をつくるにあたっても必ず活きてくる力だと思っています。
会計事務所のクライアントやクライアントが採用している専門家と議論することがありますが、そういった場面でファクトに基づいた発言をするようになりました。相手が事実に基づかない推測による発言をしたことに対しては根拠を確認するようにしました。さらに議論の前提条件を確認して議論をするようになり、これまで感情的な議論もしたことはありましたが、次第に感情的にはならなくなりました。
仕事でも、プライベートでも話し相手の意図することが、短時間で把握できるようになったと思います。入学前は相手の話は聞くものの、論理的かつ自分の言葉で相手の意図することを確認するのが苦手でした。BBT大学院で培ったディスカッション力が日々のコミュニケーション力をも改善できたのだと思います。
どうしても日々の仕事に追われてしまうと、末端の小さな問題に目がとられてしまいがちです。Factを理解することは大切ですが、そこから本質的な問題が何かまでを整理・把握すること。大学院の学びがあったことで、日々の仕事においても意識するようになったと考えます。
現在の業務の課題として、既存業務の効率化、新規クライアントとのスキーム確立、改善が常に存在しますが、常に本質的課題、打ち手を考えながら現場に臨むことができるようになったと感じます。議論の際にも常にピラミッド構造、図解構造を頭に思い描き、事前知識のない他者に説明するという視点で話を組み立てるということを実践しています。
BBT大学院での学びはFact(事実)ベースに物事を考えていきます。毎日会社で話すことも、テレビで目にする情報も「それって本当に事実なの?」と少し離れた目線で情報を客観視する癖がつきました。社長が言ったから疑わず妄信する、が以前の自分だったのですが、社長がとらえているのは事実ではないのではないか?その情報は全体の一部分で隠れた事実があるのではないか?と息を吸って吐くように自然に情報を整理できるようになってきました。これが実践で日々活かされている事です。
物事を対処するにあたって、自分の頭で考えて行動する習慣を身に付けられたことが役立っています。複雑であるとか、従来通りの手法があるとか、分からない事があったとしても、思考停止して作業するのではなく、一つ一つ確認しながら情報収集して、収集した情報を整理して、不足している情報を更に集めて、5W1Hを明確にしながら課題を突き止めて、対策を決めて実行する。そんな意思決定を常に繰り返した事で、何かしら問題が発生した場合にも的確に効率的に解決できるようになる基礎力がついたと感じています。更に実務の中で工夫しながら応用することで、それを維持向上していることを自覚します。