私は、財務・ファイナンス等金融の専門性を高め、長い間プレーヤー的な職務に従事していました。また、過去に海外勤務に従事していた際に、海外では、金融の専門性だけではなく、MBAで経営全般について理解しているビジネスマンが多いことを実感していました。
日本の金融機関もグローバル化をすすめており、今後グローバルでビジネスをしていく上で、専門性だけではなく、グローバルの視点から経営全般のスキルを高めることは必要不可欠と考え、MBA取得を検討しました。
1.ドイツ・ベルギーでの海外駐在経験で、自分のキャリアの中でもコアになるような経営に関する知識を積むことができたと考えていましたが、その知識は実務経験や独学で得たものであったため、それらの成否や抜け漏れが分かりませんでした。そのため、MBAコースでの学びを得ることで、経営知識を体系化・深化させ、社内外に通用するレベルに昇華させたいと思っていました。
2.グローバルリーダーシップ養成を意図したグローバリゼーション専攻を受講することで、今まで培ってきた海外での経験をさらにレベルアップして確固たるコアコンピテンツにしたいと思いました。今後、特にグローバルな経営に携わる者にとってMBAはビジネス共通言語と考えていました。
3.異業種、異職種、バックグラウンドの違う受講者の方々と意見をぶつけ合い、議論したいと思っていました。特に、「グローバル化」と「その中で日本人がどうやって活躍するか」というテーマについて考えることは当時の私の興味でした。
シリコンバレーは、超高学歴の人たちが世界中から集まってきています。日本一、台湾一、中国一という大学出身の人たち、大学院卒、博士号の人たちに囲まれ、USCPAの資格を取得後、私にとってMBAは最低限必要な学歴でした。
お客様の潜在課題を発掘し、新規事業を企画するというミッションを得て、テーマは決めたものの、自分が何のメソッドも持っていないことに気づき、愕然。検索したところ、インターネットで学べる大学院があり、即入ることにしました。
測定機器にもお客様の用途、ニーズに合わせて流行廃りがあります。直接、装置の販売を担当する仕事ではなかったのですが、自分の仕事の将来を考えたときに10年後、20年後、自分は同じ仕事をしているか、同じ仕事があるのかと考えたときに不安になり、社会の流れ、会社の動きを学びたいと思い、勉強できる場所を探し始めました。
また、仕事も遅くまで残業して頑張っていましたが、1人で頑張り過ぎていたためか周りとぶつかることも多く、30代になってもこれではマズいと思い、何か解決方法を探し始めました。
プロスポーツチームの従業員規模は50人~100人程度と、知名度や世の中の注目度に比べて非常に小さい組織です。そのような組織において、近年アメリカでMBAを取得した方がジョインして組織を劇的に変革していく実例を何度か目にしました。そのような”背広を着たスタープレーヤー”への憧れがMBA取得を志したきっかけです。
起業して25年、50歳を目前に経営者としてパワーアップする必要性を日々痛感するとともに、(会社の成長とともに年々優秀な人材が集まる中で)優秀な幹部たちが思う存分采配を振るうのを支える見識を身につけなくてはならないと考えていました。
ベトナムのプログラマーは自分よりもスキルが高いのに日本人の5分の1の給与。
日本から海外へ仕事が流れた場合を考えると、将来的に自分の仕事が無くなるのではないかと心配しました。
また、40代・50代になったときに現役のプログラマーをしている自分が想像できず、マネージメントなどのスキルの必要性を感じました。
そのため技術力以外でも自分のスキルを持つ必要があると考え、MBAの取得を決めました。
リーマンショックや中国・韓国勢の台頭により、ほとんどの電機メーカーが業績不振に陥ったときに、自分が所属していた組織でも業績不振による早期退職者募集がありました。自分は年齢や職種の面で対象ではなく希望もできませんでしたが、お世話になった諸先輩方が早期退職で辞めていかれるのを目の当たりにしました。もし自分が同じように早期退職することになったと考えたときに、他の会社でもやっていけるスキルが自分には無いことに気づきました。そして、経営を体系的に学ぶことが必要ではないかと考え、MBA取得を決めました。
2012年に8か月間のオーストラリア長期出張を経験し、日本の文化・商習慣、コマツ(日本)では当たり前だと考えていたモノ作り思想、阿吽の呼吸で成り立っていたコミュニケーションなど、日本では当たり前だと考えていたことが通用しない世界を経験しました。その中で、様々な国から集まったグローバルなメンバーで、多様性を理解しながら仕事を行うことの難しさと楽しさを知り、グローバルに通用するコミュニケーション能力、そして共通言語となるロジカルシンキングやマネジメントスキルを学びたいと考え、グローバリゼーション専攻を志望しました。