当時は社内最大のセクションの課長職で、毎週末出勤するような状況でした。管理職といってもプレイングマネージャーであり、自分の力では余るほどの仕事と管理量だったと思います。それでも必死にやっていました。しかし、人事異動をきっかけに、規模は3分の1の若手ばかりのセクションに異動になり、商圏も売り上げも無くなりましたが時間ができました。そこで、これまで考えることの重要性は感じていたものの、できていなかった論理的、体系的なビジネスの総括をしようと思い立ちMBAを取得することに決めました。
治療院経営者の目線ではとてもではないが100億円の企業を想像する知識が無かった。これを埋め合わせるには大きな変革が必要であり、考えついたのがMBA取得であった。大企業のプロ経営者がMBAを取得している事を知っていたので、帰納的に考え同じ過程で学ぶ必要があると考えました。
配属された新しい組織で新規分野へのアプローチを行うにあたり、限られた資源と時間・これまでの業務の中で蓄積してきた知識だけで先行する他社との競争に勝ち、自社の足場を築いていくことの難しさを感じました。
そこで与えられたチャンスを生かすために経済・経営・問題解決について体系的に学び、自社提案の武器にしたいと考え入学を決意しました。
ある程度成長した(≒と思い込んでいた)社会人4年目の夏、他部署の部長との打ち合わせがきっかけになりました。社会人として成長した気になっていたが、それはただ単に「自社内」の「人事」として、だけでした。広く共通の「ビジネスマンとして」は未だ未だクソみたいなものだと痛感したとともに、このまま人事として普通に業務に取り組んでいては状況は変わらない、と思いました。
「広く一般のビジネススキル」を身に付けるにはどうするか?真っ先に思い浮かんだのは、MBAでした。というか、MBAしか思い付きませんでした。でも、仕事は本気でやりたいから、夜に定期的に通うなんて無理だな、、、と思っていたら、たまたまBBT大学院を見つけ、「オンラインでいつでもどこでも」という思想だと知り、すぐに説明会を予約しました。
年齢が40代半ばになり仕事上で経営ノウハウの必要性を感じていました。また妻が先にMBAを取得しており、彼女の上昇志向や価値観の影響も大きかったと思います。先ず単科生として受講を開始、その後2013年秋に本科へ入学しました。
もともと経営に興味があり、ビジネス書は好んで読んでいました。以前、大前学長の本を読んで戦略的思考や、問題解決能力をもっと身につけたいと思ったこともありました。私の場合、海外勤務という状況に置かれ、このままでいいのか?と自問自答する中で、今いる会社で更なる昇進・昇給をするためには経営学をきちんと学び、形としてMBAが修得できれば、自分のためにもなり、また、今いる会社にももっと貢献できるのではないかと考えました。
小さな組織であっても「経営者になりたい」ということが動機でした。漠然とではあるけど、そのことを達成するためには、MBAが必要なのではないかと考えていました。大学院に入る前はある程度の業務に対する自信がありました。具体的には自分の職場では「与えられたデータから言えることは何か」、あとはうまくプレゼンテーションすれば、社内の慣習や人間関係に基づいて、仕事を前進させられれば良い。そのような環境から外に出て、業種も年齢も異なる仲間と「他流試合」をしたいと思うようになりました。そのことで自らを鍛えていけば、自分の目標が実現していくのではないかと考えて、MBA取得を決意しました。
私は、財務・ファイナンス等金融の専門性を高め、長い間プレーヤー的な職務に従事していました。また、過去に海外勤務に従事していた際に、海外では、金融の専門性だけではなく、MBAで経営全般について理解しているビジネスマンが多いことを実感していました。
日本の金融機関もグローバル化をすすめており、今後グローバルでビジネスをしていく上で、専門性だけではなく、グローバルの視点から経営全般のスキルを高めることは必要不可欠と考え、MBA取得を検討しました。
1.ドイツ・ベルギーでの海外駐在経験で、自分のキャリアの中でもコアになるような経営に関する知識を積むことができたと考えていましたが、その知識は実務経験や独学で得たものであったため、それらの成否や抜け漏れが分かりませんでした。そのため、MBAコースでの学びを得ることで、経営知識を体系化・深化させ、社内外に通用するレベルに昇華させたいと思っていました。
2.グローバルリーダーシップ養成を意図したグローバリゼーション専攻を受講することで、今まで培ってきた海外での経験をさらにレベルアップして確固たるコアコンピテンツにしたいと思いました。今後、特にグローバルな経営に携わる者にとってMBAはビジネス共通言語と考えていました。
3.異業種、異職種、バックグラウンドの違う受講者の方々と意見をぶつけ合い、議論したいと思っていました。特に、「グローバル化」と「その中で日本人がどうやって活躍するか」というテーマについて考えることは当時の私の興味でした。
シリコンバレーは、超高学歴の人たちが世界中から集まってきています。日本一、台湾一、中国一という大学出身の人たち、大学院卒、博士号の人たちに囲まれ、USCPAの資格を取得後、私にとってMBAは最低限必要な学歴でした。