2012年に8か月間のオーストラリア長期出張を経験し、日本の文化・商習慣、コマツ(日本)では当たり前だと考えていたモノ作り思想、阿吽の呼吸で成り立っていたコミュニケーションなど、日本では当たり前だと考えていたことが通用しない世界を経験しました。その中で、様々な国から集まったグローバルなメンバーで、多様性を理解しながら仕事を行うことの難しさと楽しさを知り、グローバルに通用するコミュニケーション能力、そして共通言語となるロジカルシンキングやマネジメントスキルを学びたいと考え、グローバリゼーション専攻を志望しました。
以前の職場は官僚的組織であったため、自ら考え尽くすということなく、しばしば思考停止状態に陥ることがあったため、危機感を覚えました。「自らの置かれた職場環境に不平不満を述べていても何も変わらない。自身が変わらねばならない」という思いが強くなったのがきっかけです。正直なところ、その解決手段としてMBA自体に固執していたわけではありません。次の問いに対する回答と同様ですが、「知識を身につける」というよりはむしろ議論を介して「考える力を身につける」といった特徴を持っていたのが、MBAも取得できるBBT大学院だったというわけです。
成長をしたいと思い、ビジネス講義など単発のセミナーに参加していましたが、物足りなく、体系的に経営を学びたいと思いました。また、やりがいのある仕事が何か悩んでいたことも重なって、BBT大学院入学を決めました。MBA取得が理由ではありませんでした。
30代の頃、当時勤務していた企業でアメリカのMBAホルダーが数名いましたが、MBAホルダーは机上の空論が多いと感じており、実用的な修士だとは感じておらず、どちらかというとMBA反対派でした。その後、30代後半でカナダに在住することになり、日々の業務の中で、異文化を理解することが当面の課題になり、またたく間に時が過ぎ去りました。2013年の後半にたまたま、知人との会話の中で「これからはマスターぐらい持っていないと」と言われ、今後の事を真剣に考えていない自分に気がつきました。これからの約20年を真剣に考えないといけないと思い、一発奮起してMBAを取得しようと覚悟を決め、カナダ又は日本の大学院で、仕事をしながらでも取得できるという条件の元でリサーチを始めたところ大前学長が経営されるBBT大学院に出会い、説明会参加後に出願を決めました。
社会人として10年経ち、所属する会社や組織をより良い方向に導いていく力が自分には足りないことを日々の業務で感じていました。また、これまで出会ってきた大前学長の著書で語られている、世の中から今求められているビジネスマンの理想像に対して今の自分は大きくかけ離れ、新社会人の頃思い描いていた姿に成長できていないことに不安を感じました。BBT大学院でビジネスを1から学ぶことでこれからの仕事人生がより充実したものになってくればと願い、BBT大学院で学ぶをことを決めました。
自身の部門は本社から離れた事業所の形態であり、物理的にも業務的にも独立性の高い部署です。責任者を任されたものの、自由度が高いあまりに、自身のスキル不足を実感しました。そこで総合的にかつ実務に活かせる学びができるものとして探した結果、経営を学ぶのに最もMBAが適していると思ったからです。
もともと自分の課題として論理的思考や創造力が足りないと感じており、また入社以来同じ業務を担当していたことからも、このままではいけないとの思いを持っていました。しかしながら、自分に自信が無く、自分の得意なことも分からない状態であり、具体的に何をすれば良いか分からない状態でした。
そんな中、幸いにも私は営業として社外の方々と仕事をする機会が多かったので、そこで凄いと感じた人達は何故凄いのだろうかということを考え始めました。私が尊敬する方々は国籍や大学での専攻、職歴も違いますが、一つだけMBAホルダーであるということが共通していました。
徐々にMBAに対する憧れが強くなっていきました。また、特に海外の方は非常に論理的で、自らの専門業務に加えて経営者目線の考えや知識も持ち合わせていることもあり、MBAを取得すれば自分もそうなれる、自分に足りないものを少しでも補ってくれるのではないかと考えました。
30代半ばを迎え、自分の専門領域の知識は高まるものの、経営的な視点、特に財務力に関してはなかなか学習する機会が無かったため、体系的に学ぶことが必要だと感じていました。また独学で学習するよりも、共に学ぶ仲間と出会えることと、将来の選択肢(特に転職)が増えることに期待し、MBA取得を考えました。
正直言いますと、病院の事務長就任当初は「MBAなど不要」と思っていました。しかし、難問に直面していく中で、根本的な自身の知識の基礎力不足を痛感させられました。そこで、MBAについて改めて調査し、取得を考えるに至りました。
マーケティングの仕事を始めてから、経験だけで行うビジネスに違和感を覚え、限界を感じた為、経営を体系的に学びたい想いからMBA取得を考えました。狙いたいポジションの応募資格にはMBAホルダーである事が頻出されていましたので、思い通りのポジションを獲得し、キャリアアップを目指す為には、MBAは必須の武器なのだと当時漠然と思って入学しました。履歴書に記述する資格にとどまらず、実学としても必要となる知識を身に着けてこそ、ビジネスの場で戦略的に勝て、次なる自信に繋がっていくと思ったからです。従って、私の場合、入学時からトップでの卒業を目指して臨みました。女性やグローバルで活躍される方にとってポジションが高くなればなるほど、特に経営者の皆様と話をする際、MBAホルダーは一人前と見なされる事を、卒業して実感しています。第一線で戦う者にとって、MBAはビジネスを行う上では必須のアイテムであるといえます。