会社員を辞め、起業を想定しての入学であり、起業にあたって取引先に信頼されるだけの知識と情報を得たいと考えました。また、それまでの自分の専門分野や業界とは異なる分野でも取引先を拡大できるように、あらゆる分野の経営について勉強したいと考えました。
縮小傾向にある日本市場は限界が来ていて、世界市場を考えて仕事を進める機会が増えてきていました。
そのような中で、社内研修を通じて、語学としての英語だけではなく、欧米の経済だけではない、いうなれば全球化という意味でのグローバルの要諦を英語で学ぶ事に興味が沸いていました。
そんなときにBBT大学院を知り、遠隔学習で通学の必要もなく仕事を続けながら、学べることに魅力を感じ、入学しました。
グローバルで活躍できる日本人を目標に社会人になりましたが、これまでの自分が積み重ねてきた知識や経験に加えて、もっと幅広いスキルと経験を付ける必要があると実感してきました。これからもグローバルで勝負していくために、MBAを通してより高みを目指したいと考えて、MBA取得を決意しました。
同時にMBAはいつか勉強したいという願望もあり、挑戦せずにいたら必ず将来後悔すると思ったのも理由の一つです。
「先が見えない」というのは当時、将来が不安というメンタル的なものではなく、どちらかというと、このままやっていっても飯は食えるだろうけど、発展性はないなという程度の感覚でした。最初に取得を考えたのは、2010年頃だったと思います。その後、2012年に発展性のない仕事から抜け出すためには何が必要かを再考し、MBAを取得しようと思った次第です。仕様もないことなのですが、税理士でMBAホルダーがあまり居ないなということも取得しようと思った理由ではあります。
これまでは、目標とする先輩や上司また書物等から学んできましたが、それだけでは環境の変化が激しくなってきた自社の状況において、新しい価値を生み出すことが難しくなり、過去の経験から得られるものだけでは限界を感じ始めていました。そのため、自分自身の頭で考えられる力、そしてその考えたプランを実現させる力、それらを身につけようと思い、MBA取得を目指しました。
工場のエンジニアとして従事していた時に、新設計画がある工場の設計を担っていました。しかし、リーマンショックで計画はとん挫。技術的には何の問題もなかったのに、計画がとん挫した悔しさから、エンジニアとしてのスキルだけでは経営はうまくいかないことを実感しました。この時の体験が、「経営的なスキルが欲しい」という思いとなり、MBA取得を考えるきっかけとなりました。
自分自身の人生に掲げるビジョン実現のため、社会貢献ができるビジネスマンとして40代のうちに力をMAXまで引き上げたかった。
また市場が目まぐるしく変化し、答えがない荒波の中で、他者に依存することなく自らの力で、課題を解決、組織を経営していくレベルの実力を身につけたかったため。
きっかけは斎藤先生の『問題発見思考』を単科生として受講した事からでした。技術屋時代では、比較的系統だったスタイルで愚直に検討を行えばそれなりの成果を得る事ができていました。しかし新規事業の立ち上げでは社内外の敵味方からの課題、時には理不尽な要求に対面する事も多く、インターネットで斎藤先生の動画をみて「自分に必要なスキルはこれだ!」と思いました。単科を受講中に本科生と一緒にディスカッションしながら、「仲間と一緒に勉強して成長したい」と思い、本科への入学を決意しました。正直入学時にはMBAの取得にはあまり興味はありませんでした。
新卒として現在の会社に入社し、初任配属は比較的多忙な現場でした。入社2年目頃までは、実務を日々こなすことで精一杯でしたが、徐々に仕事に慣れ、自身の総合職としての役割の在り方や、物流現場の改善に強い思いを抱きました。その反面、自身のスキルやマインドセットでは、実現は難しいと考え、大学院への入学を決意しました。
今考えれば、ロジスティクスやSCMを専攻するという道もあったと思いますが、その当時からの考えとして、日々の改善では抜本的な解決に至らないのではないかと考えていたため、より企業経営活動を包括的に学ぶことができるMBAを取得することを考えました。
第一子を妊娠した頃はまだスタッフ職でした。社内を見渡しても管理職の女性は独身の方ばかりで、子供を産んで育児休業を取得することがキャリア・ブレイクのように感じました。子供が生まれても、男性は休業しなくても済むのに、女性は物理的に休業を取得することになる。男女の能力に差がないのに、休業したことで昇格などが遅れるのではないかと、ネガティブな気持ちになりました。そこで、第一子、第二子の育児休業中に、社労士やキャリアカウンセラーの勉強をし資格を取りました。
そして、第三子を妊娠した頃、上司や役員に様々な企画を出すも採用してもらえないことが続きました。アイディアや着眼点はいいはずなのに、説得することができない自分にもどかしさを感じ、論理的思考やマーケティング・分析などを含め体系的に経営学を学び、自分のやりたいことを実現する力を身につけたいと思ったのが、MBAを目指そうと思ったきっかけです。