入学当時に勤務していた国内中堅電機メーカーは、業績不振が長らく続いていた会社でしたので、経営破綻の危機を常に感じていました。仮に会社が無くなり、自分自身新たな勤務先を探さねばならなくなったときのことを想像しながら自分にはどんなキャリアがあるのかを棚卸ししました。自分自身はプロジェクトマネジメントの資格を有しており、また実務的にもそこそこ自信はあったのですが、他社で通じるか?将来を見たときにこのままでよいのか?もっとやりたいことは無いのか?と考え、経営の最高峰資格であるMBAにチャレンジしてみたいと思うようになりました。 また自分は大卒では無いこともあり、前の会社で学歴で嫌な思いをしたことも多々ありました。そのため、学歴が足を引っ張ることのない世界を夢見ていたことも背景にありました。
私がBBT大学院の説明会に参加したのは、入社6年目の時、会社業務にも慣れ、自分なりの成長も感じつつあるタイミングでした。ただ一方で、システムエンジニアという範囲の中の知見だけでなく、より広い範囲で自分のための勉強がしたいと感じていた時でもありました。かねてより経営やより広い視野を持つことに興味を持っており、20代で新たなチャレンジをしたいと感じたこともあって、MBA取得を考えました。
大前学長の「プロフェッショナル」「考える技術」に感動し、ビジネスの世界で勝ち組になるなら超一流になろうと決意し入学を決めました。
自分の未来をさらに切り開きたいという想いで志願しました。ただし、MBAの取得自体へのこだわりは無く、BBTのMBAプログラム受講が目的でした。
コンサルタントとして仕事の幅を広げ、成長を加速していくためには何が必要かを考えていました。MBA取得前はシステムコンサルティング領域の仕事だったため、MBA取得を通じて活躍できる舞台を広げたいと考えたことがきっかけです。
2つのきっかけがありました。ひとつはBBT大学院に入学する約1年前にCSR部門に異動したことです。CSR(企業の社会的責任)をより良く果たすためには、企業がどのような機能やメカニズムで動いているのかなど、企業に対する全般的な理解を深める必要があると感じるようになりました。 もうひとつはBBT大学院入学の約半年前に、人材ビジネスに携わる知人と話をする機会があり、危機感を抱いたことです。当時の私は社会人になって約15年が経った頃で、普段の業務にはそれなりに対応することができていました。しかし、知人から他社で活躍する能力も意識も高い人たちの話を聞いて、「業務経験を中心とする現在の延長線上では、知人から聞いたような人たちのレベルに到達することは難しいだろう。」と痛感しました。
海外駐在員時代に、現地スタッフが積極的に自己啓発をしており、MBAの取得を目指している中国人の新しい知識を 吸収する姿勢を見て、自分自身のキャリアについて考えるようになりました。 また、現地法人でマネジメントを経験することで力不足を実感し、自分のキャリアには海外現地法人でのマネジメントの経験と、それに加えて経営を体系的に理解する知識が必要と考えてMBAを取得しようと思いました。
グループ企業に出向していた時分、自分の理想実現に必要とする幹とも云えるノウハウがこれまでの学習では身につかず、自分の将来に自信が持てないような心理状態にありました。 そして、社会の動向を見れば、会社も自分自身も大局的には不確実性に対処できなければ、生き残っていけないと考えていました。 そのため私は、当初リスクマネジメント分野を中心とするMBAを提供する欧州の大学院(通信)に進学する予定でしたが、行き着くところ自分自身が主役となり問題を解決することに繋がるスキルを磨けるMBAでなければ意味がないと考え、その分野で実績のあるMBAを学ぼうと方向転換しました。
35歳を過ぎた頃から、これまでの経験と知識だけでは対応が難しい企画立案を行うようになり、自分の問題解決能力、プレゼンテーション能力に限界を感じ始めていました。当時、独学で解決しようと様々な書籍を読みあさりましたが、時間がかかるうえ、成果を実感することができませんでした。そのため、限られた時間の中で密度の濃いインプットとアウトプットが可能であり、様々な経歴を持つ人材との議論を通じて視野を広げることができるMBA大学院が、自分にとって最適だと考えるようになりました。
自分のキャリアは経理部門からスタートしましたが、経理部門は予算・実績を管理するものの実際のビジネスは行いません。 赤字の会社に出向したとき、どうすれば黒字になるのかという打ち手がまったくわかりませんでした。 そこで、マーケティングや経営を学び、組織の利益を上げるためにはどのような方法があるのかということを学ぼうと考え、MBA取得を目指しました。