今のまま経営感覚、論理的思考力を備えることもなく、一介の担当者としてやっていくことで果たしてビジネスの世界で生き残っていけるのかという不安を大きく覚えたことです。具体的には、2003年に韓国駐在となり韓国顧客に対するFAEとして主に顧客の要求を聞きながら将来必要な製品仕様の提案を本社に行いました。しかし顧客の要求をしっかり聞き自信を持って本社に製品仕様の提案を行ったがうまく賛同が得られずうまく進まないことが多々ありました。賛同が得られなかったのは、なぜその仕様の製品が必要なのか、自社としてどのような戦略を持って顧客対応すべきかという論理的な分析・論理的な提案・説得が足りなかったからだと感じておりました。
学生時代よりキャリアアップ志向が強かったものの、経営についてはほとんど学んだことがなく、社会人になってからも常にチャンスを探していました。特に職務上も企業経営者と交わる機会が多く、経営者に少しでも近づきたいという想いも強かったのです。一度海外勤務時に海外のMBAに入学しものの、転勤で継続不能になった経験もあり、転勤でも問題が生じないBBT大学院を選びました。
当時、管理職に昇進したばかりで、業務へのアプローチも“事業経営”という一段高い視点から業務に携わることを求められるようになっていました。ですが自身にその業務に見合う知識や経験がなく、「戦えるようになるための学びの場」を求めていました。また、リーマンショック等社会に大きな局面変化が訪れていたことも契機となりました。今思うとMBA取得は自分が今後生きていく上での“軸探し”だったのかもしれません。
アメリカでは現地子会社の責任者を任されていましたので、経営者として経営戦略や人材育成、財務戦略などに幅広く関わっていました。アメリカという日本とは違う環境の中で、最終決断するのは自分になります。果たして自分の決断は正しいのか、戦略は間違っていないか、という自分自身との葛藤が常にありました。そんな中、会社の後輩からBBT大学院を勧められ、アメリカからでも問題なく受講できるオンライン学習が可能だと聞いて、自分の経営方法が正しいのか裏付けを得るために、始める決心をしました。
単純に自分の知識・能力不足を痛感したためです。 入学を検討した時期がちょうどコンサルティングファームに転職した時期で 他のコンサルタントと比較して自分は明らかに知識・能力が不足しておりました。
特に考える力のなさは致命的で、今思えば「考える」ということがどういうことなのか全く理解していませんでした。 単に覚えたものを吐き出すことしか知らなかった自分には「考える」ということができず 教科書に書かれている知識の範囲内の作業やマニュアル通りの作業しかこなせない状況でした。
なんとか「考える」力を身につけ 、自分のスキルや能力を高める手段はないか検討し探していたところ、MBAに出会いました。
当時の私は起業してみたいと漠然と思ってはいたものの、そもそも会社の仕組みはどうなっているのか、ベンチャーとはなんなのか、どのようにして新規事業計画を書いていくものなのか、など夢を実現するための知識や思考をもっておりませんでした。そんな中、経営者として必要な知識や思考方法を学ぶにはMBAが最適かと思い、取得することを決意いたしました。
OJTだけで自分がどの程度成長できるか不安でした。また、独学で勉強を試みたこともありましたが、何を勉強すべきかなどわからず挫折してました。そこで、体系的に経営を学ぶことができるMBAを検討しました。BBT大学院には、 学長(大前研一)の本を当時からよく読んでいたということもあり、この人からいろいろと学びたいと感じて入学を決めました。
所属していた事業がM&Aの上、別会社に譲渡されました。その時、私はただ会社が導く方に流されるだけで、今まで会社の全体構造も考えずにただ漠然と目の前の個人の目標を追いかけていただけだということに気がつきました。社会や会社全体を見通して、進むべき道をもう一度見直していきたいと感じたのがMBA取得のきっかけです。
コンサルティング部門に異動後、BBTの問題発見コースのおかげでなんとかスタートラインに立った感がありました。しかしその頃、クライアントである大企業の企画部門の方と話をしても相手からの話を聞く一方でまったく相手にされないことに自分の力の無さを痛感していました。SEとしてIT面しか知らない知識の偏りが問題であると感じました。そこで、彼らとせめて会話ができるようになるために経営全般を学び、実務の幅を広げられるMBAを取得しようと考えました。そして、BBT大学院へステップアップをすることを決意しました。
MBAという肩書きよりも、大前研一の考え方やビジネスの仕組みを学ぶことが目的でした。広告会社の商品はアイデアですから、一般的な会社の問題が実感としてわからないところがあります。広告や販売促進のキャンペーンは、企業の問題を解決するソリューションの一つに過ぎません。顧客となる企業の本質的な問題を理解できないと、適切なソリューションを提案することができないのではないかと考え、ビジネスを学ぼうと考えました。実務家が教授を務めるBBT大学院は、私にとっては理想的な学校でした。