強烈な時間のプレッシャーの中で、いかに講義内容を理解し、ディスカッションに取り組み、レポートを仕上げ、試験をパスするのか、そのやりくりがきつかったと思います。このような状況の中でクラスメートと切磋琢磨しながら学んだ4年間は、今振り返ってみると成長を日々実感できる極めて楽しい時間だったと感じています。
課題の提出が月曜日の朝10時と決まっていました(当時)。回答を一回書いても、見直すと改善点が出てきます。課題提出日は、ほぼ徹夜していました。そのままでは月曜日の昼過ぎに眠くなってしまうので昼休みにはネットカフェで20分くらい昼寝をして睡眠不足を解消し、午後の業務を開始。仕事のパフォーマンスは当然落とさないようにしましたね。
時間の捻出です。私の場合、特に文章を読むスピードが速くないので、書籍や情報を読みこなすのに時間がかかっていました。そのため、とても時間を確保するのに苦労しました。ただ、これも良いトレーニングとなり、情報を読み込み精査・分析・解釈する力とスピードはついたのではないかと思います。
一番苦労した点は、各授業において自分独自の解決策を捻り出さないといけない点でした。授業の発言において教科書に書いてあることをただ焼き直しただけの発言などをしていると、「それで君の考えは?」と教授からご指導があったりしました。自分の考え(できればクラスメートにも役立つ画期的なもの)を捻り出すのはなかなか大変です。と同時に非常に良い訓練となりました。
今ではWiFiが普及して通信環境が良くなりましたが、当時は海外出張に出ると2時間の講義を6時間かけて聞いたことがあるなど通信インフラの悪いところで苦労した記憶があります。当時はiPhoneやiPadなどでどこでも学習できるわけではなかったので、現在の受講生の方々がうらやましい限りです。
当時は中国との回線事情が悪く、動画がなかなか前へ進まず、通常よりかなり時間がとられました。途中から通信状況も改善されたのですが、一時はかなり悪かったのであきらめることも考えました。それに比べれば、私にとって授業における苦労は、とるに足らないものでした。 ※現在は中国でもインターネットがつながる環境であれば問題なくご受講いただけます。