各教科を学ぶ上で自分の目標を「単位の取得」に設定する場合と、「自分の納得いくまで理解すること」に設定した場合とでは学習に費やす時間が大きく違ってきます。やるからには後悔しないよう自分が納得いくまで学びたいと考えていましたが、時間的制約や自分自身への甘えがあり、納得いくまで勉強できなかった科目もありました。2年間を通じて自分に打ち勝ち、妥協することなく取り組んでいくことに一番苦労しました。
単位取得のためのレポート提出や試験はどれも多くの時間を要したので大変でした。ただし、基本的に課題発表や提出期限は予め決められていたのでうまくタイムマネジメントすることで乗り切ることができました。あの過密スケジュールをやり繰りした経験はとても貴重であったと感じています。
前述の通り、仕事や家族とのバランスでした。課題提出日が重なるときは徹夜の時もありました。また受講時期は子どもが生まれるなど家族イベントも非常に多く、どうしても両立することができない時もありました。そのなかでも家庭事情に応じてBBT大学院でサポートしていただいたので、卒業までたどりつけたのだと思います。
大学院2年目に下の子が産まれ、家の中が慌しくなっている時期に勉強を続けることが最も大変でした。ただでさえ、夜鳴きで寝不足気味であるのに加え、妻が下の子につきっきりになるため上の2歳児の面倒をみる必要があり、勉強の時間がなかなかとれません。妻が具合が悪くなったときは、ちょうど試験期間であったため、北海道から自分の母親に1週間東京に来てもらい子どもの面倒をみてもらいました。無事卒業できたときには、家族で喜びを分かち合え、本当に嬉しかったです。
時間を創りだすことでした。平日にまとまった時間を勉強にあてるのは難しいので、細切れ時間でも学ぶ習慣をつけ、また、打ち合わせや出張の際は、移動中や待ち合わせまでの時間を活用するようにしました。
逆に、この点については在籍期限をフル活用したことが裏目となってしまった面もあるのですが、卒業までのモチベーションを持続させるのに苦労しました。 1年次終了時点で、講義内容とそのボリュームの多さから消化不良を起こしていると感じたため、2年次からは自分のペースで講義を選択しながら学んでいく方針に切り替えたのですが、時間をかけてじっくりと学ぶことができた反面、結果的に多少間延びしてしまった感は否めませんでした。
ディスカッションに参加しないと単位がもらえないということで、論理的かつ簡潔に書く文章作成に最も苦しんだと思います。このような思考回路は初めてだったので慣れるまで相当のエネルギーを使いました。また、通勤時間が往復3時間、車での移動でした。そのため、講義を通勤中に受講する場合は、受講ボタンをその都度停車して押すなどしていました。さらに大好きなお酒(ビール)の量が激減したことも苦労というより寂しい思い出としてあります。
限られた時間の中で、勉強したいことにいかに取り組んでいくかが問題でした。同期生の中には、2年間で全ての科目を履修した強者がいますが、学びたい科目が多くある中でどれを選択し、うまく消化していくかが腕の見せ所かもしれません。
一番苦労したのは勉強時間をどうやって確保するかでした。特に最後の半年間は日本に帰国して遠距離通勤になったので、自宅で勉強に充てられる時間が短くなってしまいました。通勤時間に講義を視聴するようにするなど、何とか時間をやりくりして無事2年間で卒業することができました。
レポートの提出や試験が仕事の忙しい時期や出張と重なった時はきつかったです。また、一般の大学院のように春休み、夏休み等の長期の休みが年末年始の休み以外になかったので、タイムマネジメントと健康管理が大変でした。実際、1年次最後の試験を終えた直後に気が抜け、病気で一週間倒れていました。その後、反省し2年次では土曜日だけは一日(丸一日無理なときは半日)休みを絶対取るようになりました。