前職は90%の離職率という劣悪な環境であり、常に人事として退職面談を行うような毎日でした。そうした中、会社の費用や時間を使いMBA取得を試みた役員がいたのですが、結果的には言い訳をして1年で中退、会社の利益などを無駄にしました。また、私が入学しようとした際には、その役員から難易度が高く自分もリタイアしたからやめたほうが良いというような言葉がきっかけで、自分のお金・自分の時間で2年で卒業できれば、こうした企業の経営幹部を超えられるのではないかと考え、企業の経営者の姿勢を問い正すべく自分の人生をかけ挑戦をしました。
営業の仕事をするなかで、自分には不足しているスキルが多くあることに気付くようになりました。大学は経営学科を卒業しましたが、恥ずかしながら実務で使えるスキルはほとんど身に付けていませんでした。そこで学び直しを考えたのですが、キャリアアップも考えてMBAに挑戦することにしました。
外部の方々と対話している時に、自分のピントがズレている事に気付いた事がきっかけとなりました。同じ環境で働き続けると、会話する人も同じ人が多くなり、どうしても自分の専門分野を中心に視野が狭くなりがちで、このままでいいのかな?と自問自答するようになりました。それから、時代の流れのスピードは速く、社会との接点をより多く持つ事の大切さも感じるようになりました。そこで、自身の市場価値を高めるにはどうすべきかを改めて考えるようになり、当時は44歳でしたので最初で最後のチャンスと思いMBAへのチャレンジを決意しました。
長年の上司が定年退職を迎え、自分の将来について大きな分岐点を迎えるにあたり、選択肢を増やしたいと考え、MBA取得を考えました。大前研一学長が毎週放送する大前研一ライブは、世界のニュースをまとめており、世の中の動ぎをとらえるのにとても役立ちました。また、入学当初に大前学長が提唱されていたアイドルエコノミーもとても勉強になりました。実際、不動産投資を考えていた私は普通賃貸ではなく簡易宿所を行いインバウンド向けのゲストハウスとして運営するようになりました。本当は、医療の知識を用いた起業ができればと思っていますが、そう簡単ではありません。しかし、諦めることなく、今後も勉強を続けてチャンスを狙いたいと思っています。
ブランドマーケティングや営業企画など、比較的消費者に近い業務への経験はあったものの、経営管理や会計などの知識に課題意識がありました。また、従事している業務に関わらず、管理職として経営管理スキルを身につけておくべきと考えました。
過去、現在、未来を考えて、大きく3つの理由がありました。
①将来を考え、ビジネスの世界で生きていくための共通言語を習得した方がいいと思ったこと
②学生時代に起業した際、ビジネスマンと対等に会話することができず、資金調達に苦労したこと
③頭が良く、理路整然と「できない理由」を説明すことが得意な人たちと、真正面からぶつかること
この3つを達成するための手段としてMBA取得が最適だと考え、取得を決意しました。
2007年には国内最大級のソーシャル・ネットワーキングサービス『mixi』の全盛期にエンジニアのリーダーを努めていました。全国から集った選りすぐりの優秀なエンジニアをマネジメントしていく中、ユーザー視点に熱意を傾けていた現場エンジニアの思いを実現させていくためには、様々なステークホルダーと調整が必要であり、そのためには自身の成長が必須だと感じる機会が増えてきたためMBAの取得を考えました。
現在勤務している会社では、前職の経験を活かす事で、入学前には次長職になっていました。しかし、私は大学を卒業してからは飲食業でしか働いた事がありません。今後、大きな視野で意思決定をしていく立場になるにあたり、自身の知識や能力が非常に偏っている事に気づき、このままでは通用しない、そう考えるようになりました。自身が管理職として会社経営の一翼を担うにあたって、今までの経験に基づいた感覚だけではなく、経営の実務を学ぶことが必要だと感じた事がきっかけです。
成長する中国にある子会社という事で、赤字であっても、規模が成長していれば大目に見てもらえるという甘い環境が続いていました。自分では、「いつまでもこのような環境を続けていてはいけない」と危機感を感じていましたが、感覚と経験のみに頼っていたため、具体的にどうしたらよいのかという事が見つけられずにいました。こういった状況を打破するため、体系的な経営スキルが学べるMBAの取得を考えました。
日々の業務での経験や自己学習による知識修得だけでは、自分はこの先価値ある社会人として存在し続けることが出来るのかという漠然とした不安に駆られる毎日でした。そんな中で、MBAの中のいくつかの要素に興味が湧きました。私は、体系的なカリキュラムをスケジューリングされ、その学びの結果を単位取得という結果がでる形が、継続的に学ぶ上で合っていると感じました。