BBT大学院で学ぶ前は問題に対して本質的な部分を見抜く能力がありませんでした。現象として現れている事に対して対処で終わってしまったり、カイゼンのレベルで解決策を考える事しかできませんでした。BBT大学院で問題解決思考を2年かけてじっくり学んだおかげで発生している問題の本質的な部分へ辿り付くためにはどうしたら良いかを学ぶ事ができ、様々な場面で活かされています。
BBT大学院の課程をクリアする事で、MBAホルダーとしてだけでなく、しんどい2年間を仲間と共に乗り切った自信とネットワーク、思考から知識まですべてにおいてレベルアップできたと感じています。
RTOCSや問題解決思考などの必須講義は、事実や数字を自分で確かめて、自分のもつ能力や知識を最大限に使い切って、結論まで結び付けていくことの重要性を強く認識させてくれました。大袈裟ですが、自分の生き方、考え方を変えたように思います。
クラスメイトは、既に起業している人、大企業で重要なポストについている人、海外駐在し現地で活躍している人など、多種多様です。その環境下で授業をともにし、飲み会で接していると、多少の障壁があっても何とかなると思えるから不思議なのですが、現状維持でチャレンジしないことのほうがリスクが高いという考え方に私自身はマインドセットが変わりました。
これまでの人生では、国際情勢や政治経済のニュース含め、自身の興味やビジネスに関係しないニュースは聞き流しており、あまり関心を持っていませんでした。自身の視野は狭いままで、よってそこから生みだされる発想も小さいものでしかなかったと思います。
普段関心のない事柄に対して、自分の頭で考えること、そしてその考えを発信するのはとても難しいことです。事実に基づく内容でなければ説得力は得られないし、事実だけを述べていては新しいことを生み出すことはできません。
毎週の大前ライブで取り上げられるニュースを含めて何事にも興味を持ち、興味を持ったことは情報を収集し、その背景にあるものや社会への影響を自分の頭で考える癖をつけました。考えたことを発信するとクラスメイトから新たな意見を頂けるので、さらに深く考えることができました。
大学院を通じて、一生涯考え続ける大切さを理解できたと思います。
単なる目の前の知識の習得に甘んじることなく、背景や関連性、影響度など多面的に、大局的に考えたり、情報収集したりすることで、学ぶことのプラスの相乗効果を実感することが出来ました。とは言え、正直、上には上がいることも…。だからこそ、より学ぶことの必要性や大切さ、また、共に学ぶ仲間との議論による新たな気づきが、過ごす時間の濃度を高めているように感じます。
ある事柄に対して自分の意見を述べるのはとても難しいことに気がつきました。自分の頭で考えるためには、その事柄と関連する情報を収集し、因果関係などを踏まえながら整理する必要があるため時間と労力がかかります。自身を振り返ってみると、例えば、テレビで報道されていた内容をあたかも自分の考えであるかのように発言していました。今は、民放はほとんど見なくなりましたが、テレビや新聞などあらゆるメディアの報道を全て鵜呑みにすることはせず、自分の頭で整理する癖がついてきたように思います。また、これまでの人生で国家財政や外交などについて深く考えることがなかったのですが、日本だけではなく世界の国々がどのような政策を取っているのかなど国際情勢も意識するようになり、視野が広がったのは良かったと感じています。
知識量が増え視野が広がったことから、状況を鑑み、相手の言いたいことは何かを理解しながら、本質的問題までに辿り着く時間が早くなりました。 そして、どうしたら目の前の問題を解決できるのか、論理的に説明し実行する自信がつきました。入学前は、報道されるニュースを鵜呑みにしていましたが、そのニュースの真偽を見抜き、今後どうなるのか予測する癖がつきました。
仕事をしながらビジネススクールに通うためには、計画性及び選択と集中が必要となりますが、綿密にスケジュールを組んでもうまくいかないことも多々あります。そのような時、隙間時間を活用していかにリカバリーできるかと強く意識を持つことで、効率的な時間の使い方を学びました。またACを通じて、学生及びTAと議論を交わし、自身の思考プロセスを深掘りすることで、思考の粘着力向上に繋がったと思います。
学業、仕事、プライベート等3本の柱を効率よく回していたかといえば、なかなかできていなかったことは本音であります。ただ、入学前の時間管理の仕方から、卒業した今の身としては、入学前にどれほど無駄な時間の使い方をしていたのか実感しました。在学中は、必死に講義に取り組んでいて、無我夢中でした。終わってみるとなんとかなっていて、自身の時間に対する考え方、取り組み方によって、いくらでも工夫の仕方はあるのではいかと、改めて発見させられました。