仕事をしながらビジネススクールに通うためには、計画性及び選択と集中が必要となりますが、綿密にスケジュールを組んでもうまくいかないことも多々あります。そのような時、隙間時間を活用していかにリカバリーできるかと強く意識を持つことで、効率的な時間の使い方を学びました。またACを通じて、学生及びTAと議論を交わし、自身の思考プロセスを深掘りすることで、思考の粘着力向上に繋がったと思います。
学業、仕事、プライベート等3本の柱を効率よく回していたかといえば、なかなかできていなかったことは本音であります。ただ、入学前の時間管理の仕方から、卒業した今の身としては、入学前にどれほど無駄な時間の使い方をしていたのか実感しました。在学中は、必死に講義に取り組んでいて、無我夢中でした。終わってみるとなんとかなっていて、自身の時間に対する考え方、取り組み方によって、いくらでも工夫の仕方はあるのではいかと、改めて発見させられました。
BBT大学院のMBAカリキュラムは、経済や経営の視点だけでなく、技術・国際関係・政治・歴史・文化等の幅広い視点から、加速して変化していく「世界」を理解することを求められます。このため、自身の入学前の「国内経済・自身の属する業種中心の狭い考え方・視野」から、「グローバル経済・他業種への理解のみならず、上述した国際関係・政治・歴史・文化等の幅広い視点」から、問題を捉えるようになりました。特に、日本の危機的なプライマリーバランスへの対応・対策には、国民の一人として看過できないものと問題意識を持つまでになりました。
毎週結論を出す期限が決まっているRTOCSを始め、実践的かつ包括的に経営を学ぶことができましたので自分でも驚くほど成長できました。とにかくこの2年間は具体的な解決策までの道のりをロジカルに導き出す作業の繰り返しでしたので、体で覚えることができました。「○○企業の方向性を1週間で出して」と言われれば、BBT大学院の卒業生ならきっと自信を持って「こうなります!」と言えるのではないでしょうか。私にとって大きな変化はスピードをもってロジカルに具体策を導き出す力を身につけることができたことです。これは大前学長を始め、実践的な教授陣から学んだ大きな成果だと考えます。
仕事でもプライベートでも、それまでは自分の知らないことを話題にされると億劫になりがちでした。しかし人が口にすることは事実もあり、思い込みもあり、ハロー効果で解釈されていたりといろんな要素が混在しています。もちろん仕事では事実の占める割合が多いですが、そうでないものが少し混じっているだけで全体がおかしな方向に向かうことはあります。よってひたすら事実だけを拾い集め自分の頭の中で帰納的に考えをまとめ上げる癖がつきました。
また在学中は考え抜いて発言し、これをクラスメートと議論することで大きな刺激を受けて自分自身にエンジンがかかりました。これは独りで勉強してもモチベーションの点で長続きしないという問題への気づきとなり、仕事でもプライベートでも応用が効いています。
時間は誰しも同じ時間を与えられている。その時間をどう使うかが大事です。
ここで学んだ事は、これだけの量の講義を、どの時間でどう使うかをスケジュール化し、常にタイムマネジメントをすることに意識を集中させたことです。
その結果、仕事の業務スピードも効率を求める事により、早くなったと思います。
これからも、タイムマネジメントを意識した業務に取り組みたいと考えています。
BBT大学院での学びによって、経営の素晴らしさや事業を行うことの素晴らしさを学びました。入学前には考えもしなかったことですが、将来的には自らも起業して社会に役に立つ事業を持ちたいと素直に考えるようになりました。
テクニカルな知識や情報も多くの学びがありましたが、大きな変化としては、考え方の変化が大きく、自分の習慣にも影響を及ぼしていると思います。 ビジネスにおいては、できるだけ自分の思い込みを排除して、事実から論理的に考えることを重視できるようになったと思います。
また、生涯を通して自分の成長を追い求め、学び続けるというライフタイム・エンパワーメントのスタンスも自分にとってとても重要な影響をもたらしていると思います。 それと粘り強さも身についたのではないかと感じます。最初は自分でもそこまでできる訳がないと感じていた課題を、極限まで追い込まれた状態で、そこからあともう少し進む勇気、粘り強さで乗り越える経験は、実際の仕事の中でもそうそう出来る経験ではなく、とても自信につながった気がしています。
BBT大学院入学前は、日本の情勢ばかりに捕らわれていてグローバル化の時代であるのに世界全体で何が起きているのか把握していませんでした。BBTでの学びにより、現在起きている現象は世界とどの様に結びついて起こっているか理解できるようになったことは自身の大きな変化でした。
何事もチャレンジが大切であり、やればできるという自信がついたことです。
仕事をしながら一定の履修期間で今まで縁のない科目の授業単位を取得することは、非常に難解でした。
しかし、実行可能なタイムプランと取捨選択を行い、全力で取り組むことで難解なことも解決できるということを学びました。
また入学前と卒業後の物事を見る視点は大きく変化しており、特に大前学長の講義(RTOCSなど)は常に世界の動向を押さえているため、世界規模での視野、経営者としての視野の捉え方を2年間徹底的に学ぶことができました。目の前の自身の課題しか見えていなかった私にとって、世界規模で物事を見る訓練ができたのは最も大きな変化です。