自分が話すロジックに自信が持てるようになりました。まだまだ足りない視点やインプットもあると思っておりますが、自分が集めたFACTから作り出す結論へのロジックの組み立てに自信が持てると、どんなエキスパートにも自信を持って話ができるようになります。新たな視点をもらった時に、すぐに違う結論をロジカルに導き出せます。そうすると、新しい事を始めることに対しての不安がなくりました。
当初は全く経営の知識もなく、果たしてMBA取得などできるのか?という不安もありましたし、デザイン業務という専門性からもMBAをとったところで、どのように業務に活かせるのか?という気持ちもありました。しかし、この2年間一つも単位を落とさずに、やりきれたことは自分の中でも大きな自信となっていますし、やはりデザイン課題を解決するにも根っこにある企業の経営課題の理解なくしては、本質的なソリューションには辿りつかないと考えます。「とにかく行動する」、「人の話を傾聴する」、「自分の頭で判断する」ということをすれば、幾つになっても、何にでも挑戦できるという強い気持ちを持つことができたのは、財産だと思います。
どんなことでも経営者の視点で物事を考えるようになったことで、世の中の見方が随分変わりました。為替や株価の動き、規制緩和、地政学リスクなどが、どのような業界で影響を受けるのか、そういったことを常に意識するようになりました。世の中の流れを掴み、新たなビジネスチャンスを虎視眈々と狙っている自分が居ます。そういう意味では、入学前の自分と比較すると、視野の広さは各段に広がっているのが大きな変化として実感しています。
私は1人で考え込むタイプでしたが、BBT大学院のAir Campusでは様々な立場の方の意見を得ることができました。違った側面からの意見は自分1人では思いつかないアイデアを生み出すことができるのだと学びました。
自分の意見を持ち、他人と議論をしながらより良い結論に導く方法と、自分なりの結論を出して活動をすることができるようになったことが最大の変化だと思います。議論の中で、敢えて反対意見を述べて論を深める「devil’s advocate」といった手法や、factベースで考える方法は非常に効果的な方法で、実践的なやり方を身につけることができたと考えています。
BBT大学院での学びを通じて、自分が経営者であったらどのように判断するかという判断基準を、技術的な側面と、精神的な側面から持つことができるようになったと思います。また、戦略立案については、ファクトベースで判断する習性が身に着きました。
同期生は70人弱が入学し、そのうち2年での卒業は5割を切っています。2年で卒業するがどうかは個々人の計画や事情があるため、これ自体は問題ではありませんが、少なくともこの実績は如何にBBT大学院の卒業が難しいのかということを物語っています。今は卒業したばかりですが、やり切ったという充実感とともに、この厳しいカリキュラムを乗り越えたことはビジネスパーソンとして大きな自信につながります。入学当初に抱いていた自分が経営について知らないことが多いという不安が完全に払拭されたわけではありませんが、難題にも何とかかじりついて打ち手を見つけることのできる自信は付きました。また、一緒に「内なる自分」と戦ったクラスメートは戦友であり、一生付き合える仲間を得たことは最も大きな変化です。
RTOCSで社長になりきって課題に対する結論を出す訓練を積んだことにより、自社の課題に対する視点が大きく変わりました。
「最高責任者だったらこの課題をどう解決するか」という高い視座を持ち続けて、置かれた状況の中で適切な結論を見出していきたいと思います。
また、BBT大学院では自ら学びを深めるだけではなく、共に学んだクラスメイトや先生方をはじめ、アルムナイや在学生の皆様のネットワークを得ることができました。
この繋がりは、生涯に渡る財産になると確信しています。
入学前は無意識に自分の責任範囲を限定し、限定された視点の中で、限定された知識・経験の中で物事を思考・判断していました。BBT大学院で経営者の視点で物事を俯瞰して見る習慣がつき、市場や競合の状況と今後予測される変化、その中で自社がどの様な戦略を持つべきで、自部門と自分がどの様な行動をすべきかという視点で考える事ができる様になりました。
重要な意思決定を行う際、自らの意見を主張するだけではなく、相手の考えに耳を傾ける「傾聴力」とそれを確認する「質問する力」とのバランスを持って、最適解を導き出すような行動を取るようになりました。また進んで困難な目標にもチャレンジする気概を身につけることができたことも、私に取って大きな変化でした。