自分の人生を生きるのは自分であること、それを強く体感して実践する機会であったと思います。BBT大学院での各種授業において殆ど毎日のように常々求められる決断には、自律すること、意志を持つこと、行動すること、伝えることなど様々な側面があったことを思い出します。それらは要は、自分らしく生きることを肯定する、その軸に基づいているのではないかと感じています。もちろん周囲の環境や状況は否定しようがなく存在しています。しかしながら、その周りの世界をどのように認識するか、それには自らの軸が影響すると考えています。自らの軸を主体的に持つことができれば、周囲の環境や状況に対して積極的に関与できる、そんな希望とも楽観とも言える前向きな気持ちがあります。
MBAの学位そのものよりも、問題を解決していく思考法やいかにイノベーションを生み出すか、こういったことを考える力がついたことが大きいと感じます。これはビジネスではもちろんのこと、新規事業や起業にも大きな発想の源となることでしょう。
多くの起業家の方々の講義を受ける中で、人生を通して成し遂げたい事にチャレンジする事の重要性や面白さを学びました。(中々、これだけ多くの起業家の生の声が聞ける大学院も無いと思います。)また、学長からは「やりたい事は全部やれ!」、問題解決の講義からは、「全ての問題は解決出来る」事を学びました。その中で、自分の人生を振り返り、本当にやりたい事をやる、という考え方に変わりました。
大学院の授業では限られた時間の中で自分が考える最善の策をひねり出さなければならない状況が何度もあります。実際に行き詰まり諦めかけたことも何度もありましたが、最後まで諦めずに考え抜く癖が身に付きました。どのような状況に追い込まれても考え抜く精神的なタフさが身につくことにより大抵のことには動じなくなりました。
クラスメイトと出会い、中国やアメリカに企業訪問に行ったり自分たちで勉強会を企画したりと、一番の収穫は仲間との出会いだったと感じます。そして大学院での学びを得た事で社会の中での生きる力と考える力を身に付けることが出来ました。結果的に仕事や生活を客観的に捉えることが出来たり、いま何をするべきかを考えたりと学校生活で学んだことを実践するだけで周囲からは頼られるなど、一段上のステージに上がったという感じを受けています。入学するまではすごい人に会いたいなどと考えていましたが、今は多くのすごい方と出会い気づくことも多くありましたので今度は自分がすごい人になれるように行動して行きます。
幅広い人脈を築くことができたことと、RTOCSで多分野のケースに取り組んだことで、自分の視野が広がりました。また、多くの起業家の方々の講義から刺激を受け、私の人生観が変わりました。そして、卒業研究で新規事業計画に取り組んだこともあり、会社を退職し起業することになりました。
事業に責任をもって進めていくには、全体俯瞰の視点が大切である事を学び、またビジネスはスピード(タイミング)とボリュームである事も常日頃から考えるようになったと感じています。それらを考えながら、事業やビジネスの意義をしっかり捉え、チームに共有して進めていかないと誰も着いてこないと感じました。BBT大学院ではその基礎を学びましたので実業務で実践して結果を出していければと考えています。
BBT大学院で学ぶことで、世の中の見方がかわりましたし、物の考え方も変わるようになりました。また、今まではお給料をもらって満足していましたが、自分でお金を稼げるようになりたいと思うようになりました。また、実際に小さな事業も始めることができました。BBT大学院にいっていなければできなかったことだと思います。
大学を卒業してから、こうやって学びなおす機会はありませんでした。学長やクラスメイトに感化されながら、常に学ぼうとする姿勢は大変参考になりました。MBA取得後も、様々な分野や方法で学びを続けていこうと思っています。
以前は物事を考えるときは、何が一番効率的かということを主に考えていましたが、今持っている情報が何か、本質的な意味は何かを論理的に解釈し、最後にどの選択が一番自分らしいかを考えて判断をする余裕が生まれました。