経済学は好きなので本を読んで独自に学んでいたこともあり、比較的すんなり頭の中に入ってきましたが、人材のマネジメントや組織のマネジメントに関係する科目には苦労しました。先輩や同期からお薦めの本を教えてもらって勉強し、AirCampusでのディスカッションで理解を深めました。時間を多く費やすことでなんとかこなしたという程度で克服は出来ていないと思います。これからも学び続けることが大事だと考えています。
日系企業が長く、外資でもマーケティングではなく営業所属であった為、またB to Bの経験のみでB to Cの世界を知らず、マーケティングとはどんなものか、真っさらでしたが、勉強するのが楽しみでワクワクしていました。実際に履修を開始して、BOND-BBTでもBBT-GMBAでも(当時)、平久保教授のマーケティングを取りましたが、兎に角、話の面白い教授で、また奥様も会社経営をされている為、授業でもリアルな世界を常に意識させられました。授業はハードで、コトラーの電話帳のようなハードカバーを通勤電車の中で読むという、「筋トレ」を実施して、必死に授業やクラスメートとのグループワークについていくようにしました。
「コーポレート・ファイナンス」、「アカウンティング」など、それまで自分が業務として関わったことがない分野には苦労しました。発言をしないと単位も取れないのですが、土地勘がないためになかなか発言もできませんでした。そのような科目では積極的に質問をすることで克服しました。教授やTA(Teaching Assistant)はもちろん、クラスメートは様々な分野で活躍している方々なので、どんな科目でもその分野に精通した人がわかりやすく説明してくれました。
特に苦手な科目はありませんでしたが、グループワークのある科目に難しさを感じました。毎日顔を合わせている訳ではありませんし、顔を合わせたこともない人とネット上で作業をするので、意思の疎通に難点がありました。幸いに、もともとMBA取得を目的に集まった人達なので、皆モチベーションは持ち合わせていて、議論を重ねて考えの相違を調整していくという点さえクリアできれば問題はないわけですが。
数字に対して苦手意識のあった自分にとって「アカウンティング」は第一の大きな壁でした。しかし、マネジメントを考える上で会計は決して避けて通ることのできない道であると最初から覚悟をしていたので、最大限学ぶ覚悟で臨みました。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とは言いますが、とにかくAirCampus上以外でもわからないことはありとあらゆる人に質問をしてクリアにするようにしました。
まずは自社の有価証券報告書を常に持ち歩き、ボロボロになるまで何度も読み返し、書き込み、自社の経理担当者に日に何度もメールして質問をしました。選択科目の「M&Aと経営」を受講後には、自分が学んだことをより多面的な方向へと広げることができるように外部のM&Aセミナーに参加し専門的に業務を行っている人たちとのネットワークを作るようにしました。そのようにのめり込むことによって、結果的に一番苦手な科目は実は一番面白いのだと思うようになり、卒業後も学習を継続しています。
ファイナンスが唯一の苦手科目でした。但し、カリキュラムの内容が演習や小テストが適度にあり、演習や小テストを繰り返すことで理解が深まり苦手意識を克服することができました。NPVの重要性など最重要課題を中心に説明して頂けたので、今でもNPVの考え方を忘れずにいます。
高校の数学は受験科目ではないからということを理由に、敬遠していました。このことのツケが回ってきた!と思いましたが、裏を返せば、この機会に学びなおすことができると思って積極的に取り組むことにしました。それでも苦手であることには変わりがないため、何度も講義を聴き直しましたし、課題の書籍を何度も読み返しました。さらには疑問に思ったことを、この分野に強い同級生に遠慮なく聞きました。そのことで苦手科目を克服することができました。
最低限の簿記の知識はありましたが、そこから情報を読み取ることや感じ取る事が出来ずに苦労しました。クラスメートに薦められた本を読んだことで、”現在価値”や””将来価値”の理解が深まり、また授業でわからない部分は何度も見返し、課題を繰り返し解くことで、克服出来ました。財務情報を自分の知りたい切り口で、様々な角度から見ることができる様になったと感じています。
『M&Aと経営』は具体的な評価方法、『問題解決思考』はコングロマリット企業に対するSTPは未だに完全に習得できたとは思えません。『M&Aと経営』は専門性の高い科目ですが、企業の吸収合併だけでなく、企業価値の評価という意味で投資にも役立つ学問だと思います。『問題解決思考』はロジカルシンキングをはじめ、マーケティングや企業分析など、応用範囲の広い科目です。まだまだ自信を持てない分、これから随時深堀していきたいと考えています。
『コーポレート・ファイナンス』は今まで関わったこともなく、計算式も難しいので始めの頃はチンプンカンプンでした。
幸いクラスにファイナンスのスペシャリストがいらしたので、詳しくご説明いただくことができました。
クラスの同級生などに教えてもらえることができるのもBBT大学院の醍醐味だと思います。