仕事を調整してバランスを取ることは難しく、調整できるのはプライベートの時間でした。在学中は家族の理解を得て、週末は極力勉強を最優先にさせて頂きしました。勉強を自分のプライベートとして楽しむことができるか?家族の理解は得られるか?が大量のカリキュラムを消化していくには大切だと思います。また、制度として5年以内に卒業すればよいので長期で卒業を目指すこともお勧めします。また、単科生として数年学んだ後に本科生として入学し卒業を目指す方法も学費の支払いが分散されるなどのメリットがありスマートな方法だと思います。
私は通勤時間が往復3時間と長いので、通勤時間を主に講義の受講(視聴)や教科書、指定図書、参考図書等を読む時間に充てました。論文やグループワークのレポートのドラフト、ストーリー構成にも取り組みました。通勤時間が長いハンディキャップを反対に有効活用出来たことが良かったと思います。
週末は半分は勉強、半分は家族との時間に充てるようにしました。複数科目の試験や課題が重なった時は、家族に我慢して貰ったこともありました。
家族には2年間仕事と勉強で忙しい時期を過ごすことになることを説明した上で協力をお願いしました。そのかわり卒業できても出来なくても大学院在籍は2年間と決めていました。そのため初めから、3要素を器用にバランスさせようという気はあまりなく、限られた期間は仕事と勉強に集中し、自分の時間を全て使わせてもらいました。
家事や子ども達のサポートについては実家の母に随分とお世話になりました。時間は取れなくても愛情だけは注ごうと朝は窓から手を振って学校に送り出したり、スキンシップを大切にするようにしました。
また、その当時留学していた娘とはSkypeを通じてコミュニケーションを取ったり、私が学習してきたことで娘の進学や将来に役立つ情報を伝達するなどして、自分が取り組んでいることがどういったものなのか、どんな意味があるのかを理解してもらえるように努めました。また、試験時に体調を崩しては実力が発揮できないので体力維持のため早朝にジョギングを継続し、睡眠も極端に少なくならないようにしました。
やはり仕事は最優先。その上で、学習とプライベート両方を満足させるのは不可能と判断して プライベートを極力外し、学習時間に当てました。それでも学習は、土日祭日は勿論、朝方までかかることもしばしば。かなりハードでしたが、幸い2年で修了することができました。MBA取得は2年が期限ではありませんので、仕事・プライベートとバランスしていくには3年以上の期間で取得するということも選択肢だったと思います。
私の場合は、趣味を一時(2年間)中止させ、できるだけ無意味に遊ぶ時間は削減しました。ただし、スピード感のある方なら、仕事とプライベートを上手にクリアすることができると思いますので、仕事、家庭、プライベートのバランス配分は人それぞれで良いと思います。それに、無理して2年での卒業でなくても良いと思います。体(健康)や家庭、友人関係などを壊すようでは、BBTで学ぶ意味はなくなると思います。
講義を聴くだけで大学院の学びは終わりません。講義を聞いた感想はもちろん、その講義に対する課題や自分なりの考え方が求められます。その講義を乗り越えるために、どのくらいの時間が必要なのかということを家族と共有しました。もちろん、家族とのイベント時に勉強が忙しい時期もありましたが、私の夢や目標のために、今、BBT大学院が必要であるということも理解してもらうことに努めました。そのことで学習に時間を使うことを理解してもらえたと考えます。
2年の進級時に家族と相談し、”2年で卒業”する事を決意した後は、家族の同意のもと、学業を優先しました。その代わり、長期休暇(正月、GW、夏期休暇)は、家族(妻と二人の息子)で海外旅行に行ったり、とびっきり美味しいものを食べたり、少し贅沢に家族サービスをして補いました。家族とは十分に話し合い、方針をすり合わせることが大事だと思います。
入学当初はペースを掴めず、睡眠時間も家族との時間も確保できませんでした。勉強が進むにつれ(約2ヶ月程度でしょうか)、自分の議論自体が右往左往するような無駄が多く、時間管理にも無駄があることに気づきました。徐々に発言の精度を上げて時間管理も計画的にすることで無駄な時間が少なくなり、子供との時間、旅行などの家族サービスも確保できるようになりました。
私にとっては家族とのバランスが一番難しい問題でした。BBT大学院での学習を始めても仕事や生活は変わりませんので、もちろん通勤時間等、自分の時間を調整し学習時間を捻出する努力はしましたが、それだけでは十分ではなく、やはり最終的には家族との時間を削ることになりました。私は平日の夜と土日を主に学習時間に当てていましたが、土日の一部分は可能な限り家族との時間にするようにしたいと思いながら、実現できないことも多くありました。家族には本当に感謝しています。