学習に必要な体力と気力を維持することが学びだと思いました。2年で卒業を目指す場合は非常にストイックな生活を強いられるので、私は毎朝5時に起きて7時に会社に着き1時間勉強するなど何らかの犠牲を払うことで目標を達成することが出来ました。特に卒論は答えがなく自分の中から出てきたものが全てなので、そうしたものに向き合う気力と負けない精神力はいまでは大きな自信に繋がっています。
MBA全体を通して学んだ構想力を自身のフィールドで活かすには、ゼネラルな視点と専門性のバランスが肝だと思っています。ファクトベースの物差しとなる「外から見た自社」の観点は、あらゆる下支えになりますし、多種多様な企業の現状-問題点-課題抽出-方向性をSO Whatの思考で繰り返すトレーニングは、効率優先の日常業務においても、大きな目標と整合できているかを意識した長期的な視点にも有効です。そして、トライ&エラーを厭わずにまずはやってみるマインドセットに繋がったのではと思います。
BBT大学院の最大のメリットは、働きながら学べることです。学んだことを即実践(仕事)に活かせました。また、教授陣も実践経験豊富な方達ですので、ただの勉強というよりも、とても現場に近い内容を学ぶことができたので現場への転用も容易でした。
起業する前には、起業論(松本教授)、イノベーション(大前学長)の講義を何度も見直し、事業の構想、戦略の立案、事業計画に落とし込みました。また、RTOCSを通して何度も繰り返し鍛えられた「自力で最適解を導き出す力」が、実際の起業の現場で意思決定をする上でとても活かされています。
BBT-MBAの内容はそのまま自分の事務所の経営に活きています。顧客を獲得し、リピートさせる仕組みはマーケティングで、事務所の業績を測定し改善させるのはアカウンティングで、新しい商品を設計するのはイノベーションで学んだことが役立っています。それ以外の学びについても、自分がサービスを提供する際に役立っていると思います。
研究者の方とITエンジニアの方といった、異分野の専門家の間に入ってそれぞれの課題をそれぞれにわかる言葉で伝えたり、文字に起こすことで通訳ができる様になりました。それだけでなく、研究者とそのマネジメントをしている方と言った縦の関係で決裁権を持つ方に対して現場の意見をマネジメント視点でお話しすることも可能となりました。その結果、縦と横コミュニケーションを支える人として活動できています。
『問題発見思考』『問題解決思考』『現代の経営戦略』『マーケティング』などで学んだ内容を基に、中国市場向けの拡販を達成するために、包括的で実効性と効能のある戦略立案に携わっています。
日常業務において、様々な問題が発生しているが、その解決策を検討する際、可能な限りの事実情報を収集し、そのデータの意味するところを徹底的にチーム内で討議を実施し、本質的な問題を定義するようにしています。
現在の業務の課題として、既存業務の効率化、新規クライアントとのスキーム確立、改善が常に存在しますが、常に本質的課題、打ち手を考えながら現場に臨むことができるようになったと感じます。議論の際にも常にピラミッド構造、図解構造を頭に思い描き、事前知識のない他者に説明するという視点で話を組み立てるということを実践しています。
戦略立案の場面において、BBT大学院の入学前には、何となく設定していた課題・解決策を、学びを通して論理的に設定することが出来るようになりました。更に、経営トップの立場に立って、会社の方向性も理解出来るようになり、主体的に考えることも出来るようになりました。自分の考え方に自信を持てるようになったことがとても嬉しいです。