当初の予定通り2年で卒業できた事と、BBT大学院での学びを通して自分が納得して行動できるようになった事が大きな自信に繋がっています。
その自信も、根拠のない自信ではありません。仮に、問題があったとしても、それを解決するために、次に自分が何をするかが分かるようになったからです。物事を徹底的に考える事で、ある意味、楽観的に物事に対処できるようになりました。入学前の私はどちらかというと慎重な方だったので、自分の価値観が大きく変わったことに驚きました。
そのような変化は、私ひとりで為し得たことではなく、大学院で多くの仲間と出会い、励まし刺激し合えたからこそだと思っています。仲間がいたからこそ、自分の目線が上がり成長し続ける事ができました。仲間には非常に感謝していますし、私の一生の財産だと思っています。
一言で集約するなら、『自分で考えられるようになった』と言う点です。 新聞やマスコミの報道を鵜呑みにするのではなく、自分なりにFACTをつかみ、物事の本質を見抜く力がついたのではないでしょうか。 そして、一緒に行動してくれる仲間が得られた点が大きいと思います。当時の首相に皆で検証した結果をメールしたり、懐かしい思い出です。
多くの弁護士がBBT大学院で学んでいます。これからの弁護士などの「士(サムライ)業」は、経営に対する理解が必要だと思います。そして経営において最も大切なのは、顧客に対して価値を提供することだと思います。このBBT大学院で学んだことによって、法律知識だけによってではなく、広く企業経営者の未充足ニーズを満たすことができるようになったと思います。また、「問題解決」を学んだおかげで、クライアントがどのような課題を持ってきても、どうすれば業績が向上するかがわかるようになりました。
入学前は物事を考えるとき、後先を考えずに好きなことから手を付け、かえって手戻りをしたりと時間のロスが多くありました。今は全体像を考え、手順や全体にかかる時間配分を考えて計画的に動くことが以前よりできるようになりました。
経営知識の体系化・昇華、グローバルリーダーシップ研磨を目的にBBT大学院に入学しましたが、ここでの学びはMBA過程に留まらず、世界・国内の情勢から個々人の生きる姿勢への問いかけまでと幅広かったため、人生を豊かに生きる知恵や心構えを学び、その過程で自立した自分の軸が定まりました。業務への影響に関しては、『Global Leadership and Corporate Transformation』の会田教授の「リーダーシップにポジションは関係ない。その場、その時で発揮するもの。」という言葉を胸に、常に当事者意識を忘れずチームを引っ張るという意識変革ができました。
科学的な経営手法という知識を手に入れたことで、判断に自信が持てるようになりました。人は何をしてよいかわからない時、うろたえ、感情的になり、思考停止しますが、今は次に何をするべきかわかるようになったので、いつでも平常心で仕事をすることができます。また、問題解決者として生き続けるという運命を自覚するようになりました。一生勉強し、一生問題に解を見つけ続ける運命です。苦しいけれど、誇りが持てる生き方です。最後に仲間たちです。共通言語で話せる一生の仲間をBBTで何十人も得ることができました。大きな財産です。
MBAの取得前でも、僕はビジネス的なマインドを活用して社内ベンチャー企業を運営していました。MBAを取得することで、研究だけなくビジネス的な考え方も受け入れる人であることがわかりやすくなったのでしょうか、誤解を受けることが少なくなり僕自身に平安をもたらしました。また、それまでも大阪大学にて招へい准教授を兼任するなど教育との接点はありましたが、それはあくまで科学の研究が主でした。一方、MBAを取得してからのちは、東京工業大学の非常勤講師(社会と企業のあり方についての特別講義)を兼任するほか、各種のセミナーでビジネスについての講師をつとめる機会をいただくことも多く、より社会近いところで貢献できている気がします。自分がさまざまな方から受けた恩を、社会にお返しすることができて大変うれしく思っています。こうした変化は、ちょうどビジネスを系統だてて学び、その結果を得たことで始まったと思っています。
大前学長の講義で世界情勢の本質的問題を学んでいく中で非常に感銘を受けた事が、相手側の視点で物事を見るという点です。当たり前のようですが、これがなかなか出来ない。本質的問題は何かと突き進めて学ぶことで、いつの間にかそのような思考になっていきまいした。まだまだ未熟ですが。
名著『企業参謀』は、大前学長が20代後半に書いた本です。20代後半の青年がこんなにも難しい本が書けるものなのだろうかと、学長との才能の差を感じざるを得ませんでした。はじめはほとんど理解できませんでしたが、何十回も読んでいるとだんだんわかってくる部分が増えてきました。「参謀五戒」に述べられている、「戒一:参謀たるもの「イフ」に対する本能的恐れを捨てよ。」は最も大切な言葉だと思います。客観的に見ても当然勝つような戦いにおいてさえも、万が一の対応を怠らないこと。それが、戦いに必勝を期す方法だと思いました。日々の生活の中でそのようなことが実践できて、戦略は使えるようになるのだと思います。実戦においても、戦略を実行するためには、生き方そのものが試されているのだとわかりました。生き方そのものを再考させてくれた場所がBBT大学院です。
繰り返しになりますが、学長のおっしゃっている「やりたいことは全部やれ!」ということにこだわるようになり、それを実践するためにはどうすればいいかを具体的に考えるようになりました。ゴールに向けての最短距離は何かを具体的に考え、具体的行動に移すという習慣づけが出来るようになったと思います。