基本的にはオンラインでの学びのため、強制力が弱いです。そのため、仲の良い友人や上司からの遊びや飲み会の誘いなど、誘惑に負けてしまいがちです。負けても良いのですが、その場合は、どこかで時間を捻出しなくてはならず、結局しわ寄せが行きます。
いかに自分で時間をコントロールするか、そのコントロールをしようというモチベーションを維持するか、が最大の課題でした。
中国のインターネット通信事情は平時においても通信速度が遅いが、中国政府の検閲が強化されると、更に接続が難しくなります。最近は平時の通信速度が以前に比べて若干早くなってはいますが、いまだに遅く且つ不安定です。VPNなどを利用して個人的に対応するしかなく、BBT関連の番組はVPNを通せば大抵みることができます。ちなみにGoogleやTwitter、YouTubeなどはVPN無しでは視聴できません。LINEは携帯電話番号が中国の電話会社の場合はVPNを通してもほとんど利用できません。
私は寝起きがあまり良くないほうなので、早起きはあきらめ、夜中+土日で学習することにしました。ですので、平日は会社の行き帰りと土日で睡眠時間を確保し、平日は睡眠不足でした。日本との時差の関係で私が就寝する頃に日本のクラスメートが起きだしてAirCampusに投稿を始めるということも結構ありました。
多くの科目の課題が重なる時が最も苦労しました。寝る時間を短くしたり、移動時間はずっと学んでいました。それでもそれが習慣化できましたし、そのことで仕事も今まで以上に効率よく進めることを意識しました。さらにはいつまでに、どの課題を提出しなくてはならないのかということを整理することです。もちろん学校からのサポートもありましたが、学生同士が課題の提出期限を告知しあうことで、提出忘れをすることを防いでいました。
仕事、家族とのバランスもそうですが、大学院ではAirCampusでの議論のみならず、レポート・課題図書の読み込み等、非常に多くの課題に追われます。AirCampusの議論は、「いつでも、どこでも」できるのですが、裏を返せば「こだわるときりがない」ということでもあります。
仕事、家庭とのバランスのみならず、大学院のカリキュラムも限られた時間の中で、どこまでやるのか?というタイムマネジメントと、どう優先順位をつけるのかという優先順位づけに苦労しました。
大学院のカリキュラムだけではなく、現実の世界でもタイムマネジメントと優先順位づけの能力は向上したと思います。
通常業務に単純にオントップでBBT大学院での学びの時間を取っていたので、睡眠不足、PCに長時間向かうことで腰痛や肩のコリ、ストレスからくるアレルギー発症、運動不足による脂肪率アップなど、最後の半年は体調が万全でない中での取り組みとなりました。ジムで運動をするなど、解消法はあるものの時間がなさすぎました。健康があっての学びですので、これからMBAに挑戦される方にはくれぐれもご自愛頂きたいです。
ただでも忙しい会計事務所で働いておりましたので、繁忙期は週80時間は働いていた上、出張も多く、とにかく学ぶ時間を捻出することが最大の課題でした。移動時間やトイレに行く時間などに、課題や投稿のアイデアを考えるという毎日で、「常に考える」日々でした。空いている時間に一気に課題を仕上げたりしていたため、タイピングのし過ぎでけんしょう炎を患い、仕事や課題の締め切りに追われる毎日から、帯状疱疹も煩いました。半端なく忙しい毎日でした。
早朝と通勤時間をフル活用して時間は捻出しましたが、もっと勉強したいと思うときに、時間制限があるのは辛いときもありました。
ただし、限られた時間をどう活かすかという点でマネジメント力が高まりました。
慣れてしまえば、なんということはないことでしたが入学当初は仕事が残業続きだったことがあり、勉強のための時間を作るのに苦労しました。試行錯誤で続けていくうち、無駄な仕事を減らすことができ、仕事も早く終わるように。勉強も、どの時間帯が一番集中できるのかが分かってきたので、時間配分が出来るようになりました。
入学して一番衝撃を受けたのは同級生のレベルの高さでした。AirCampusは真剣勝負の場であり、大前学長も発言をチェックしています。入学当初は何を発言していいかわからずにPCの前で呆然としていました。「このままだと“発言イップス”になる・・・」と真剣に悩んだ結果、卒業を3年間に延ばしてひとつ1つの科目にかける時間を増やしました。すべてがオンラインのため、講義は何度も受講することができるし、ノートを取るために講義を一時停止することもできます。また、単位を落としさえしなければ3年目にかかる費用もシステム利用料のみ、と自分に合った学習スタイルを構築しやすいという点もBBT大学院ならではと感じました。