24時間の中からつきあいやお楽しみは排除することができても、ベンチャー企業の経営者なので膨大な仕事量をこなさねばならず、勉強の時間を捻出するのが大変でした。また時には中途半端な仕上がりのレポートを提出したり、課題図書を読み込めなかったり、すべての投稿に目を通せない時、もどかしい思いもありました。これは卒業した今、丁寧に時間をかけて学び直したいと思います。
IT関連の業務しか携わったことがないため、経営に関する講義は吸収するのが大変でした。
RTOCS(Real Time Online Case Study)はいろんな業種の課題が毎週出されるので、クラスに一人はその手のプロがいたりします。
自分で調べたことや考えたことをその人にぶつけてみたり、教えてもらうことでお互い学び合うことで成長しました。
良い意味で、仲間とのAC(AirCampus)での議論は苦労しました。
議論の質という面では、議論する相手はその場の思いつきで質問や反論をするのではなく、自身の意見と共に時間をかけて調査したFACTベースでの議論がされるため、有意義な議論でしたが、自分も質を確保した議論を構成しなければならないことに苦労しました。
時間という面では、ACは時間に制約されずいつでも質問・反論が可能なため、自分のほうが十分に時間を確保できないときに質問や反論された場合に回答が遅くなってしまったりしました。議論が盛り上がっているときに参加したいという思いもあったので苦労しました。
グローバリゼーション専攻で学んでいたため、卒業のためには2回のオーストラリアワークショップ参加が必須でした。会社にもMBA挑戦の話は伝えてあり、上司の理解も得られている状況ではありましたが、年に2回2週間近い連続休暇を取得することは難しく、特に工場の事業計画策定時期と重なる1月のワークショップ参加は難しくなり、2年での卒業を諦め3年計画に変更しました。BBT大学院では3年計画に変更しても、授業料負担額にあまり影響が出ないため、自分にあった柔軟なスタイルで学ぶことが出来ました。
個別の科目に専念しすぎてしまい他の科目をおろそかにしてしまうと(たった数日ACへ参加しなくなるだけで・・)早に「置いてきぼり」をくった感になります。得意・不得意科目がある中で、各教科を満遍なくタイムリーに受講・発言・議論することは最も難しい点でした。
考え、理解を深めることが大切と考え、AirCampusでのアウトプットの量を確保しようと思いましたが、時間の確保に苦労しました。仕事や家族との時間もありますが、BBT大学院に時間を取れても複数科目受講で1つひとつの科目に時間を割くことも簡単ではありませんでした。
2年目はクラスメートとのスカイプでのディスカッションも多く、日本が17時間進んでいることから時間調整に苦労しました。また、9月から3月までは毎月海外出張があり、時差ボケ、仕事、そして学習の時間調整が必要であり、ここでも自己の時間管理能力を鍛えることができました。出張に出る前にはiPadに講義をダウンロードしておき、ネット環境がない機内ではひたすらダウンロードした講義を聞く時間にあてました。24時間アクセスが可能なオンラインキャンパスを有効活用することで時差などの時間的な制約を調整しました。
最終試験のみクリアすれば単位が取得できる日本の大学のようにはいかないのがBBT大学院。ほぼすべての教科の単位取得において議論への「参加(発言数)」とその「質」が求められるというしくみに大変苦労しました。正直、自分は最後の最後までクラスに貢献できるような発言はできなかったと思います。しかし、この学び方は厳しいですが、最も物事を分析し、自分の頭で考え、発想し、表現する力を身につける最良の方法のひとつであることは間違いないと思います。
入学当初は授業・課題にまだ余裕がありつつも、徐々に密な科目進行になり自身の業務も忙しくなると圧迫されるのは睡眠時間。なんとか日曜日を使って消化していましたが、卒業まで時間のマネジメントには苦労しました。他方で、自分にとっての最低限寝なくてはいけない時間や意外とマルチタスク型の取り組みは自身に向いていないことが分かったのも発見でした。
働きながら勉強するということで、学習時間の捻出に一番苦労しました。
物事を深く掘り下げて理解していくのに必要な時間に加え、その周辺情報も調べて理解することも必要である為、絶対的な学習時間が常に不足している状況でした。また、複数の科目の受講期間が重なっている時は、一つひとつの科目に掛けることができる時間が更に少なくなり、習熟度が浅くなってしまいました。
また、そのような状況で優秀なクラスメイトとの力量の差に愕然とし、何度も挫けそうになりましたが、何度も助けてくれ、気持ちを奮い立たせてくれたのもクラスメイトでした。