卒業研究は社会問題解決論文を選択しましたが、社会問題を解決するようなことを漠然と考えることはあっても論文にするようなことは一切経験が無く、全てが暗中模索・五里霧中といった状況で進めていきました。何度も立ち往生しながらも、担当教授からの有り難いアドバイスと、諦めないで継続した一次情報収集とその分析等から結論の方向性を見出し、なんとか完成・提出しました。しかし、他の科目と違い、自身の卒業研究のレベルを自身で測ることが出来ずに不安が先行し、大きなストレスとなりました。また、タイミングの悪いことに2年次の後半から1月末の卒業研究提出締め切りまで、仕事がこれまでに無い程に忙しくなり、卒業研究も仕事もギリギリまで追い詰められるような状況となって体調を崩し、一度だけですが会社を早退しました。大事には至りませんでしたが、在学した2年間でもっともつらい状況でありました。
仕事が第一優先でしたので、まずは仕事に支障が出ないように気をつけました。睡眠と食事の時間以外はすべて学びと家族との時間でしたので、按分に四苦八苦でした。子供から「遊ぼう!」と言われ、「パパちょっとお勉強するからあとでね」といって結局遊べなかった時は正直しんどかったです。でも少しでも時間ができれば私の方から子供に「遊ぼう!」と言って、なんとかやりきった2年間でした。それにより時間の有効活用が人生にとって一番重要であることに気づくことができました。
勉強時間を捻出するための日々の時間のやりくりに苦闘し続け、これについてはゴールがなかったと思います。ひたすら空いた時間がないか、今週はどこでまとまった時間を捻出し手持ちの課題や論文を片付けるかを、通勤電車の中やちょっとした時間にスマホのToDoリストに登録して忘れないようにしていました。でも一つこなしてToDoリストから消し込むことにちょっとした達成感もあり、メンタルも充実させたことが継続のコツかもしれません。
あとは発言の回数が各科目で最低ラインの指定をされているため、追いついていない科目の発言を通勤電車の中でよくスマホからしていました。例えば帰りの電車で発言途中で下りるべき駅に着いてしまい、慌てて電車を出てから駅のベンチに座って発言の続きをすることがありました。当時は必死で取り組んでいたのだとは思いますが、今考えると少し異様な光景でもあり、いい思い出です。
同級生のモチベーションに高さには圧倒されました。
半分強制の通学による授業であれば、ついていく事も少しは楽だったかもしれませんが、インターネットでの授業の場合は、自分との闘いです。
そして、仕事が忙しいという言い訳は効かない、皆一緒の境遇であり、もっと粗悪な環境の中で勉強している同級生もいます。
この流れについて行くことが苦労した点ではありますが、このモチベーションの高い同級生のお陰で卒業できた事も事実です。この仲間はこれからも大事にしていきたいと思います。
学び自体は楽しかったものの、講義のレポートが十数本以上も期限が重なった時は、こなすことに非常に苦しみました。しかし一つひとつを着実にしっかりと進めることで何とか全て提出し、単位を取得することができました。
睡眠時間と集中力のバランスや、大好きな科目と苦手な科目のバランスなど、時間配分に関するバランス調整が難しかったです。どう効率よくやっても、やるべき事は次から次へと降ってくるような感覚でしたので、完璧主義で隅々までじっくりとやるよりは、走りながら考えるような部分が必要です。好きな科目にずっと取り組み続けたいけれど、苦手な科目こそ理解する為の時間が必要であったりと、バランス配分がうまくできず、多くのジレンマを抱えていました。また集中力を欠いてしまうと、頭に入ってきませんので、気力、体力の重要性も痛感しました。身体を壊す前に休む勇気というか、健康面でのケアも重要だと感じます。そういった自己管理のやり方も含めて学びの収穫となっています。
在学中に海外に駐在することとなり、学習時間の確保が非常に難しくなりました。滞在したホテルや空港、タクシーの待ち時間など、少しでも時間があれば授業や課題を行っていました。この経験によりタイムマネジメントが上手くなったと思います。
AirCampusでのディスカッションは私のみならずクラスメートがどんどん投稿していくので、全てを読み切ることは不可能でした。今こそメリハリをつけてしっかり読む内容、読み飛ばす内容など精査できてきましたが、入学直後は全て読む努力をしており、大きな労力を費やしていました。
クラスメートに取り残されないよう、勉強スタイルは「講義内容が配信された朝一で受講→発言投稿→仕事→夜発言についてディスカッション」という学習リズムで前倒しをしてスケジューリングする等、工夫し対応しました。
仕事が忙しい時に瞬間的に訪れる「くじけそうになる気持ち」を打破することが一番苦労しました。
また、毎日時間を作ること、平日できなかった分を土日でリカバーする時間を作るなど、気持ちを奮い立たせることにも苦労しました。
営業日数の約半分を出張に使っていましたが、その中には通信環境が良くない国・地域への出張もありました。その場合には事前に講義をダウンロードしたり、投稿ドラフトをまとめて書くなどの対応が必要で、この点に苦労しました。提出課題がある場合は事前に先の出張の予定を確認しながら、通信環境が良い地点にいる間に提出するなど、スケジュールの調整にも苦労しました。