経営の根幹をなすアカウンディングでしたが、今まで学んだ事もなく苦手意識が強かったです。分からない事が多かったですが、諦めず与えられた演習を一つ一つ熟していくにつれ、全貌が徐々に理解できるようになっていきました。
やる前から苦手意識をもっていて、やってみたらやっぱり苦手だと感じたのが『コーポレートファイナンス』でした。講義や課題は非常に面白く、是非取り組んで自分のものにしたい!とやる気に満ち溢れていたのですが、普段めったに接しないキーワードや単位、計算式に目が点となり、何度も講義映像をみたりテキストで確認したりの繰り返しで、内容が進めば進むほど難しくなり、最後まで理解できないところを残してしまいました。しかし、そんな状態でもなんとか乗り越えることができたのは、グループで一緒に課題に取り組んでくれた仲間の助けがあったからでした。それぞれが苦手なところをお互い補い合うことで、大きく実戦的かつ難しい課題を、きっちり仕上げることができました。
マーケティング関連科目や、ITとマーケティングが融合した内容は、これまで自分が勉強してこなかったこともあり、勉強にはかなり苦戦しました。多くの書籍を読んで知識を増やしつつ、仕事でそれらを使うことで理解を深めました。
アカウンティング、ファイナンス系が圧倒的に苦手でした。4月に学びをスタートし、ゴールデンウィークは、1日のほとんどをアカウンティングに費やし、ゼロから学び直しました。基本的な考え方から学ぶ必要があったため、テキストを1問ずつクリアし、学びを深めていきました。ゴールデンウィークのこの時間なしに、アカウンティングの単位取得はあり得なかったと思っています。
『イノベーション』は、大前学長の様々な場面での提言の背景にある発想法を体系的に学びながら、実際の課題を通じてそれぞれの手法を学ぶ講座です。日常業務では、論理(左脳)に寄り勝ちな発想の習慣がついているため、各手法のエッセンスを活かしながら右脳的発想を広げる作業には苦労しました。自分では独自の発想で考えたと思った事業案でも、ネットを調べれば大概は誰かがやっています。悩んでいるうちにクラスメートはどんどん発言をするし、それを見ているとますます発想が湧かなくなりました。まったく新しい発想に拘るのではなく、大前学長の手法のエッセンスを理解できるまで反復し、誰かの案と重複を恐れずに兎に角考えられるだけのオプションを書き出してみる。そこから、発想が広がりそうなものを見つける、と言う作業を行うことで克服することができました。
短期間で新しいビジネスアイデアを具体的に考え出す『イノベーション』は苦労しました。無から有を生み出すことをそれまでほとんど経験したことがなく、アイデアを具体化に苦労しました。何回も講義を視聴したり、ACでの様々な角度からの議論を通じて理解できていない点も腹落ちさせることが出来、最終的に克服することが出来ました。
もともと苦手意識の強かったカネ系(ファイナンス系・アカウンティング系)科目は、大量の課題が思うように進まず、時間ばかり過ぎて苦しいスタートでした。経営の基礎になる数字と向き合う大きな意図は「実際の経営では、会社は数字を扱うプロに任せられる。会社の流れを見極めて決断するためだ」との先生の教えを拠りどころに続けた末に、やみくもに数字から目を背けていた状態から「隠れている会社のクセは何だろう」とまずは向き合ってみるくらいには変化できました。
セールス系の部署でキャリアを積んできたため、現存する商品やサービスをどう相手に魅せるか、提案するかという、1を2や3にするような発想は上手く出来るのですが、0から1の発想には慣れていなかったため、『イノベーション』には苦労しました。克服するためには、慣れるしかありませんでしたので、新規事業のアイデアを出す時に良く使われるような、社会にある「不」を意識的に見つけるよう心掛けつつ、講義で学んだ事の数をこなすことで、克服しました。
入学前に「ロジカルシンキング」という名称がついたビジネス書籍を何冊も読んでいたため、論理的思考はすっかり身についているものと勝手に思い込んでいました。入学初日から始まった講義映像に魅了されつつも、教授から例題を出されて「ほな、考えてみてや」と言われてから講義に戻るまで何時間という時間を要したことも多々ありました。論理的思考は車の運転と一緒で、教則本を何冊読んだとしても、実際に脳を使って考えないと全く身につかないことを思い知らされました。
2014年入学当初は、入社して4年目ということもあり、ほとんどマネジメント経験がありませんでした。ディスカッションでは多くのマネジメント経験豊富な同級生が素晴らしい発言を行なっており、思うように自分の経験に基づいた発言ができず非常に苦労しました。最後は、経験がないものはないと割り切り、とにかく学ぶ姿勢で取り組み、単位を取得しました。