もともと苦手意識の強かったカネ系(ファイナンス系・アカウンティング系)科目は、大量の課題が思うように進まず、時間ばかり過ぎて苦しいスタートでした。経営の基礎になる数字と向き合う大きな意図は「実際の経営では、会社は数字を扱うプロに任せられる。会社の流れを見極めて決断するためだ」との先生の教えを拠りどころに続けた末に、やみくもに数字から目を背けていた状態から「隠れている会社のクセは何だろう」とまずは向き合ってみるくらいには変化できました。
セールス系の部署でキャリアを積んできたため、現存する商品やサービスをどう相手に魅せるか、提案するかという、1を2や3にするような発想は上手く出来るのですが、0から1の発想には慣れていなかったため、『イノベーション』には苦労しました。克服するためには、慣れるしかありませんでしたので、新規事業のアイデアを出す時に良く使われるような、社会にある「不」を意識的に見つけるよう心掛けつつ、講義で学んだ事の数をこなすことで、克服しました。
入学前に「ロジカルシンキング」という名称がついたビジネス書籍を何冊も読んでいたため、論理的思考はすっかり身についているものと勝手に思い込んでいました。入学初日から始まった講義映像に魅了されつつも、教授から例題を出されて「ほな、考えてみてや」と言われてから講義に戻るまで何時間という時間を要したことも多々ありました。論理的思考は車の運転と一緒で、教則本を何冊読んだとしても、実際に脳を使って考えないと全く身につかないことを思い知らされました。
2014年入学当初は、入社して4年目ということもあり、ほとんどマネジメント経験がありませんでした。ディスカッションでは多くのマネジメント経験豊富な同級生が素晴らしい発言を行なっており、思うように自分の経験に基づいた発言ができず非常に苦労しました。最後は、経験がないものはないと割り切り、とにかく学ぶ姿勢で取り組み、単位を取得しました。
正直、克服できたとは思っていませんが、少なくとも入学前よりは理解が進んだとは実感しています。『アカウンティング』は、会計の知識がゼロからのスタートでした。でも、テキストにあった「会計を学ぶことは新しい言語を学ぶことと同じ」という助言がとても腑に落ちて、気持ちは救われました。決算(BSやPL)の作り方も、やはり用語が入ってこなかったのですが、RTOCSへの取り組みや様々な分析法を学ぶ際に、「何のために使われた費用か」「割合は適切か」「今後の新規事業や成長戦略にはどういった資産配分が適切か」といった観点からの考察を求められたので、用語というより数字の意味、つまり本質を探っていけるようになったと思っています。「数字が物語るストーリー」に元々興味があったのも、よかったのかもしれません。
社会人の大半を営業部門で過ごしてきた私にとって『アカウンティング』と『コーポレート・ファイナンス』には苦労しました。知識不足であり、初めて学ぶ科目でもあった為、理解するのに時間を要しました。繰り返し講義を視聴し、繰り返し問題を解いていくことで理解が深まりました。
BBT大学院の最大の醍醐味であるRTOCS(Real Time Online Case Study)は最後まで苦手でした。答えがない問いに対してロジックを組み立てて自分なりの結論を出していく。これは今もたぶん苦手なのですが、それでも毎回くらいついて自分なりに全力を尽くしていくことで確実に力はついたと思います。おかげで現在は自分で新規事業を考え独立することができました。継続は力なり。絶対に諦めないでその時の自分のベストを尽くし続けることが克服の鍵だと思います。
『組織行動論』や『企業のガバナンスと倫理』は、自身が経験したことのない分野の講義で新鮮なものでした。自身が中小規模の企業に属したことがなかったせいか、聞き慣れない用語も多かったです。しかしながら、組織における人の考え方をインプットするためには良い機会でしたし、会社が存在していくための存在意義が何かを考える良いきっかけにもつながっていったと振り返ります。
克服した、という表現は当てはまらないかもしれません。私は技術1本でやってきた人間なのでマーケティングは苦手だと感じてはいましたが、ゼロからの出発だったので逆にいつも楽しさを感じながら学習できました。このマーケティング科目の他にもいくつか苦手だと感じる科目はありましたが、そのいずれもが結局楽しいのです。つらいと思ったことはありません。常に楽しいからこそしっかり学習できました。
一番苦手な科目は、学長科目でした。毎週のRTOCS(Real Time Online Case Study)がなかなか捗らず、毎週末になるとかなりしんどかったです。最後まで大変でしたが、ポイントは先手必勝、お題が出た後、なるべく早く発言して、クラスの流れに乗ることです。