学長科目の一課題でありますが、いつも楽しみながらも、毎週毎週産みの苦しみを味わったのはRTOCS(Real Time Online Case Study)です。圧倒的なクラスメートの投稿に追いついていくだけで精一杯でした。入学当初は、学長案に近いものを答えなければならないと考えていました。しかし、「もしあなたがXXXの社長なら」と、お題である企業経営者であればどうするか?という視点で考えるべきと途中で考えを改めました。クラスメートの圧倒的な投稿に対抗することは敢えてせず、優秀な経営企画がたくさんの情報を上げてきてくれていると考え、自分のオリジナルの戦略を考えるようにしました。結論の提出は、いつも早い方ではありませんでしたが、日曜日の大前ライブの直後には必ず振り返りを一番に投稿するよう努めました。
財務系の科目は、何度も繰り返し講義を視聴し教科書を何度も読み返す日々でした。特に概念的な部分の理解に手間取り、最初は授業についていけませんでした。しかし、同級生との議論や質問の投げかけによって理解を深める事ができました。また、自社の財務担当の友人に教えて貰ったりして何とか克服しました。
自分にとって最も重要で必要だと思っていたのが、これらの起業系の科目。だが、トップとして自分ならどう考えるか?どういう戦略をとるかというのは、非常に難しいタイプの設問でした。なかなかこの領域は「正解が一つ」ではないので、私の回答がクラスからどう受け止められたのか、思い違いなどないかなどはっきりした評価が返ってくるわけではありませんが、過去の経験から「やる気をなくさせる経営者の発言」には敏感でよく覚えていたので、その弊害を自分なりの意見として頻繁に述べるように努めていました。
私達の世界でも病院の売買が盛んになりつつあるため、『M&Aと経営』を履修しました。授業はその都度理解したつもりでしたが、日常全く異なる仕事をしている私にとって徐々に内容が難しいと感じるようになりました。また、最終課題は実践的なスキルが問われたため、正直なところかなり悩まされました。しかし、クラスメートとの意見交換や質問のやり取り、過去の授業を再度聴くことにより克服することができました。BBT大学院はONLINEでクラスメートやTA(Teaching Assistant)の方々と常時繋がっているため、孤独感もなく非常に勉強しやすいと感じました。また、大変な分だけ得るものも大きく、M&Aについて深く理解することができたと思っています。
アカウンティング、ファイナンスの授業は苦労しました。これまで全く学んだことがないような分野だったからです。しかし、何故これらの内容を学ぶ必要があるのかを授業でも解説頂けるので、講義の目的を理解してからは、学ぶことがとても楽しくなりました。自分のキャリアにおいて、これからこのようなスキルが必要となってくる機会はいつ来るかわかりません。その意味で、万全の準備が出来たと考えます。
苦手科目は特にありませんでした。正直な所、選択科目を選ぶ時に単位取得が大変そうなものは外したことが理由の一つかもしれません。講義は自分が選択したもの以外にも、本当は受けてみたい面白そうなものがありましたが、時間の関係で優先順位を付けた結果、諦めたものも少なからずありました。
大前学長科目にある2年間で100本ノックと言われるRTOCS(Real Time Online Case Study)。1週間という制限時間の中、他講義にも追われる中で答えのない問題に取り組むことは非常に苦しみました。知らない業界・会社の成長戦略を練るにあたって、やみくもに手を付けていては時間ばかりが掛かってしまうことから、ロジックツリーによる結論への最短ルートの当たり付けが必要となりますが、それができるようになるのに1年以上を要しました。1年目は非効率でも丁寧に事実を集め、フレームワークで状況を整理することを繰り返し、誰にも負けない努力をしたと思っています。それをひたすら繰り返し、脳に汗をかいたことで次第にロジックツリーが組めるようになりました。具体的には当初は20時間/週というRTOCSへの時間配分が2時間以下/週と激減しました。
今までいかに論理的に物事を考えてこなかったかを痛感させられました。論理思考力は『問題発見思考』だけでなく、「RTOCS(Real Time Online Case Study)」や『卒業研究』、クラスメートとのディスカッションなど在学中、いたる場面で求められる能力です。もはや習うより慣れろ。脳に汗をかきながら考え続けたことで、自ずと論理的に考えられるようになってきました。
監査法人や会計事務所での勤務のため、新商品・新サービスの開発や新規事業の立ち上げ等の業務に携わったことがありませんでした。まったくそのようなことを考えたことがなかったため、思考が停止しました。身近で困ったこと等の原体験を思い出して、アイデアを出していき、何とか克服していきました。
学長科目で毎週課題の提出があったRTOCS(Real Time Online Case Study)です。入学初年度はクラスメートの発言内容すら理解不能という、大変お粗末な状況でした(笑)。1年次は課題以外にも調べることが多く、ディスカッションに貢献どころか自身の結論を出すまでにかなり時間を要しました。しかし、ディスカッションを交わすクラスメートと次第に互いの結論を定期的にフィードバックし合うようになり、それが自分の論点の流れを見直す大変良い機会となりました。同時に、それまで及び腰だったディスカッションにも積極的に参加するようになり、次第に毎週何とかして限られた時間の中で結論を出すことができるようになりました。