労働時間が長い飲食業にいるため、大学院に通うということは「如何に時間を捻出するか」ということが大きな課題でした。週末や夜間に特化したMBAは飲食業にとっては一番忙しい時間帯を勉強に充てる必要がある為、選択肢に入れる事が出来ませんでした。しかし、BBT大学院であれば、いつでもどこでもAirCampusにアクセスし、講義視聴やディスカッションをする事ができます。このため、平日の休みと朝出社前に時間を作り勉強に充てることができました。
BBTの教育は、一貫して知識が提供されているという感覚がありませんでした。モノやコトを見る方法や、考える方法、そしてディスカッションを通じてまったく新しいアイデアを生み出す方法、つまり「ツール」を与えられました。記憶や記憶は消えてしまうことがあるかもしれませんが、その方法(道具)は失うことはないと思います。
通勤の途中や帰宅後の空いた時間など、自分の都合に合わせた時間で勉強できる点が非常に便利でした。その反面、相当なプライベート時間を割く必要がある為、しっかりとしたタイムマネジメントと、それらを確実に行っていく高い自制心が必要で、苦労しました。
受講する授業もとても為になりましたが、何よりも学習効果が高かったのは、オンライン上での学友との意見交換です。自分では浮かばないモノの見方が、他者からは見えていたり、その逆であったり。また、お互いの意見を交換するからこそ生まれた学びが多くありました。そして、通学時間はかからず、自分の好きな時に勉強でき、あらゆるライフスタイルに適合できる仕組みだったからこそ、最後までやりげることができたと確信しています。
サイバーであるがゆえに、「議論の質をどうやって高めるか」「議論にどうやって貢献するか」についてシビアに考える必要があります。自分の考えを端的にまとめたり、相手の発言の論理展開を読み解いたり、生の議論以上に時間をかけて考察を深めることが良い思考訓練になりました。
自分の空いた時間で学ぶことが出来る環境を提供してくれるBBTの教育環境は非常にありがたかったです。仕事で不規則になりがちな時でも、自分の時間に合わせて学ぶことが出来たことは、学びを続けることに役に立ちました。
講義以外の提供コンテンツが多いことも入学してから知った魅力の1つです。個人的には在学中に活用しきれなかったのが悔やまれます。一方で、Air Cumpusツールの習熟度は個人差による部分も大きいとは思いますが、バーバルコミュニケーションに特化した学習スタイルなので、運用面やシステム全体像の理解してなれるまでに思いがけず手間取りました。
全てオンラインでの講義で、教授は実務経験者中心という点では、アカデミックな内容ではなく、実践的な学びを身に付けたい方にピッタリな教育だと思います。一方で、オンラインである分、議論での発言が全て残るため、発言内容、発言回数に誤魔化しが効きません。そのため、オンラインでの文章力、短時間で質の高い返信を求められるなど、程よい緊張感もあるため、それなりの覚悟は必要だと思います。
仕事が多忙な時など徹夜を強いられ何度も挫けそうになりましたが、やはり教授陣からの厳しくも暖かいメッセージや、クラスメイトの活発な議論に巻き込まれ、逃げ出すわけにはいきませんでした。議論への参加が疎かになるとスタッフの方々が個別にメールで応援してくださり、勇気をいただきました。自分一人では決してできない充実した学びを、よき師よき友、そしてよきスタッフの方々に支えられ得ることができました。
同級生とのディスカッションは、リアルの議論で起こりうるような、その場の雰囲気に流されるようなことはなく、文字によるファクトベースの議論ができたため、私の性格に合っていました。また、国を跨いで同級生ができたのは非常に価値がありました。私自身海外在住のため、同級生と会う機会は非常に少なかったですが、通常であれば出会えなかった仲間たちと出会えたことはかけがえのない財産です。