学んだことのない分野が目白押しで、毎日、刺激を受けていました。体系的に物事を考えることで、これまでと違った視点で冷静に状況を判断することが出来るようになりました。また、AirCampus(AC)でのディスカッションも毎日毎日どんどん更新されていくので、ついていくことに精一杯でしたが、違う考え方を持つ多くの仲間から得た学びは大きかったです。
講義内容と学習方法の両面から優れていると思いました。講義内容を一部紹介すると、日本内外の実際の起業家や経営者の方達の体験談/シリコンバレー等の視察報告/自分は関心が薄い分野も含めた時事ニュースを聞く、アカデミックに体系的な経営学を学ぶ、実践として自分で情報を集めて考えをまとめる、といったことを繰り返すので視野が広がり頭の訓練になったと思います。
また、学習は好きな時間にできるので、仕事をしながら学ぶにはとても便利でした。私は早朝会社に行く前に2時間程度を情報収集や整理に充て、帰宅後に発言を投稿するということも多かったと思います。また、講義映像をタブレット端末にダウンロードし、昼間移動時間中に途中まで聞くということもできるので非常に便利でした。一方、通信制とは言いつつ、何回かクラスメートが集まるスクーリングもあり、そこで実際に会って話をするのもとても良いと思いました。
教育とは与えられるものではなく、自分で探しに行くものだということを強く感じた2年間でした。BBTには優れたコンテンツが多くありますが、極論するとコンテンツはあまり重要でなく「今この瞬間、どんな目的をもって学びを行うか」という課題を常に設定することが最重要だと実感しました。自身の習熟度に併せて課題は常に変化するものであり、課題設定はその頻度が重要だと思います。そうした意味でも、BBT大学院で学ぶ最大のメリットは「いつでもどこでも学べる」という環境に価値があると感じます。期間の短い各科目においては自分の習熟に対して目標を設定し、通年科目などでは各科目での学びを実践に移す場として週替わりの目標を設定することで最大限の成長が得られると考えます。
入学してみて、BBT大学院の最大の特徴は「クラスメートとのディスカッション」にあることに気づきました。BBT大学院はクラスメートとのディスカッションを非常に重要視しています。どんなに素晴らしい講義でも、一人で受講しているだけではなかなか理解は深まっていきません。講義内容について、クラスメートと自身の経験などを交えたディスカッションを徹底的に行うことで、一つの事象を多面的に見ることができるようになり、理解度が一気に増していきます。また、深く濃密なディスカッションは、たとえオンライン上であったとしても、クラスメートとの距離を近づけさせてくれ、仲間意識を得ることができました。卒業してからも切磋琢磨し合える仲間に出会えたのは、ディスカッションのおかげだと思っています。
通学形式の大学院と比較すると、十分調べたうえで発言ができると実感しました。実際の教室の講義であれば、議論できる時間はその講義の時間に限られます。事前の準備の範囲でしか、ファクトを収集できません。しかし時間を気にせず、ファクトを収集して、自分自身でじっくりと検討したうえで発言することによって考える力を鍛えられました。
在学中最後の半年間は片道通勤2時間の職場に勤務していましたが、往復の通勤時間はいつも学習時間に充てていました。電車の中で講義を見たり、ディスカッションに参加することもでき隙間時間を有効活用できるのもBBT大学院の良いところだと感じています。
仕事がら海外出張が多いのですが、どこにいても学ぶことができる点が最大の特徴だと思います。また通勤時間を活用してRTOCS(Real Time Online Case Study)のための資料探しや復習など、隙間時間も活用しやすい環境が整っています。ただし、考えて意見を発していく必要がありますので、仕事との両立のなかで時間に追われるところもありました。一方、学友との出会いとその励ましを受けながらかつ、全てが自分の糧になると信じ前向きにとらえることで乗り越えれたのではないかと思います。
BBT大学院の大きな特徴として、講義も議論もすべてサイバーで行わること、更にメンバーの経験値、キャリア、年齢層、知識レベルは千差万別であり、多くの議題について教科書的な模範解答などはない場合が大半であるということだと思います。そのため、自身の発言とその裏付けとなるデータは論理的かつ分かりやすいということが求められます。各科目に取り組む中で、ごく自然に論理的正当性、正確性を保った発言ができるようになりましたし、自分の1つの表現で他者に対して複数の解釈の余地を与えない表現もできるようになったと思います。お互いにこうした創意工夫をすることで様々に高めあうことができ、学習に対する関心も上向き、自主的な勉強会開催も数多く行うことができました。意欲と好奇心を持っていれば、学習の密度、質は自然と高められることができたと思います。
大学院の各科目はそれぞれ専門的なものですが、すべての学びを一言でいうと、「どう生きるのか?・どう幸せな人生を過ごすのか」を深く考えることに繋がっていると思います。在学中に苦楽を共にした同級生の発言は「生きるってこうだと思うよ」とメッセージが言外にいつも現れていたように思います。沢山の考え方や、スキルが身に着きましたが、それ以上に、主体的に“自分の人生を生きる事”について真剣に考え、行動するようになったことが想定外にもたらされた変化でした。
クラスメートとお互いに切磋琢磨する機会が大きなメリットと感じています。自らも一員として、その貴重な機会を最大限に活かそうと積極的に参画することで、その自らの行動に対して比例するかのように多くのフィードバックが得られることを体験しました。各科目でのディスカッションに加えて、クラスメート主催の自主勉強会、中国深センでの企業訪問ツアーの企画と実施、アメリカシリコンバレーでの企業訪問や共同生活への参画など、沢山の記憶に残る出来事があります。