誰が言ったかより、何を言ったか。常に議論するということにオープンな環境は、自分自身にチャレンジに応じた負荷をかける事ができる環境でした。はじめは非常に苦しく厳しい環境だと感じましたが、いずれそれが喜びと感じられるようになりました。発言に対して手加減なしのクラスの反応は、決して独学では味わえない貴重な成長のチャンスとなりました。
大前学長やその他の教授陣は、とても実践経験豊富で、学問というよりは実践で即役立つ実学、という感じで内容も本当に密度の濃い講義でした。学ぶ環境もオンラインなので、出張時や通勤時の移動時間を有効に活用でき、無駄な時間を過ごすことなく集中して学ぶことが出来たと思います。
独創的で差異化できる構想を練る訓練ができたと感じています。起業するにあたって、この構想力は「儲けるための根源の力である」と考えます。また、多くの起業家の方々の失敗談、出直し、やり直しの話を聞くことができ、あきらめない、失敗を恥だと思わないことが重要だと感じました。くよくよしたり、不安でいる時間が長いとかえって良くないと考え、やれることを淡々と進めること、信じて進めること、ぶれないことの大切さを学びました。
RTOCS(Real Time Online Case Study)は様々な企業の社長という立場で戦略を考え、しかも毎週課題が与えられるため実践的な経営スキルはかなり身につくと思います。また、テーマは企業だけでなく政治や地方自治体など多岐にわたっているため、知識が豊富になっただけでなくどのような分野についても問題点や解決案を導くことができるようになったと思います。様々な企業のトップと言う立場に立って戦略を考えることは、経営者だけでなく一従業員そして起業家にとって非常に重要なことだと思います。そのため、私は卒業後もRTOCSを継続して学んでいます。
学んだことのない分野が目白押しで、毎日、刺激を受けていました。体系的に物事を考えることで、これまでと違った視点で冷静に状況を判断することが出来るようになりました。また、AirCampus(AC)でのディスカッションも毎日毎日どんどん更新されていくので、ついていくことに精一杯でしたが、違う考え方を持つ多くの仲間から得た学びは大きかったです。
講義内容と学習方法の両面から優れていると思いました。講義内容を一部紹介すると、日本内外の実際の起業家や経営者の方達の体験談/シリコンバレー等の視察報告/自分は関心が薄い分野も含めた時事ニュースを聞く、アカデミックに体系的な経営学を学ぶ、実践として自分で情報を集めて考えをまとめる、といったことを繰り返すので視野が広がり頭の訓練になったと思います。
また、学習は好きな時間にできるので、仕事をしながら学ぶにはとても便利でした。私は早朝会社に行く前に2時間程度を情報収集や整理に充て、帰宅後に発言を投稿するということも多かったと思います。また、講義映像をタブレット端末にダウンロードし、昼間移動時間中に途中まで聞くということもできるので非常に便利でした。一方、通信制とは言いつつ、何回かクラスメートが集まるスクーリングもあり、そこで実際に会って話をするのもとても良いと思いました。
教育とは与えられるものではなく、自分で探しに行くものだということを強く感じた2年間でした。BBTには優れたコンテンツが多くありますが、極論するとコンテンツはあまり重要でなく「今この瞬間、どんな目的をもって学びを行うか」という課題を常に設定することが最重要だと実感しました。自身の習熟度に併せて課題は常に変化するものであり、課題設定はその頻度が重要だと思います。そうした意味でも、BBT大学院で学ぶ最大のメリットは「いつでもどこでも学べる」という環境に価値があると感じます。期間の短い各科目においては自分の習熟に対して目標を設定し、通年科目などでは各科目での学びを実践に移す場として週替わりの目標を設定することで最大限の成長が得られると考えます。
入学してみて、BBT大学院の最大の特徴は「クラスメートとのディスカッション」にあることに気づきました。BBT大学院はクラスメートとのディスカッションを非常に重要視しています。どんなに素晴らしい講義でも、一人で受講しているだけではなかなか理解は深まっていきません。講義内容について、クラスメートと自身の経験などを交えたディスカッションを徹底的に行うことで、一つの事象を多面的に見ることができるようになり、理解度が一気に増していきます。また、深く濃密なディスカッションは、たとえオンライン上であったとしても、クラスメートとの距離を近づけさせてくれ、仲間意識を得ることができました。卒業してからも切磋琢磨し合える仲間に出会えたのは、ディスカッションのおかげだと思っています。
通学形式の大学院と比較すると、十分調べたうえで発言ができると実感しました。実際の教室の講義であれば、議論できる時間はその講義の時間に限られます。事前の準備の範囲でしか、ファクトを収集できません。しかし時間を気にせず、ファクトを収集して、自分自身でじっくりと検討したうえで発言することによって考える力を鍛えられました。
在学中最後の半年間は片道通勤2時間の職場に勤務していましたが、往復の通勤時間はいつも学習時間に充てていました。電車の中で講義を見たり、ディスカッションに参加することもでき隙間時間を有効活用できるのもBBT大学院の良いところだと感じています。