アカウンティング・ファイナンスは全く基礎がなかったため、講義の受講と指定図書の読み直しを繰り返し、基礎の強化を徹底しました。また、学んだ内容をすぐにRTOCSで実践することで、考え方・知識の定着に努めました。その甲斐もあり、2年間で理解度を大幅に向上し、仕事の面でもお客様の財務分析をする際に、学んだことを活用することが出来ています。
ビジネス・エシックスが苦手でした。コンプライアンスの重要性は理解出来るものの、実際のビジネスの場では遵法性だけが優先されるわけではない。自分が経営者であるからこそ随分悩みましたが、クラスメイトとのディスカッションを通じて得た違った視点で乗り切れました。
苦手と思う科目は特にありませんでした。どの科目も楽ではありませんでしたので、すべての科目が苦手だったと言えるかもしれません。自分が理解できない内容についてはAir Campus上でのディスカションに疑問を挙げることで詳しい方からの返答をいただくことができ理解することが多かったと思います。
特に苦手意識の強かった科目があったわけではありませんが、新たなことを学ぶために入学をしたわけなので、すべての講座で「うわ、知らないことだらけだ」「自分の視点・視座、スキルにはこんなにも偏りがあったのか」という気付きが非常に多かったです。
その習得のために講義や書籍を何度も振り返ったほか、積極的にディスカッションに加わって、仮に理解が間違っていてもoutputし続けていくことで、習得の効率は飛躍的に高まっていったと思います。(BBTでの恥はかき捨てと、勝手に割り切っていました)
アカウンティングやコーポレートファイナンスについては、これまで全く触れた事がなかったため、用語などで躓いてしまいました。このことは入学前からわかっていたので、事前に「○○入門」といったやさしい書籍を数冊読むことで用語や概念を理解するようにしました。その結果、実際の授業時にはそんなに困ることもなく進めることができました。
組織人事系の科目が苦手でした。今となってはメンタルブロックがあったのだなと思うのですが、大企業に勤めているが故の「現実」と講義で展開される「理想」の姿とのギャップが、いつまでも腹落ちせず、議論も表面をなぞる物だったなと思います。とはいえ、苦手な事を自覚した以上はそのままにはできませんので、選択講義は積極的に組織人事系の講義を取りました。様々な側面からとらえることで全体像を把握しようと試み、結果的にそれは成功だったのではないかと思っています。
ほぼ全科目を履修した理由の一つが自分の苦手な分野を明らかにする事でした。全ての科目で合格点を頂きましたが、金融、組織人事に関する科目の理解度が追い付いていない事がわかり、実務においての苦手意識と一致していた事がわかりました。
合格点では、ありましたが、苦手分野が分かった事によって、改めて学習の必要性を感じ取る事が出来ましたので、意識して学習を継続していく覚悟が出来ました。
コーポレート・ファイナンスには若干苦戦しました。理由は、複雑な数式が沢山出てきた為です。私は超文系人間で、算数や数学からは出来るだけ遠ざかるようにしてきたので、講義の最初の部分でかなりの危機感を感じました。しかし、阿竹先生の「理論を教えるのでなく、理論の使い方を教える」という方針に助けられました。具体的には、複雑な数式の計算を、全てエクセルの関数で処理する方法を教えていただいた事です。そのため、エクセルさえ使えれば、数学が超苦手な私でも、かなり高度な財務分析を実施するスキルを身につける事が出来ました。BBT大学院の「実際に使えるスキルを身につける」という方針がまさに具現化された講義だと感じました。
これまでの経験や現状とのギャップに苦しんだのが、組織論に関する科目でした。組織論を考えたとき、その美辞麗句と現実のギャップがかけ離れてしまっているのが実態であり、いくら言葉で巧みな表現を用いても、現実とかけ離れてしまっては全く意味をなさないのではと悩みました。しかし、「なぜ人は分かったつもりになってしまうのか」、「現場や一人ひとりの本音をどう把握して行けば良いのか」など、議論を通じ考えを発展させていくことにより、より明確なイメージが掴めるようになりました。
「問題発見思考」です。
経営スキルを学んでいく中での基本となる思考法ですが、入学前にロジカルシンキングに関する書籍などで概要は理解したつもりでしたが、自分自身がいかに過去の経験に頼ったアプローチをしていたことを痛感しました。ようは、自分が経験したことがある範囲でしか問題に対してアプローチしていなかったということです。
講座の中では、演習を通じ、「情報収集」、「分析」、「論理的帰結」の一連の流れを繰り返し練習することで、実践的なスキルを得ることができました。
講義から、本質的な問題を発見し、解決策を考えだす素地を作ることを学ぶのは、もちろん、グループワークでは、自分が経験したことのない業種や役職の視点を学友から共有いただくことで、自分の視野を広げ目線が上がりました。この学びによって、卒業後も環境の変化に対して「事実ベース」で物事を確認していくことが基本動作になったと感じています。