日々の業務で発生する様々な問題に対する問題解決力が向上し、入学前と比べて仕事の質やスピードが確実に上がったと感じています。入学前であれば、どうしたら良いか途方にくれたであろう問題に対しても、何が問題か、なぜ問題か、どうすればよいのかを自分の頭でしっかりと考え、企画立案できるようになりました。さらに、どんな問題に直面しても、常に平常心を維持できるようになりました。 NPO法人の設立・運営に関わった際には、経営戦略、組織人事、財務、ITなどの学びを組織づくりに生かすことができました。
業務を行う上で、一つ上の経営的視点で総合的に判断することができるようになりました。また、困ったこと、分からないことがあればその道の専門家であるクラスメイトに相談をすることで解決策を見つけ、ビジネスを押し進めることができるようになったという点も活きている点ですね。クラスメイトと話す時も2年間学んだ共通言語があるので理解が早く進みます。自分の実力だけではなく、築かれた人的ネットワークも実践で活きています。
起業する前には、起業論(松本教授)、イノベーション(大前学長)の講義を何度も見直し、事業の構想、戦略の立案、事業計画に落とし込みました。また、RTOCSを通して何度も繰り返し鍛えられた「自力で最適解を導き出す力」が、実際の起業の現場で意思決定をする上でとても活かされています。
会社や組織の経営に関することを体系的に学んだことは、自分の自信にもつながっています。また、BBT大学院では「あなたならどうするか?」を徹底的に問われますが、いま思えば、この訓練は日々の仕事においても「自分だったらどうするか」と考える習慣ができて、それを会議等で自分の意見として発信していこうとする積極的な姿勢につながってきていると感じています。
特に実務で活かされているのは、「問題発見思考」「問題解決思考」でした。混沌とした問題、課題から真の問題を発見して原因を追求し対策を考えて行く手法を学ぶものです。マッキンゼー流の手法をそのまま伝授いただけるこの講義で得たスキルは実務で、客先や上司、同僚に問題の本質を説明する上で絶大な効果がありました。まず、説得に失敗することはなくなりました。これだけでも受講した甲斐があったといえます。
MBAで経営を体系的に学んだので、当時中国工場の運営にその考え方や手法を取り入れながら、PDCAを回していました。一番大きいのは、物事を事実ベースで論理的に考えるクセがついたので、どのような事にあたっても、それなりにしっかり対処できるようになったことだと思います。他に新規事業やリーダーシップといった観点からも、経営に必要な要素を取り入れ磨くことができたのではと考えています。