私はずっとソフトウェアエンジニアで広く学ぶという姿勢を持たずに生きてきました。仕事以外にはゴルフやマラソン、トライアスロンの趣味に没頭していました。それはそれで人生を存分に楽しんでいましたが、人との会話になると、絶対に相手を自分の土俵に引きずり込んで話す人間でした。しかし、BBTの学びのおかげで幅広い知識がつき、好奇心が湧き出し、どのような人と会うにも事前にその人が勤める会社や業界、競合などについて調べるようになりました。そのようにして会うと、相手はとても喜んでくれます。人は誰だって自分の関心に関心を持ってくれる人を好きになるからです。BBTで学んだことによって幅広い知識や思考力を身につけられた結果、一番得られたことは多様な人と良好な人間関係を築くことができるようになったことだと思います。
元々は様々な人の視点や知識を得たいという思いがありましたが、仕事をすることの意義や、これからの人生をどのように楽しんでいくかを考える良い機会になりました。講義や課題を通じて文章の表現力や視野を広めることもそうですが、クラスメイトとの交流により、これまでの自分になかった知見や発想を受け取ることができたことや、オフラインでの交流で生涯にわたる友ができたことは何よりの実りではないかと思います。
未知と積極的に出会う事の重要性を理解できたこと、これが私にとって最も大きな変化でした。一見辛いことや楽しくないこと、これらすべて自己成長のための新しい出会いという意識を持てば見方が180°変わります。昔は狭かった自分のカンファタブルゾーンが今や無限に大きく広がったことを感じてなりません。こうなるともう毎日が楽しいです。すべてが新しい学び、新しい出会い、指数関数的に成長している自分がそこにいます。
いろいろな授業を取りましたので、専門的な知識も増えました。しかし一番良かったのは、物事をファクトベースで考え、論理的に積み上げていく思考方法が習得できたことです。これにより、相手の意見の矛盾も見えてくるようになりましたし、自分の考えの抜けも見つけやすくなりました。また、マーケティング目線で考えられるようになったことで文章にも磨きがかかり、在学中に出版した本は、5万部突破のベストセラーになりました。
もともと技術系の私ですが、経営についての学びは自分にとって2つ目の軸を得たように思います。技術系の人間としてだけでなく、経営の視点から考えることができる様になりました。この2つの軸は私自身の希少性を高めていると感じることが最近多く感じられます。そして何よりこの2年間を乗り切れたということは、MBAのタイトルを得たこと以上に私に自信を与えています。
考え方を学び思考力が鍛えられたと実感しています。また、仕事やプライベート上の困難な課題も解決に導くことができるという自信がついたように思います。また、BBTでの学びを通じて知り合えた仲間は世界中に存在し、このネットワークは何にも変えられない、これからの人生において貴重な財産だと思っています。
マーケティングやIT専門のコンサルテーションをベースにしてきて、執行役員にまでなりましたが、結局経営の根幹を任されるところまでは行きませんでした。BBT大学院を修了し、よりコンサルテーションでも経営に近いところでの役割を果たせること、経営者と話す時間を増やせられるようになることを目指したいと思っています。
BBT大学院に入学するまでは、問題に直面した時に解決案を勘や経験で導き出すことが多かったと思います。しかし、問題発見思考を学習してからは、本質的な問題はどこにあるのかを考え、ロジックに基づいて解決策を導き出すようになったと思います。また、ロジックで物事を考えるようになった事により、分かり易く説得力のある説明ができるようになったと感じます。
自分自身の考え方に自信を持つことが出来るようになりました。意見を出すにしても、何故なのか、その理由を事実ベースで説明できるようになり、発言に対する責任感も高まりました。
自分の意見を整理するのが以前より速くなり、それをはっきりストレートに説明するようになったと感じます。以前は相手に気を使い過ぎて、婉曲的、間接的な言い回しをすることも多かったのですが、今は相手にはもちろん気配りはしつつも、議論の際は遠慮せず自分の意見をロジカルに、はっきり分かり易く伝えることに重きを置いています。