はじめMBA取得は頭になく、組織について学びたいと思って科目等履修生として『組織行動論』を受講しました。そこで、講義やAir Campusによるクラスメイトとのディスカッションがとても面白く、もっと他の科目も学びたいと思うようになり、追加で2科目学ぶことを決めました。せっかく3科目学ぶなら、本科に入ってしっかり体系的に学びたいという想いが出て来て大学院入学を意識するようになったのがMBA取得を本気で考えたタイミングだったと思います。
起業したいという強い想いはなかったのですが、経営のわかるエンジニアになれば新しい付加価値がつけられるかなとも考えました。最終的には、ついていけるかどうかわからないけど、もっとこの大学院で学んでみたいという気持ちを優先しようと決めて、MBA挑戦を決めました。
測定機器にもお客様の用途、ニーズに合わせて流行廃りがあります。直接、装置の販売を担当する仕事ではなかったのですが、自分の仕事の将来を考えたときに10年後、20年後、自分は同じ仕事をしているか、同じ仕事があるのかと考えたときに不安になり、社会の流れ、会社の動きを学びたいと思い、勉強できる場所を探し始めました。
また、仕事も遅くまで残業して頑張っていましたが、1人で頑張り過ぎていたためか周りとぶつかることも多く、30代になってもこれではマズいと思い、何か解決方法を探し始めました。
リーマンショックや中国・韓国勢の台頭により、ほとんどの電機メーカーが業績不振に陥ったときに、自分が所属していた組織でも業績不振による早期退職者募集がありました。自分は年齢や職種の面で対象ではなく希望もできませんでしたが、お世話になった諸先輩方が早期退職で辞めていかれるのを目の当たりにしました。もし自分が同じように早期退職することになったと考えたときに、他の会社でもやっていけるスキルが自分には無いことに気づきました。そして、経営を体系的に学ぶことが必要ではないかと考え、MBA取得を決めました。
今のまま経営感覚、論理的思考力を備えることもなく、一介の担当者としてやっていくことで果たしてビジネスの世界で生き残っていけるのかという不安を大きく覚えたことです。具体的には、2003年に韓国駐在となり韓国顧客に対するFAEとして主に顧客の要求を聞きながら将来必要な製品仕様の提案を本社に行いました。しかし顧客の要求をしっかり聞き自信を持って本社に製品仕様の提案を行ったがうまく賛同が得られずうまく進まないことが多々ありました。賛同が得られなかったのは、なぜその仕様の製品が必要なのか、自社としてどのような戦略を持って顧客対応すべきかという論理的な分析・論理的な提案・説得が足りなかったからだと感じておりました。
入学当時、現在の会社に入社して15年余りが過ぎ、生産分野を中心に企画・管理業務を行ってきていました。
それまでの経験・キャリアについて大きな不満はありませんでしたが、自分の50歳代以降の人生を見据えた時に、自分が本当にやりたいことを見つけて実践し続けるためにも経営企画、組織・人事、マーケティング、財務、事業立上げ、イノベーションなど異分野の経験が少なく、ビジネススキルが偏っていることに不安を感じていた。
そこで、体系的に経営を学び、自分の将来に活かせる糧にしたいと思い、MBA取得を考えました。
業務環境が変わり、これまでのスキル・能力で対応し切れない状況に対峙することとなりました。そのような中で、自分のビジネス遂行能力を高め、何とかこの世界での生き残りをかけていきたいという切迫した気持ちもありました。以前から大前学長の著書は拝読していたため、問題解決力の習得には特に強い関心を持っていました。そのような「身近に迫っていた危機」の一方で、将来より一層自分自身の人生を豊かで楽しいものにしていきたい、切り拓いていきたいという気持ちもあり、それら併せて新しいスキルを獲得したいなという想いにつながっていきました。
グループ企業に出向していた時分、自分の理想実現に必要とする幹とも云えるノウハウがこれまでの学習では身につかず、自分の将来に自信が持てないような心理状態にありました。 そして、社会の動向を見れば、会社も自分自身も大局的には不確実性に対処できなければ、生き残っていけないと考えていました。 そのため私は、当初リスクマネジメント分野を中心とするMBAを提供する欧州の大学院(通信)に進学する予定でしたが、行き着くところ自分自身が主役となり問題を解決することに繋がるスキルを磨けるMBAでなければ意味がないと考え、その分野で実績のあるMBAを学ぼうと方向転換しました。
これまで、事業立ち上げに関わる機会が何度かありました。今後もこういった機会に携わっていくことを考えた時に、経験だけでなく世の中の経営に関する体系的な知識も身につけたいと考えたことがきっかけです。
あとは、新卒で入社した企業で10年以上働いてきていたので、MBAの同期生と交流するなかで価値観の幅を広げること、良い刺激を受けたいと思ったこともMBA取得を考えたきっかけです。
「社長になりたい」という思いを常に持っていました。父親が小さいながらも会社を経営しており、その背中をいつも見ていたことが影響しているのかもしれません。しかし、いざ社会へ出てみるとそんな甘くはない。20代は淡い思いを抱きつつ、日々の業務に邁進していました。30代となり、「やはり経営に携わりたい」という思いが忘れられない自分がいました。その様な時、リゾートホテル運営会社で総支配人として施設を任せていただけるというご縁に恵まれました。しかしながら、サービスや営業に従事してきた私は、日々の運営者としての力はあっても、経営者としての力は全くなかった事を思い知らされました。財務諸表の見方も解らないまま、総支配人として従事していたのです。MBAを取得することで一歩近づけると考えた為です。
これまでは、目標とする先輩や上司また書物等から学んできましたが、それだけでは環境の変化が激しくなってきた自社の状況において、新しい価値を生み出すことが難しくなり、過去の経験から得られるものだけでは限界を感じ始めていました。そのため、自分自身の頭で考えられる力、そしてその考えたプランを実現させる力、それらを身につけようと思い、MBA取得を目指しました。