5年前に管理職になってから、自分自身が管理職に必要な知識・技術が少なすぎることに気づきました。チーム全体のパフォーマンスを最大限に引き出すために、まず自分自身をレベルアップしないと、チームメンバーが可哀そうだと思いましたので、MBAにチャレンジすることにしました。
自分の将来は自分で切り開きたく、その道筋を見出す力を養いたいという思いからです。
大学卒業後、17年間中小企業にて化粧品の製剤開発の仕事を続けて来ましたが、現在よりも高い価値を生み出して成長する為には研究職であってもビジネスのスキルが不可欠であると考えるようになりました。会社の成長なくして研究部門の成長は無いのは当然かもしれませんが、今までは自身の研究テーマを行っていれば良いと思っていました。しかし、会社が目指す方向と職務内容に矛盾を感じるようになり、研究職でもマネジメントにおいてビジネスや経営の視点を持ち理解して一体となって取り組んだ方がより良い成果を生み出せるのではないかと考えMBAの取得を考えました。
「海外で事業会社を立ち上げたい」という学生時代からの商社志望動機を実現できたことで、次の目標を探し始めるようになりました。当時、人生も社会人としても折り返し地点となる、40歳を過ぎ、残りの人生を何に注ぎ込んでいきたいのか、社会とどのように関わり、どんな貢献ができるのか、自らの存在意義は何か?という、「社会に対して意義のある製品やサービスを生み出すこと」を意識するようになっていました。そして、変化のスピードが加速度的に増している現在において、その確率を上げていくためには、社会で起こっている事実とその全体的な構造を理解すること、そして、それらの本質を捉え、自ら考えて判断して未来を切り拓いていく構想力、諦めない実行力など、ビジネスを推進する知力や体力、人間力を身につけることだと考えました。それがBBT大学院のプログラムだったのです。(MBA取得は目的ではありませんでした。)
MBAという称号自体が欲しかったわけではありません。単に経営についてしっかり学びたかった、それに尽きます。MBAはそのオマケでした。実際世の中そうだと思います。MBAを持っているから必ず成功するということは決してなく、学んだことを活かして行動を起こす、これがより重要だということもBBT大学院でしっかり学びました。ただ、MBAをいざ手にしてみると結構嬉しいものですね(笑)
グローバルで活躍できる日本人を目標に社会人になりましたが、これまでの自分が積み重ねてきた知識や経験に加えて、もっと幅広いスキルと経験を付ける必要があると実感してきました。これからもグローバルで勝負していくために、MBAを通してより高みを目指したいと考えて、MBA取得を決意しました。
同時にMBAはいつか勉強したいという願望もあり、挑戦せずにいたら必ず将来後悔すると思ったのも理由の一つです。
台湾のある銀行の本社での勤務時、日本のマーケティング活動を研究し、オンラインでのクレジットカード申請システムの企画に成功しました。このシステムの導入後、新会員を大幅に増加させることができ、その上、外商からの賞賛もいただきました。その後、日本のマーケティングから学ぶべきことがあると思い、まず日本へ日本語を勉強しに行くことに決め、さらには日本でビジネスマンとして働くべく、MBAを修めたいという強い気持ちを抱いていました。
入学する前はグローバルとか世界経済という視点は私には乏しかったと思います。それでも、漠然と何か不安を感じていました。今、言葉にすると、「日本経済は成長性を期待しにくく、国だけではなく企業も業績が頭打ちとなり閉塞感を抱いているところが多いのでは」といった不安だったのでしょう。漠然とした課題意識の中、自分にできることは何か考えていました。
「自分の手が届く、自分が勤務している会社で成長性と新規性のある戦略や事業を立案し実現できるようになりたい。経営的資質を身に着けることが必須だ。」そう考えてMBA取得を決意しました。
どこの企業も同様に、グローバル化の流れの中で競合他社との競争に生き残っていかなければならず、私もグローバル経営について学び、実践する為の基礎体力を身につけなければいけないと考えるようになりました。また、私は生涯現役で稼ぎ続けられる人間になりたいと願っていたものの、振り返って自分自身のスキルを考えると、現場経験以外に何も無いことを痛感しました。自己流では限界もあり、必要なスピード感を出せないと考え、経営の基礎から学び実践できる実力をつけたいと思い、MBA取得を決めました。
入学以前から、経営に関するスキルの習得に努めていましたが所詮は自己流でした。書籍での学習と資格試験にも挑戦しましたが、いまいち実践につながる体系的な学びにつながっていないようなモヤモヤとした思いがありました。そんなとき、会社の同期がMBAに挑戦しているということを聞きました。彼が日々成長している姿を見るにつけ自分が求めていた学びはMBAだったと気づき入学を考えるようになりました。
毎日、通常の業務をこなす日々に漠然とした不安があり、新しい知識や技術を取得して、業務の幅を広げたいと考えました。新たな友人を得て、刺激を受けたいとの思いもありました。最近、周囲に修士の学位を得た友人が増え、雑誌やTVで散見する企業人、芸能人でも散見します。自分も修士の学位を得たいと刺激されたのも理由の一つです。