単純に自分の知識・能力不足を痛感したためです。 入学を検討した時期がちょうどコンサルティングファームに転職した時期で 他のコンサルタントと比較して自分は明らかに知識・能力が不足しておりました。
特に考える力のなさは致命的で、今思えば「考える」ということがどういうことなのか全く理解していませんでした。 単に覚えたものを吐き出すことしか知らなかった自分には「考える」ということができず 教科書に書かれている知識の範囲内の作業やマニュアル通りの作業しかこなせない状況でした。
なんとか「考える」力を身につけ 、自分のスキルや能力を高める手段はないか検討し探していたところ、MBAに出会いました。
前職のシンクタンクではPHD無しでいけるところまで登りつめたという感が丁度していたとき、PHDを取ってこのままアカデミックなキャリアを続けるべきかそれとも別の道を進むべきか悩んでいました。外交政策を考える上でも各国の経済力を左右する企業の存在がいかに大きいかを感じるようになると同時に、小さなシンクタンクが研究を続けるための終わりない資金探しの努力の中、企業のニーズが理解できていないことから、ファンディングやスポンサーシップの説得に苦労をしているのを実体験し、一度企業でも働く必要性を感じはじめていました。営利の世界の理解を深めるため、転職を決めると共にMBA取得を考えました。
30代の頃、当時勤務していた企業でアメリカのMBAホルダーが数名いましたが、MBAホルダーは机上の空論が多いと感じており、実用的な修士だとは感じておらず、どちらかというとMBA反対派でした。その後、30代後半でカナダに在住することになり、日々の業務の中で、異文化を理解することが当面の課題になり、またたく間に時が過ぎ去りました。2013年の後半にたまたま、知人との会話の中で「これからはマスターぐらい持っていないと」と言われ、今後の事を真剣に考えていない自分に気がつきました。これからの約20年を真剣に考えないといけないと思い、一発奮起してMBAを取得しようと覚悟を決め、カナダ又は日本の大学院で、仕事をしながらでも取得できるという条件の元でリサーチを始めたところ大前学長が経営されるBBT大学院に出会い、説明会参加後に出願を決めました。
「自身の経営に関する能力を伸ばしたい」と前向きな危機感をもったことがきっかけです。
仕事の上では、日々状況変化し他社との競争が激化していました。そのような中で、他社と差別化し競争に勝ち抜くために、経営管理的な考え方や知識を書籍等から学んできましたが、実践で応用していく部分が不足しており、独学での限界を感じていました。
また、台湾で生活する中で、能力が高く独立志向の強い台湾人の生き方を間近で見る機会が増え、ビジネスの最前線に立っている30代前半の今、論理思考力、問題解決力、構想力などをしっかり身につけ新たな価値創造をし現状を打破していかなければ、世界の同世代のビジネスマンに差をつけられてしまうなと感じていました。
MBAホルダーになりたいというより、単なるIT屋にとどまらない問題解決のプロフェッショナルになるための訓練がしたいと以前から考えていました。大前学長が「現代のビジネスパーソンに必須な“三種の神器”は英語・財務・ITのスキルだ」とおっしゃっていますが、それらのツールを組み合わせて結果を出すためのベースとなる「問題解決力」を磨きたいということです。
そのことで今後の自分のキャリアの幅が大きく広げられると考えたからです。
以前にインドの人達と仕事をする機会がありました。彼らは日本人と比較するとはるかに低い給与水準で仕事をしています。更にインドでは若くて有能なエンジニアが数多く輩出されると言われており、数年したら自分の仕事は彼らに取られてもおかしくないという危機感を感じました。そのような状況の中で日本人の給料をもらうためには自分にもっと付加価値を付ける必要があると痛感し、技術だけではなく自分の領域を広げようと考えました。
配属された新しい組織で新規分野へのアプローチを行うにあたり、限られた資源と時間・これまでの業務の中で蓄積してきた知識だけで先行する他社との競争に勝ち、自社の足場を築いていくことの難しさを感じました。
そこで与えられたチャンスを生かすために経済・経営・問題解決について体系的に学び、自社提案の武器にしたいと考え入学を決意しました。
縮小傾向にある日本市場は限界が来ていて、世界市場を考えて仕事を進める機会が増えてきていました。
そのような中で、社内研修を通じて、語学としての英語だけではなく、欧米の経済だけではない、いうなれば全球化という意味でのグローバルの要諦を英語で学ぶ事に興味が沸いていました。
そんなときにBBT大学院を知り、遠隔学習で通学の必要もなく仕事を続けながら、学べることに魅力を感じ、入学しました。
もともと、日本国内において、キャリアを形成を考えていましたが、海外出張をきっかけに、海外での勤務を希望するようになりました。しかし、それを実現するためには、自身に何も武器がなく、ただ漠然と海外で仕事がしたいという強い思いだけが先走るだけで、自己の中で焦りと閉塞感が漂っていました。そのような状況で、当時上司から「OnlineでMBAが取得できる大学院があるから入学して、MBAを取得し自分の将来を描け!!」と言われました。後になって聞いた話ですが、上司自身もBBTに入学を真剣に考えていたそうです。そこで、自分の部下や部下として働いていた若手を何とか入学させMBAを取得させたいと思っていたようです。
当時、私自身も当時の状況に満足しておらず、悶々とした閉塞感、将来への不安がピークに達していました。このような状況からの脱出と自分の未来を創造するためにBBTへの入学を決断しました。
社会人として10年経ち、所属する会社や組織をより良い方向に導いていく力が自分には足りないことを日々の業務で感じていました。また、これまで出会ってきた大前学長の著書で語られている、世の中から今求められているビジネスマンの理想像に対して今の自分は大きくかけ離れ、新社会人の頃思い描いていた姿に成長できていないことに不安を感じました。BBT大学院でビジネスを1から学ぶことでこれからの仕事人生がより充実したものになってくればと願い、BBT大学院で学ぶをことを決めました。