在学中は、とにかく時間に追われている状況でした。
時間の使い方を見直し、空いている時間を「このために使う」と決めました。
例えば、平日は、家を出る時間を1時間早め、授業を電車の中で視聴し、出社前1時間は漫画喫茶でAirCampusの議論の時間にあてていました。週末は、勉強に時間を割くことが多かったのですが、土曜日の夕方の2時間だけはジムに行く時間にしていました。
卒業後でも、時間の使い方は上手くなったと実感しています。
何事も「言い訳」にしたところで、ない時間は作れません。シラバスが公開された段階で、すべての締め切りを確認し、スマホなどに覚えさせることまではやりました。が、そこから逆算して、いつまでに何をどれくらい進ませておけばいいのか、という進捗の予定を立てなかったのは仕事と家庭とのバランスをとる上では大きな失敗だったと反省しています。「1日を50時間にする魔法」はないのです。
家庭については、当時両親の介護の真っ最中でした。このタイミングで入学した自分に問題はありますが、子供の教育に大変理解のある両親だったので、まだコミュニケーションが取れるうちは「アンタはすごいね」と応援してくれて、大変励みになりました。介護は、育児と違って先が見えず、突発的なことが頻繁に発生します。両親は在学中に逝去しましたが、学校にはとても配慮していただき、感謝しています。
仕事が優先なのは当然のことであるが、されど学びを後回しにすることなく進めた。ワーク・ラーン・ライフのハーモニー(調和)は取れたと感じている。平日はもとより土日も学びに集中した。また旅行、コンサート、落語等も出来る限り行き、家族への感謝は態度で示したつもり(笑)。
自分の仕事は転職直後、子どもは受験期でしたので、これらに負担をかけるわけにはいかない状況でした。このため、家族の就寝後と土日を使ってBBTの勉強をしましたので、2年間は家庭サービスの時間はほとんど取れませんでした。つまり、バランスはとれていないですね。ずいぶんと、飲み友達を失いました(笑)。
大前学長は、「やりたいことは全部やれ!」Don’t wait for tomorrow! という著書があるくらい、仕事も家族も大事にされる方です。入学後、学長のスケジュールや週末の遊びっぷりを拝見し、言い訳ができないなと感じ、仕事と学業はもちろん家族との生活でもやりたいことはどんどんやろうと決めました。
私は、妻との食べ歩き旅行が趣味なのですが、在学期間中、年二回の海外旅行のペースでプライベートを充実させ、妻の満足度を高めながら大学院で学ぶことができました。
唯一留意した点としては、インターネットアクセスと電源の確保です。それさえ確保できればBBTは世界中いつでもどこでも勉強できましたので大変助かりました。
特に1年目は50時間/週の学習時間を設定していたこともあり、時間軸で見るバランスはどうしても家族の時間を減らさざるをえませんでした。思い返せば、純粋に家族だけに割く時間は1週間に5時間程度しかなかったのですが、極限に時間が無い中で家族だけに割く時間の中身を濃くすることができました。また、理解と協力もあって休日は外で勉強することで、一緒にいる時間は長くとることができました。入学前にはバランスなどあまり考えたこともなく、家族との時間をどう有意義にするかまで考えたことが無かっただけに、バランスさせようという意思があるだけで、どんな状況でもバランスの実現は可能だと実感しました。
1年生の前期は、基本的には1日3時間を目標にまずは授業・データの収集等を意識して行いました。できる限り仕事も時間内で終わらせるようにランチの時間などは極力早めに切り上げ、本を読む時間やデータを収集する時間等にあてていました。後期からは少し時間的にゆとりもでてきたこともあり、週に1回はゆっくりと友人と外食したりして、オンとオフの切り替えを行っていました
受講当初は、未知の内容や考え方、自身の知識のなさから、空き時間に加え深夜まで勉強し、バランスが大きく乱れ焦りばかりが生じました。2年での履修を目標としていましたので、通常業務には勿論、影響を与える事なく効果的に学習を進めるためには、再度自身の時間調整を行う必要があると考え、平日の学習時間を固定したり、空き時間を有効活用する工夫とスマートフォンを上手く利用したりする事で、業務とプライベートのバランスが取れるようになりました。
海外赴任中は必然的に家族全員で行動することが多くなります。その様な状況でも入学前に学びの時間を確保することに理解を求めると共に、家族のケアにも手を抜かないことでバランスを取りました。実際は家族が寝てから勉強の時間を作り出した、と言う状況でした。
私の場合、仕事は辞めたくない、家族との時間も大事にしたい、でもしっかり勉強したい、そんな三兎を追うためにBBT大学院に入ったので、2年での卒業はまったく考えず、最初から3~4年かけてじっくり学ぼうと決めていました。
結果的には3年で卒業したのですが、良かったことは3つあります。
①BBT大学院の最大の特徴である「RTOCS」に、じっくり取り組むことができた
②家族旅行もでき、子供の勉強を見ることもできた
③より多くの学友に出会えた(US11(2011年春期生)~US13(2013年春期生)まで幅広いネットワーク)
最大5年間まで在学できますし、焦らず、周囲に流されることなく、自分のペースで学ぶことがバランスさせる最大のコツだと思います。
MBAという資格が早く欲しいなら別ですが、あくまでも「学ぶ」ことが最大の目的であれば、3~5年計画はオススメです。