2年次に進級時、子供が出来たことが分かり2年目科目の履修と同時に、卒業研究を履修するか悩みました。卒業研究を履修すれば最短2年での卒業も可能でしたが、卒業研究のハードさを諸先輩から聞いており、仕事、育児、BBT大学院とすべてを同時進行できる自信がなかったので、卒業研究のみを残し3年計画に変更しました。
結果的には、その分2年次科目に専念して取り組むことが出来、また、育児も積極的に出来たので自分としては満足しています。
私自身、スケジュールを立て、メリハリをつけるようにはしてきましたが、現実的には公私ともに想定通りに物事が進むはずもありません。 このような状況下で、どうやってバランスを取ったかについての具体策は以下の通りです。
①家族の協力:家内・子供には言葉にならない感謝をしていますが、やはり家族と過ごす時間が犠牲になってしまうことは否めません。 ②睡眠時間の削減:4.5時間程度で身体を慣らしました。 ③空き時間の活用:往復の通勤時間含め、少しの空き時間でも活用しましたが、これこそがBBT大学院の最大の強みだと思います。 ④仕事以外の会食(飲み会)の回避:こうしないと物理的にこなしていけません。 ⑤BBT大学院の仲間の協力:時に、RTOCSなどについては、BBTの学友の発言、調査を参考、活用させて頂きました。
当時、高校生の子供が二人いてこれからお金がかかり、仕事も忙しく帰宅が夜遅い状況でしたので、相談もせず勝手に入学を決めました。ですので最初は「何してんの?」的な感じでした。入学当初は自室にて朝夜問わず篭っていましたが、家族にはその学びの重要性や最新ニュースへの驚きは伝わりません。そこで、学びの大切さやBBT大学院の科目の内容の良さを少しでも共有しようと、ダイニングテーブルにPCを置いて、RTOCSの課題は「今週のお題は◯◯だよ」「Airbnbって知ってる?」「この先生、有名な◯◯の社長だったんだよ」「人の2倍学ぶと年収が10倍になるって本当だと思う?」など、普段の会話にしたら家族が興味を持つようになりました。更には毎週のRTOCS提出のためにダイニングで学習しそのまま寝てしまうことが多く、傍目にも「がんばっているね。」と理解してもらえたと思います。
時期にもよりますが、基本思想は「仕事は100%やる」「大学院も100%やる」。プライベートは全てをその両者に捧げる、というものでした。
当時、婚約者がいましたが、土日は一日中勉強をしていたのでデートはしていませんし、友人と遊ぶこともありませんし、会社の飲み会も多くても週に1回にセーブしました。途中からランチも抜いて勉強の時間、又は昼寝の時間に捧げるぐらい時間管理は大変でした。
卒業研究提出直後に結婚式を入れてしまったため、最後結婚式準備をしながらの大学院は大変でした。あまりイベントを入れることは、お勧めしません。
空いている時間はほぼ学びの時間に使った為、正直バランスはとれていなかったと思います。学びだけではなく、仕事も忙しく、プライベートの時間を犠牲にしたことも多かったと思います。しかし、人生トータルでバランスを取ればよいと割り切り、今は学びに投入する期間だと自分に言い聞かせ、勉強に全力投球しました。
単身赴任を終了し帰国した後は、恥ずかしながら、家族の中で私だけ自室がなく、終業後の会社の会議室を使用したり、図書館通いをする等、勉強時間・場所の確保に苦心しました。家族受けもあまり良くなく、大変な日々が続きました。
週に15~20時間の勉強時間を確保するためのカギは「効率性」にあると考え、仕事においても無駄な作業や非効率的な業務を見直しました。プライベートの時間も必要なもの、不必要なものを分類し、飲み会などの人付き合いも回数と優先順位について整理。「1日に24時間しかない時間という有限資産をいかに有効に使うか」を追求した結果、仕事もプライベートも質の面でかなり改善されたと感じています。従って、バランスをとるという面であまり苦労したというような感覚はありません。ちなみに一日を有効に過ごすには体力も必要、と考えて大学院入学をきっかけにランニングを始めましたが、体重も10kgスリムに、さらにフルマラソンを4時間で完走できるまでになりました。大学院入学をきっかけに生活すべてを効率化して生まれた嬉しい副産物です。
ただし私は3年で卒業しましたので、2年で卒業を目指す場合はもっとハードな状況になると思います。
仕事のペースを落とすことなく学びに励むためには、妻の理解が必要不可欠でした。
特に私の場合は、必ずしも要領が良いわけではありませんので、隙間時間の学習ではなく、如何にまとまった時間を確保するか、というのが大事なポイントでしたから、週末のいずれか終日を勉強時間に充てていました。
大学院へのチャレンジを検討していた時、私の背中を最後に押してくれ、また、在学中の2年間本当によく支援をしてもらいました。妻に頭が上がりません。(笑)
時間的に大きく家族に負担をかけてしまった部分はあります。休日は出来るだけ家庭に時間を費やし平日は帰ってから勉強の時間に当てていました。忙しくなった分、時間にメリハリを付けて過ごすことが出来るようになったのでその点については良かったのかもしれません。
正直なところ、平日の夜と土曜日は完全に家族に協力をしてもらい授業に集中しました。一方、日曜日は、家族と一緒に出かけたりしてバランスを図りました。