業務を行う上で、一つ上の経営的視点で総合的に判断することができるようになりました。また、困ったこと、分からないことがあればその道の専門家であるクラスメイトに相談をすることで解決策を見つけ、ビジネスを押し進めることができるようになったという点も活きている点ですね。クラスメイトと話す時も2年間学んだ共通言語があるので理解が早く進みます。自分の実力だけではなく、築かれた人的ネットワークも実践で活きています。
事実を積み重ね、論理的に物事を捉える習慣がついたことで思考の幅が大きく広がりました。RTOCSなどを中心として様々な業種・プロセスの課題に取り組んだことで、自分自身にはあまり知見のない分野の課題であっても一定の時間内に全体像を把握し課題の本質を突き詰めていけるようになりました。 また、海外現地法人に出向となり突然マネジメントを要求されるようになりましたが、BBT大学院で学んだことをベースとして自信を持って取り組んでいくことができています。
まず、思い込みで進めていた自らの仕事の方法がファクトベースで物事を考える方法に完全に変わりました。自らの常識を疑ってかかるということから始め、自分の知らなかったファクトに出会う度に問題が解決に向かって前進したという実感を持つに至っています。
このような経験を積み重ねていくに従い、ファクトから将来を推論することが出来るようになり、私の分譲の企画部分においても顧客のニーズに外れない物件を提供出来ていますし、以前にも増して売れ行きの良い商品の提供につながっています。その部分が会社でも評価され、卒業後も2年で2回の支社長賞を受賞するに至っています。
発生した事象の対処及び今後の方向性を示すにあたり、その事象に対して問題の本質はどこにあるのか、真の目的は何なのか、自分で考えるようになりました。会話の中に「問題の本質」というワードが良く出てくると自覚しています。
自分自身が学んだことを伝えるべく、課内のミーティングには、問題発見・討論スキル向上トレーニングやプレゼンスキルアップトレーニングといった志向を取り入れて、人材育成に取り組んでいます。
具体例を挙げると、海外と電話会議があった際に積極的に参加し、その会議をリードすることができました。少し抽象的ですが、BBT大学院の生活を乗り切ったことが自信につながり、以前に比べて新たな仕事に対する不安が少なくなったことや、様々な業種の友人と出会えたことで自分の考え方を見直す機会が増えたと思います。
お客様から仕事をいただいた場合、それは、そのお客様にとってどういう意味をもたらすのかを考えてから、仕事をするようになりました。言われたことをするのが仕事ではないと思って実践しています。
現在の戦略立案業務の仕事の質とスピードが変わったと感じます。海外とのやりとりでより効果を感じます。
BBT大学院で学んだことは、仕事上のいろいろな場面で活かされています。例えば、問題解決力や発想法はさまざまな仕事を遂行する上での基礎になっています。他にも、アカウンティングやファイナンスの知識は取引先の分析や交渉において活用していますし、問題発見のためのチャートの作り方は報告書作成時にいつも参考にしています。
BBT大学院で学んだことは会社の実務ではもちろんのこと、家族との関係、子育てにも大きな影響を受けました。まず会社ではマーケティングや組織論などはすぐに自身の仕事で使えるものであり、学んだフレームを思い出しながら活用しています。すぐに劇的な成果が出せる、というわけではないですが、使い続けていくうちに骨となり肉となるのだと思っています。
私生活において大きく影響を受けたのが子育てです。リーダーシップや人材関係の講義で学んだことから教育の重要性、とくに幼児教育の重要性を痛感しました。ちょうど卒業時に子供が2歳になっていたので、そこから幼児教育を勉強し、自分なりの教育方針をもって今も妻を助けながら子育てをしています。
学んだ知識は知っているか知らないかの話しなので実践で活かされているのは当然なのですが、在学中に徹底的に鍛えられた本質的な「問題発見・解決思考」は実務上の随所で活かされております。本質的な問題を発見しないことには根本的な解決にはならない。これは、実務上では当然のことです。当然のこと故、なかなか出来ないことであることに気づかされました。入学後は、問題発見・解決の為であれば、上司など声の大きい人の話しだけでなく、自分で情報も取りに行き、後輩や同僚の話しもしっかり聞くようになりました。