自社の経営層に対して、新規事業を提案する際のプレゼン資料作成、あるいは現在の事業環境と今後の方向性を説明する際の資料作成やプレゼンにおいて非常に役に立っています。 それにより今まであまり注目されていなかった、中南米事業に関しての注目度が高くなりました。 また顧客企業との交渉においても、今までであれば理解できなかったような概念などについても理解をし、交渉を進めることができています。 運も重なっているところがありますが、新規事業が増えて、それについての説明を社内にプレゼンし、さらに注目を得て新規事業のネタが増えるという好循環ができていると感じています。
BBT大学院では毎週「自分が社長ならこの会社をどうするか?」という課題が出されます。そのおかげで、何事も自分が組織のトップだったらどう判断するか、という視点を持てるようになりました。もちろん自分の考えと実際のトップの判断にギャップがある場合は多々あります。そのような場合も、トップが何に価値を置き判断したのかを理解できるようになりました。
在学中の2年間は、勉強中心に生活しており、フルタイム勤務ではなかったのですが、2年次前期は、個人事業主としてのプロジェクトと週3の嘱託契約のデザイン業務が重なって、忙しさの波にのまれそうになったことがあります。以前であれば、ワタワタしていたと思うのですが、どんなに忙しくとも、優先順位と段取りを冷静につけ、淡々と目の前のやるべきことに集中することができるようになりました。
今振り返ると、入学前に目の前の事象(事実)を問題と誤解し、思いつきや周りの意見に流された結論を出していることがありましたが、BBT大学院で学ばなければそれが間違いだったのだと気づくことすらなかったです。
今では、新たに担当するプロジェクトにおいても本質的な問題を見極め、解決策の仮説立案、実行と検証を繰り返すPDCAサイクルを高速に回すことで、業績の向上を図っています。
元々新しいことを始めるのが好きであり、皆がわかっていても手をつけていない課題にチャレンジする機会は多くありました。
しかしながら、それらが上手くハンドリングできていないこともあり、細かい部分で何かが不足していたことを痛感していました。BBT大学院に入学して半年後ぐらいに、大きなプロジェクトを立ち上げ、人材の確保や内部の資金調達などを行った際に、これまでの取り組みとは明らかに異なる雰囲気の中で進めることができ、自分にとっては全く新しい分野であったにも関わらず、多くの関係者から賛同を得られたことを経験しました。この違いは、本質的な課題を抽出したことと、関係者の心に自分の思いが届いたことだと考えています。ミッション、パッション、アクションが重なり自分でも成長を実感できた瞬間でした。
今までは、なかなか自ら率先して物事に当たることが不安で、躊躇していることが多かったのが実際でした。BBT大学院での学びを通じて、周りのことも考えていくことも重要ですが、率先して物事にあたることが苦にならなくなりました。自らが前面にたち、周りを巻き込んでいくことの大切さを改めて学ばせていただきました。
どんな困難な状況においても思考停止(フリーズ)する事がなくなりました。FACTベースのロジカル思考は今置かれている状況を俯瞰し、冷静に決断する事ができます。人間なので時には感情的になる事もありますが、失敗しても意思決定した時点に立ち戻り素直に軌道修正をする事ができます。おかげで思い切ってアクションする事が可能となりました。
これまで自身の業務を遂行するに当たって、既存のやり方に従ってばかりいましたし、せいぜい、同業他社のやり方を参照する程度でした。しかし、BBTでは毎週の課題(Real Time Online Case Study)で様々な業界の企業などを研究したり、シリコンバレーなどにおける最新の動向を解説いただけたので、業務の効率化や成果を高める方法を考える際に、既存の枠に囚われずに思考を発散させることができるようになったと感じています。
日本人の多くは、結論を後に話す傾向があります。しかし論理的思考力を身につけると話の途中で相手の結論がみえてきます。相手の言葉を論理的に理解できるようになると、言葉に出さない悩みや不安なども、少し読み取れるようになりました。仕事では、上司や部下、顧客やビジネスパートナーなど、多くの方と接する機会があるので、非常に役に立っていると実感しています。また副次的な効果ですが、自分の本当にやりことが何かもわかってきたので、新たなキャリアプランを立てることができました。
BBT大学院では経営課題を考察していくプロセスで、ケーススタディの中に予め情報、条件等が提示されることはありません。情報収集の段階からクラスメートとシェアしながら情報を分析していきます。そしてこれらに基づき論理的に考察し、仮説を構築し、経営戦略を考えながらトップの視点で方向性を提示します。現在の職業でも顧客企業の事前分析を行いますので、こうしたBBT大学院での経験はかなり役に立っております。またトップやマネジメント層の方へもインタビューすることもありますので、経営者視線というものを培ってきたことが活きてきていると感じております。