組織人材面では、メンバーのかかわり方において個々のキャラクターやタレント性を重視し、価値創造を発揮してもらいやすい風土づくりを意識しています。予算管理や事業計画の財務シミュレーションでは、得た知識をしっかり活用できています。戦略についても、多くの情報を集め、自社のアセットと競合の動向を含め方向性出しを行う思考アプローチが新規事業検討に役立っています。また卒業研究で取り組んだ内容は、会社の中で実際に事業化に向けて実証を行う予定でいます。
普段仕事をしていると、多かれ少なかれ問題は発生します。BBT大学院入学前まではそれらの問題に対して、ただ単に愚痴や不平不満を述べていただけだったと思います。しかしBBT大学院で問題発見や問題解決に対する体系的なアプローチを学べたお陰で、同様の事象を目の前にしても常に本質を押さえた再現性ある思考が出来るようになりました。また「自分ならどうするか?」という意見を論理だてて述べられるようになったり、自分の権限を用いて実際に取り組みを行えるようになったりしました。
大学院で学んだ知識よりも、その過程で訓練した「考え方」が実践で活用出来ていると感じています。ロジカルに考えることはもちろん、RTOCSを通じて訓練した「もし私が△△社の○○社長だったら」という考え方も、日常業務で自信の仕事を俯瞰的に捉え、アウトプットの価値を高める上で大いに活用出来ています。
組織の戦略を立案するための知識とスキルだけでなく、具体的な解決策の選定の訓練や組織のリーダーとしての考え方を身に着けることができました。そのため立案した戦略が具体的な実践として落とし込むところまで、机上の空論とならないような戦略を描けるようになったと思います。
卒業後に所属したスタートアップベンチャー企業にて、技術系の役員としてマザーズ上場を経験させていただきましたが、その際に機関投資家向け資料(ロードショウマテリアル、目論見書)に関わる機会をいただきました。BBT大学院での学びがまさにフル活用できる機会となりました。
元々新しいことを始めるのが好きであり、皆がわかっていても手をつけていない課題にチャレンジする機会は多くありました。
しかしながら、それらが上手くハンドリングできていないこともあり、細かい部分で何かが不足していたことを痛感していました。BBT大学院に入学して半年後ぐらいに、大きなプロジェクトを立ち上げ、人材の確保や内部の資金調達などを行った際に、これまでの取り組みとは明らかに異なる雰囲気の中で進めることができ、自分にとっては全く新しい分野であったにも関わらず、多くの関係者から賛同を得られたことを経験しました。この違いは、本質的な課題を抽出したことと、関係者の心に自分の思いが届いたことだと考えています。ミッション、パッション、アクションが重なり自分でも成長を実感できた瞬間でした。
思考法を身に着ける事により頭の回転を速くすることができました。考えるスピード、アウトプットのスピードも上がっています。効率よく仕事ができるようになり生産性も上がったと感じます。
問題解決するための思考法を身に着ける事で、困難だ、無理だと思えるようなケースでも解決策にアプローチする事が可能だという事が分かりました。以前は困難な問題に対してはうろたえてしまったり、どうせやっても無理、と考えてしまう事もありましたが、現在では論理的思考をベースに発散や収束、探求などを駆使し様々な問題に立ち向かえる力がついています。
自社の経営層に対して、新規事業を提案する際のプレゼン資料作成、あるいは現在の事業環境と今後の方向性を説明する際の資料作成やプレゼンにおいて非常に役に立っています。 それにより今まであまり注目されていなかった、中南米事業に関しての注目度が高くなりました。 また顧客企業との交渉においても、今までであれば理解できなかったような概念などについても理解をし、交渉を進めることができています。 運も重なっているところがありますが、新規事業が増えて、それについての説明を社内にプレゼンし、さらに注目を得て新規事業のネタが増えるという好循環ができていると感じています。
今振り返ると、入学前に目の前の事象(事実)を問題と誤解し、思いつきや周りの意見に流された結論を出していることがありましたが、BBT大学院で学ばなければそれが間違いだったのだと気づくことすらなかったです。
今では、新たに担当するプロジェクトにおいても本質的な問題を見極め、解決策の仮説立案、実行と検証を繰り返すPDCAサイクルを高速に回すことで、業績の向上を図っています。
在学中に自社がRTOCSで取り上げられ、クラスメイトとあるべき姿に対して議論すると共に、大前学長の提案を伺うこという貴重な経験がありました。
内部にいると気付けない提案が多々あり、学長の提案とクラスメイトとの議論を通して自分自身も自社のあるべき姿を固めることができました。
社内で自分がやれることは全てやり切り、悔いを残さないようにしたいと思っています。