BBT大学院での最初の学びは、FACTを収集し、そこから本質的な課題を捉え、最適な解決策を導き出す手法となります。本手法は、業務の中でも十分活用できます。従来のやり方、固定概念に囚われず、客観的なデータや定性情報等に基づき、ありたい姿へ導くプロセスにより日々業務改善を行っているところです。
メールの文章1つを取っても、当事者意識や経営者の視点を踏まえ、結論から記載するなど、行動に結びついた変化が起きていると思います。特に「RTOCS」で重視されていた、factに基づく意見の提示を学んだ結果、普段からなぜそのように言えるのか、考えたのかの論拠として示すことが増えました。また、これまで躊躇していた場面でも自分の意見を主張することができるようになったと感じています。クラスメイトとの議論の中で、発言をすることを求められていたことが大きく影響していると考えています。
「〇〇部長が言ったから」とか「社長がこう言っている」といった発言に、単純に従うことはなくなりました。〇〇部長はなぜそう言っているのか?何を目的にしているのか?ということをまずは考え、疑問や意見を自然と言えるようになりました。
自分の身の周りに起こり得る物事に対して、「その根拠はなんだろうか」、「それはFACTだろうか」、「本質は何だろうか」と考える癖がつきました。また、実際に自社の問題解決にあたってはPSA(問題解決思考のアプローチ)のステップで論理的に進めることができました。それでも現実は次々と新しい問題が発生しますし、正論だからといって必ずしも人が賛同して動いてくれるわけではありません。そういう意味においては人生そのものが問題解決の連続であると感じています。
経営においては、様々な事象があらゆる場面で発生します。これまでは、それらを個別のものとして別々に処理をしていました。しかし、BBT大学院での学びを通して「要はなにか?」と考える思考法が身に付きました。その結果、まずは一旦大きな視点でそれぞれの事象を眺め、整理し、ロジックをもって答えを導くことができるようになりました。これにより、日々の判断はもちろん、それ以外にも、社内においてレポートが取り上げられたり、会社を代表して講義をする機会が増えるなど、様々な場面で活用できていると思います。
MBAの漠然としたイメージとして、マーケティング・経済理論・経営戦略関連分野を代表的な講義分野であると思ってしまっていましたが、企業も人が組織し構築しているものであり、リーダーシップ論・組織論・ビジネスエシックス論等の講義分野は企業のサステナビリティを高めるためにも大変重要であると再認識できました。近年の企業・組織における不祥事には、経営トップの無責任・悪しき社風・倫理観の欠如を原因とする「人災」と言うべきものが多発しており、BBTの講義にはこれらを抑止・防止するノウハウ、並びに、仮に不祥事が発生してしまった場合の対処の方法を実践的に学べる為、総務畑の自身にとっても大変有意義でありました。
BBT大学院で学んだ様々な知識や考え方によって、どの様な問題に直面したとしても、解決できる自信が持てる様になりました。突発的なトラブルが発生しても慌てずに冷静に対処し、難解な問題に対ししても、あきらめる事なく向き合う事が出来るマインドセットも、BBT大学院で得たことの一つです。
海外でマーケティングの部署に所属しているのですが、3Cを使った分析やロジカルシンキングは戦略を立案、実行するにあたり非常に役に立っています。これらの考え方は世界共通であるので、スムーズに業務を行うことが出来ています。
朝礼などで話す機会があれば、自社の抱える問題点などを問題提起したり、会議でも自信を持って発言できるようになり、あらゆることに当事者意識を持って首を突っ込んで参加するようになりました。また以前は経営陣の話を鵜呑みにする傾向があったのですが、今は誰が言ったかよりも何を言ったかを冷静に聴けるようになり、疑問点があれば必要な質問を通じて別の可能性を示唆するような、議論する力も少しずつですが身についてきたと感じます。実務能力としても学習時間捻出の為に、顧客への提案資料を作成するのが早くなるなど、仕事の生産性が向上しました。また卒業研究で論文をまとめた新規事業をメインに、様々な社内提案をして、あらゆる側面から会社を良くしようと自分のできることに取組んでいます。提案により新たに戦略会議を新設し、議長をやらせてもらっています。
営業部門から企画部門へ異動し、新たなソリューションの開発に携わるようになりました。BBT大学院での学びを活かして、答えがないことから論理的に最適解を導き出し、現在進行形でゼロからイチを生み出す挑戦を続けております。