卒業前に退職してしまったので、ビジネスシーンではまだ実践していないのが実情。
ただし起業家の集まる懇親会等で出会う人たちと話すビジネスアイデアなどの話題では、一端の起業家として用語やビジネスモデル、思考方法など引けを取らずに済みます。
話しているとかなり具体的な取り引きのアイデアや人脈紹介が出てくることもあり、懇親会ひとつでも軽視してはならないと思いました。
このような他業種・しかもベンチャー界隈の話題では即興でRTOCS(Real Time Online Case Study)をやるような感覚であり、2年間毎週欠かさず取り組んだケーススタディーから知識的な引き出しとアイデア発想力を活かすことができ、話が楽しいだけでなく経営者の人たちの信頼も得られる体験をしたことがあります。
入学前は勘と経験に基づいて漠然と判断することが多かったですが、入学後は学んだPSAのプロセスに沿って考えることで、本質的な判断を心がけました。また、相手の話を聞く際は、「伝えたいことは何か?」を常に意識し頭の中で構造化しながら聞く癖が身に付き、理解を深めることができるようになったと感じます。
今までは、問題が起きた時、今までの経験から反射的に浮かび上がる解決策を実行に移す事が多かったと思います。しかし、今は現状分析に力を入れ、より本質的な問題に近づけるようになりました。経験則は一旦脇に置き、今まで自社の状況に寄りがちだった視点を、周辺の競合環境を足で調査し、市場環境をデータで仮説を立て、インタビュー等で根拠を作るようにしています。現状分析の質が高まった事で、見える課題がより本質に近づき、よりパワフルなソリューションに近づいたと感じるとともに、周囲に対しての説得力も高まったと感じています。
震災の影響もあり、需給のバランスが崩れており、供給難が続いております。
供給が出来ない事を、単なる震災影響だと言い訳をするのではなく、きちんとロジカルにプロブレムな部分を認識する事で、お客様へ状況を説明し理解を得る。
このアプローチを実施する事で、例え供給不足でお客様へ迷惑をかけてしまっても、お客様からの信頼を得ることが出来、結果として調整ポイントを見つける事が出来る。
これからも業務を続けていく上で、非常に効果のあった科目です。
戦略の結論を出すスピードが早くなりました。現在置かれているポストで考えるのではなく経営者の視点で考えることができるようになり、実践的な学びを得てきたことを感じています。ビジネススキルは身につけることができましたが、私の本来の目標は日本初のIR事業に携わることですので、本当の意味での実践はこれからになります。ただ、BBT大学院で学んだことが役に立つということは間違いないと思います。
現在の仕事は、国家資格有資格者とそうでない方と線引きがはっきりしているので、今のところ、自分の心持ちのみで活かせている状況ですが、日常業務の中でも、お客様の立場になり、改善点や期待値を上回るには何が最善かを考え、行動できるようになりました。また、日常生活においても、以前に比べ格段に早く決断できるようになり、またそれに伴い、何事においても行動が迅速になったのではと思っています。
経験と勘ではなく、何かしらのファクトに基づいたところから自分なりの意見をぶつけることが実務において非常に役に立ってるのではないかなと感じます。マネジメント層などへの意見をぶつける際、一部署の観点からの意見と捉えられていたものが経営視点に基づいての意見と捉えてもらえることが多くなったと感じています。
BBT大学院で学び、クラスメートと切磋琢磨する過程で、自身のアウトプットが今までのレベルとは違ってきている事を日々実感しました。学んだ事はすぐ実際のビジネスで活かせますし、活かさない手はないと思います。
会計事務所のクライアントやクライアントが採用している専門家と議論することがありますが、そういった場面でファクトに基づいた発言をするようになりました。相手が事実に基づかない推測による発言をしたことに対しては根拠を確認するようにしました。さらに議論の前提条件を確認して議論をするようになり、これまで感情的な議論もしたことはありましたが、次第に感情的にはならなくなりました。
私は大学院での学習しただけでは自分の血肉にならず、それを何度も実践することで、「知識」から「知恵」になると考えています。もちろん、問題解決手法や各種講義にて、専門的な知識を学べることは大切なことですが、多少の知ったかぶりでも、在学中に仕事で活用してみることで、あらためて理解できていない点を確認できたり、成果を上げることができました。