2012年に8か月間のオーストラリア長期出張を経験し、日本の文化・商習慣、コマツ(日本)では当たり前だと考えていたモノ作り思想、阿吽の呼吸で成り立っていたコミュニケーションなど、日本では当たり前だと考えていたことが通用しない世界を経験しました。その中で、様々な国から集まったグローバルなメンバーで、多様性を理解しながら仕事を行うことの難しさと楽しさを知り、グローバルに通用するコミュニケーション能力、そして共通言語となるロジカルシンキングやマネジメントスキルを学びたいと考え、グローバリゼーション専攻を志望しました。
社会人として10年経ち、所属する会社や組織をより良い方向に導いていく力が自分には足りないことを日々の業務で感じていました。また、これまで出会ってきた大前学長の著書で語られている、世の中から今求められているビジネスマンの理想像に対して今の自分は大きくかけ離れ、新社会人の頃思い描いていた姿に成長できていないことに不安を感じました。BBT大学院でビジネスを1から学ぶことでこれからの仕事人生がより充実したものになってくればと願い、BBT大学院で学ぶをことを決めました。
もともと自分の課題として論理的思考や創造力が足りないと感じており、また入社以来同じ業務を担当していたことからも、このままではいけないとの思いを持っていました。しかしながら、自分に自信が無く、自分の得意なことも分からない状態であり、具体的に何をすれば良いか分からない状態でした。
そんな中、幸いにも私は営業として社外の方々と仕事をする機会が多かったので、そこで凄いと感じた人達は何故凄いのだろうかということを考え始めました。私が尊敬する方々は国籍や大学での専攻、職歴も違いますが、一つだけMBAホルダーであるということが共通していました。
徐々にMBAに対する憧れが強くなっていきました。また、特に海外の方は非常に論理的で、自らの専門業務に加えて経営者目線の考えや知識も持ち合わせていることもあり、MBAを取得すれば自分もそうなれる、自分に足りないものを少しでも補ってくれるのではないかと考えました。
30代半ばを迎え、自分の専門領域の知識は高まるものの、経営的な視点、特に財務力に関してはなかなか学習する機会が無かったため、体系的に学ぶことが必要だと感じていました。また独学で学習するよりも、共に学ぶ仲間と出会えることと、将来の選択肢(特に転職)が増えることに期待し、MBA取得を考えました。
マーケティングの仕事を始めてから、経験だけで行うビジネスに違和感を覚え、限界を感じた為、経営を体系的に学びたい想いからMBA取得を考えました。狙いたいポジションの応募資格にはMBAホルダーである事が頻出されていましたので、思い通りのポジションを獲得し、キャリアアップを目指す為には、MBAは必須の武器なのだと当時漠然と思って入学しました。履歴書に記述する資格にとどまらず、実学としても必要となる知識を身に着けてこそ、ビジネスの場で戦略的に勝て、次なる自信に繋がっていくと思ったからです。従って、私の場合、入学時からトップでの卒業を目指して臨みました。女性やグローバルで活躍される方にとってポジションが高くなればなるほど、特に経営者の皆様と話をする際、MBAホルダーは一人前と見なされる事を、卒業して実感しています。第一線で戦う者にとって、MBAはビジネスを行う上では必須のアイテムであるといえます。
「先が見えない」というのは当時、将来が不安というメンタル的なものではなく、どちらかというと、このままやっていっても飯は食えるだろうけど、発展性はないなという程度の感覚でした。最初に取得を考えたのは、2010年頃だったと思います。その後、2012年に発展性のない仕事から抜け出すためには何が必要かを再考し、MBAを取得しようと思った次第です。仕様もないことなのですが、税理士でMBAホルダーがあまり居ないなということも取得しようと思った理由ではあります。
これまでは、目標とする先輩や上司また書物等から学んできましたが、それだけでは環境の変化が激しくなってきた自社の状況において、新しい価値を生み出すことが難しくなり、過去の経験から得られるものだけでは限界を感じ始めていました。そのため、自分自身の頭で考えられる力、そしてその考えたプランを実現させる力、それらを身につけようと思い、MBA取得を目指しました。
きっかけは斎藤先生の『問題発見思考』を単科生として受講した事からでした。技術屋時代では、比較的系統だったスタイルで愚直に検討を行えばそれなりの成果を得る事ができていました。しかし新規事業の立ち上げでは社内外の敵味方からの課題、時には理不尽な要求に対面する事も多く、インターネットで斎藤先生の動画をみて「自分に必要なスキルはこれだ!」と思いました。単科を受講中に本科生と一緒にディスカッションしながら、「仲間と一緒に勉強して成長したい」と思い、本科への入学を決意しました。正直入学時にはMBAの取得にはあまり興味はありませんでした。
新卒として現在の会社に入社し、初任配属は比較的多忙な現場でした。入社2年目頃までは、実務を日々こなすことで精一杯でしたが、徐々に仕事に慣れ、自身の総合職としての役割の在り方や、物流現場の改善に強い思いを抱きました。その反面、自身のスキルやマインドセットでは、実現は難しいと考え、大学院への入学を決意しました。
今考えれば、ロジスティクスやSCMを専攻するという道もあったと思いますが、その当時からの考えとして、日々の改善では抜本的な解決に至らないのではないかと考えていたため、より企業経営活動を包括的に学ぶことができるMBAを取得することを考えました。
第一子を妊娠した頃はまだスタッフ職でした。社内を見渡しても管理職の女性は独身の方ばかりで、子供を産んで育児休業を取得することがキャリア・ブレイクのように感じました。子供が生まれても、男性は休業しなくても済むのに、女性は物理的に休業を取得することになる。男女の能力に差がないのに、休業したことで昇格などが遅れるのではないかと、ネガティブな気持ちになりました。そこで、第一子、第二子の育児休業中に、社労士やキャリアカウンセラーの勉強をし資格を取りました。
そして、第三子を妊娠した頃、上司や役員に様々な企画を出すも採用してもらえないことが続きました。アイディアや着眼点はいいはずなのに、説得することができない自分にもどかしさを感じ、論理的思考やマーケティング・分析などを含め体系的に経営学を学び、自分のやりたいことを実現する力を身につけたいと思ったのが、MBAを目指そうと思ったきっかけです。