会社勤務を続けながら学ぶ機会として選んだBBT大学院ですが、初めは「遠隔教育システム」というものに対し、どのようなものなのか、実際に学習効率が上がるのかに対し、なんとなく不安を感じていました。しかし入学後、その不安は一掃されました。もちろん、対面での口頭のコミュニケーションにもそのよさはありますが、AirCampusでは世界中の学生と24時間つながることができ、そのなかでのdiscussionの広さ、深さは想像をはるかに上回るものでした。
徹底したスケジュール管理が大切だと思いました。一度、学習スケジュールが崩れてしまうとペースを取り返すのに時間がかかってしまいます。そのため、在学中はスケジュール管理を徹底し、勉強時間を確保する為に仕事の効率化を図っていました。結果として優先順位を立て行動し、どんなことでも後回しにしないという意識を持つことができるようになったことは、最も成長できた部分だと思います。
在住している中国からでも受講することができて、とても助かりました。且つ教授陣の実践的な教育はリアルな実務に大いに役に立ちました。経営学以上の大変重要なことを学ぶことができたと思っています。
これまで、学校というと「良い成績をとる」「卒業する」ことを目標にしていたと思います。BBT大学院の教育はビジネスで通用されている教授陣が教えてくださいますので「もっと教えて欲しい。」と思うことが多かったです。大前学長は勿論のこと、『起業論』の松本教授や『企業再生論』の余語先生の超リアルなお話と課題は未だに思い出します。教科ごとの各課題に対して、講義を視聴しクラスメイト+TA(ティーチングアシスタント:OBが議論の補助、補足、軌道修正をしてくださいます。)が活発にAirCampusで議論します。BBT大学院では「集合知」「集団IQ」の優位性を認識しました。活発な議論はクロスファータリゼーションと言われ(養分の掛け合いでお互いが大きく成長する意味)、実際に活発な議論を進めると、一人の脳では到達できない結論に達したり、とても多くの気づきを体験します。
ここで学ぶことはまさに自主性だと感じます。恐らく殆どの方が、先生から教えてもらうというスタンスで教育を受けてきたと思いますが、ここではそれは通用しません。自ら学んで掴み取っていく姿勢を求められます。まさに今のビジネス環境そのものだと思います。なので本気で学びたい方には良い方針だと感じます。お世話してもらおうと考えている方には全く向かない教育方針だと思います。
正直なところ入学前に予想していたよりもはるかに密度の濃いカリキュラムに何度も挫けそうになりましたが、世界中で同じように頑張っているクラスメートの存在に励まされました。
AirCampusは長年の改善が蓄積されており、学習管理システムとして非常に効果的であると感じました。
仕事をしているだけでは得られないであろう多種多様な知見を得られ、また、思考の仕方についても何度も何度も反芻させられるので、思考が深くなったと思います。
上記は、おそらくどこのMBAでも変わらないでしょうが、BBT大学院ならではは以下二つ。
・仕事に本気を出しつつも、学べる。学びをすぐ仕事に実践できる。
・同じように働きながら大学院に通う志高い仲間に出会えた。
3年目は比較的時間の余裕があったので、AirSearch(株式会社ビジネス・ブレークスルーが持つ4000時間を超えるCSビジネス・教育番組から、キーワードや講師名で検索でき、自由に視聴ができる仕組み)から非常に多くのCS番組を視聴しました。デザインやIoT、グローバル調達、組織人事、アントレプレナー、経営ノウハウなど幅広い内容が盛りだくさんで自由に検索・視聴できました。卒業後はこれらの番組を自由に視聴することが出来ないので、BBT大学院本科に3年間在籍して得した感がありました。
当初、直接顔を合わせないで議論が進むのか?理解できるのか不安でしたが、実際はそんなことはありませんでした。それよりもAirCampus(サイバー上の学校)で発言をしないと、クラスに貢献していないということで、存在感がありません。その為、自分の意見、考えを発言し、クラスメートとの間で切磋琢磨する環境が整っていると思います。巷では今になって遠隔教育が叫ばれていますが、これを10年以上前に実現させた最先端の教育方式だと思います。
毎週、提出しなくてはならない課題が約2年間続くことに加えて、個別の課題を提出するための時間を確保するのは大変でした。ですが、自分だったらどう思うのかということが自然と身につきました。さらには科目の幅が広いため、社会人として自分の得意な分野と不得意な分野を改めて認識することができたのも、BBT大学院に入って良かったと思った点です。さらにはその分野のプロフェッショナルが同級生たちにいたので、大いに刺激となりました。その同級生たちに追いついていかなければならない、さらにはその同級生が発言したことがログとしていつでも文章として見れる。このことによって学びが何倍にも増幅していると思います。