BBT大学院ではディスカッションが学びを深めるために大きな役割を果たしていると感じております。リアルなディベートだと声の大きい人の発言が優位になることがありますが、オンライン、文章での発言はずっと残ってしまうのでごまかしがききません。そういう意味では発言の一つひとつに責任を持つように意識しましたし、質のある発言をするべく、ただの賛同や感想を述べるだけのことはなるべくしないように心掛けました。毎回自分が新規で発言する前に、目を通していないクラスメイトの発言を限りなくゼロにして、近い考えの発言があったらそれに返信するよう配慮もしていました。顔が見えないからこそ礼儀が必要と言いますか、皆命をかけて真剣に学んでいるのでその心意気に恥じない気持ちで取り組むことができました。
通勤移動中でも、レジャーへ出かけていても、入院中でも講義は聴くことができますし、ディスカッションも可能でした。結果、通学スタイルよりは遙かに効率的にタイムマネジメントができ充実した学習が可能だったと思います。また多くのディスカッションはテキストベースでACに書き込みますので、相手に理解を得られるように工夫する習慣が身についていきます。科目の内容や試験も考える力を養成していくことに重点が置かれ、課題の設定も現実にトピックになっている題目が多いので実践的にも有効であると思いました。
実際に経験してみて想像以上でした。
特にAirCampusでの議論は想像以上に自分のアウトプット力を高めてくれた、と実感しています。
AirCampusでの議論はファクトベースが原則となるため、慣れないうちは非常に苦労しました。ただ、この原則を意識すると、自分やクラスメイトの考えをより深く理解できるようになります。
今、入学当時の自分の発言を振り返ってみると、自分の発言がいかにフワフワしたものだったが分かります。また、相手の意見に対してもあやふやな所を質問する事で、自然と相手の考えを理解出来るようになってきます。これを2年間繰り返した事で、自信を持って自分の意見を言えたり、相手の意見をしっかりと聞けるようになりました。
この大学院は「教えない大学である」といわれましたが、確かに自分から求めていかなければ得るものは小さいと思います。例えばAirCampusにおける議論も自ら問題意識をもって参画するのと、ただ人の意見に対して追従するだけでは得られるものが全然違ってきます。いろんな世界で活躍されている方が集まる集団です。多様な考えを理解し、あるべき答えに向かって議論する過程で大きな学びを得ることができると思います。
実は開講までは、「オンラインだしいつでも参加できて楽」というイメージを持っていました。ところが実際、オンラインには時間、場所を問題としないという特徴の裏返しとして、夜中だろうが地球の裏側だろうが受講可能という逃げ道のない受講環境が整っていると言うことが理解できました。実際、最終試験の半数以上を自宅以外の場所から提出したと記憶しています。
多くの大学院と違って、会社に勤めたことがない教授ではなく、実務経験が豊富な教授陣により、実務的且つ実用的な内容を教えて頂けたのが良かったです。10年前の事例を勉強するのではなく、直近或いは現在進行中のケースを勉強するため、すぐに今の実務に応用できることが多いです。
BBT大学院は実践型の学校です。教授陣もビジネスの第一線で活躍されてきた方ばかりです。内容も、毎週続けるRTOCSや最新の事例を使ったディスカッションなど教科書に載っていないことを取り扱っています。まさに答えのない問題を毎日、毎週、ひたすらトレーニングする場だと思います。学術的に知識の面や資格を取ることが目的の方にはあまり向いていないかもしれませんが、学びをすぐに実践したい人にとっては本当に身につくものが多いと思います。
実務経験豊富な教授陣による優れたコンテンツとAirCampusを活用した学びは、時間や場所に縛られない、極めて優れたサービスであり、他のリアルな講義を主体にした競合のコンテンツと比較しても全く負けるものではないと感じました。
会社勤務を続けながら学ぶ機会として選んだBBT大学院ですが、初めは「遠隔教育システム」というものに対し、どのようなものなのか、実際に学習効率が上がるのかに対し、なんとなく不安を感じていました。しかし入学後、その不安は一掃されました。もちろん、対面での口頭のコミュニケーションにもそのよさはありますが、AirCampusでは世界中の学生と24時間つながることができ、そのなかでのdiscussionの広さ、深さは想像をはるかに上回るものでした。
徹底したスケジュール管理が大切だと思いました。一度、学習スケジュールが崩れてしまうとペースを取り返すのに時間がかかってしまいます。そのため、在学中はスケジュール管理を徹底し、勉強時間を確保する為に仕事の効率化を図っていました。結果として優先順位を立て行動し、どんなことでも後回しにしないという意識を持つことができるようになったことは、最も成長できた部分だと思います。