BBT大学院での学びはアカデミックな内容ではなく、実際のビジネスで応用できるものでした。
私は、講義や議論を通して新しく得た考え方について、直ぐに実際のビジネスに落とし込むよう心掛けていました。クラスメイトとの議論内容をそのままビジネスでの議論に持ち込んだり、学んだ事例研究を現実の問題分析に応用したりしました。実践で応用してみると、そこからまた新たな気づきが生み出されるので、クラスに戻ってまた議論することでさらに考えを深めることもできました。
仕事と大学院の両立は、フルタイムの大学院では得られない相乗効果があったと思います。
入学当初は、目の前に相手がいない且つクラスメイトの人となりを理解していないため、AirCampus上での議論に戸惑いましたが、スクーリングやその後の懇親会でのクラスメイトとの出会い、親睦や議論を深めることで、想定以上に早く慣れました。逆に、目の前に相手がいないため、相手に自分の考えを正確に伝えるための最適な表現(言葉)はどういったものか?を考える癖がつき、表現(言葉)の大切さを痛感しました。また、AC上に投稿した発言に、クラスメイトからコメントが入るとスマホやメールに通知が届きますが、経験を重ねるごとに、この通知の回数が自身の発言の質や量のバロメーターになっていると感じられ、発言への動機づけにもなりました。
財務や会計、問題発見・解決、組織や人材マネジメントなど経営者として必要な知識だけではなく、発想力を鍛える講座や大前研一学長の視点でビジネスニュースを解説される大前研一LIVEなど、「実践」に力を入れている点が良かったと感じています。また、大前研一学長は本当に幅広く深い知識をお持ちなので、そのような方の物事の見方を拝聴できるのは大変有意義だと感じています。
科目の種類が豊富で、内容も実践に即役立つものだと感じます。また遠隔で講義を受けられるので、日本のみならず海外にいるクラスメートとの議論も活発に行います。遠隔授業がメインですが、スクーリングなどではクラスメートに対面でリアルに会うこともできます。オンライン上の様子と実際に会った時のギャップを垣間見ることができ、楽しさを感じました。さらに卒業生との交流も盛んに行っているので同期生以外の方ともつながりが持てています。
BBT大学院の授業は、経営学の基礎知識を学びながら、企業が直面している経営課題を題材としたグループワークなども盛り込まれており、実ビジネスに即活用できるスキル・ノウハウも習得することができます。加えて、テキストベースの議論により、思考の粘着・深みが強化されます。AirCampus上では、同じ結論に至っても考察の流れが異なっていたり、プロセスが似通っていても結論が全く別ものとなっているケースも散見されるため、自身の思考プロセス改善には非常に有効な手段と言えます。
正直、ネット教育という点での不安は少なからずありました。しかしながら、AirCampusでの学習を通じて、同じ科目を習得した学友との繋がりは大きいものになっていきます。また、普段会えないという環境から、スクーリングや勉強会、親睦会など、直接会う機会があると、とても感慨深い仲間意識が生まれます。年代や仕事の繋がり等々、全く違う環境の人達と繋がることができ、卒業してからも同じ仲間としてお付き合いできることは、とても有難い教育の場を提供していただいたと感動しています。
自身がBBT大学院に進学する理由であった「ダイバーシティ・通学不要・志の高い素晴らしい同級生の存在」は、全て期待通りでありました。この内、実際に大学院教育を受けてみて、今すぐにでもビジネスに役立つ教育内容(実学・実務教育)と、流石に社会人対象の大学院だけあってレベルの高い同級生の存在が、最も刺激的かつ新鮮でした。明日そのまま実務に活かせる教育内容と必修科目と選択科目を組み合わせて総合的・体系的に実学を学べるBBT大学院の教育システムを、レベルの高い同級生と共に学べる場を得られたことを大変うれしく思います(決して楽ではありませんでしたが)。
RTOCSの結論は100社あれば100通りあります。体系的かつ包括的な学びがなければ100通りの結論は出せないと思いました。最新の企業情報を基に結論を出していく醍醐味を味わい、大変意義のある2年間でした。新規ビジネスモデルの構築、M&A、コーポレートガバナンス、CSR、などクラスメートと議論しながら最終的には自分の結論を出すという訓練は生涯の財産となりました。
それまで学んできた小中学校から大学に至るまでの教育や自分なりの読書遍歴では、完全にインプット重視の人生でした。職場においても「いかに知っているか」、「どれほど多くの経験をしてきたか」だけが大事とされている中で、BBT大学院で身に付けたのは議論する力により最適解に導く手法であったり、自分が知らないことがあっても臆せずディスカッションし、わからないことは即座に調べ上げて要は何が言えるのかということをアウトプットすることが重要でした。するとディスカッションを始めた当初には思いもよらない打ち手を、深い洞察に裏付けられて打ち出すことができます。またアウトプットする先に意識の高いクラスメートがいることで自然とモチベーションが上がっていきます。
社会人を対象にした大学院は多くあります。その大学院の殆どが、夜間や休日の限られた時間を使って授業を行い単位の取得を目指します。
ですので、この時間が仕事だと、通学の大学院には通う事は出来ない、通学出来ないほど忙しい人だから、また更に忙しい人もBBT大学院は対象にしているため、講義は優しく設定されているかと思いました。
しかし、どこでも学べるからこその、言い訳(仕事を)の効かない講義の量でした。
通わなくてもよいのは、決して楽なのではなく、どんな所や時間でも学べる環境が整っているので、やった分だけ身に着くことが出来る教育の場でした。