BBT大学院での学びは実践に役立つ内容ばかりですが、特に問題解決思考はあらゆる場面で役に立ちます。工場運営に係る労務、品質、生産性向上、コスト改善など多くの課題を部下や現地スタッフが自分たちで問題解決が出来るように、本学で学んだ思考法を自分の所属する組織に落とし込んでいく事で自律的に改善活動を行う事が出来るよう組織作りをしております。結果的に離職率の改善や歩留まりが改善する事により生産性が向上し、収益性が改善、安定してきております。
日々の業務において生じるさまざまな問題に対して、もちろん表面的な「対症療法」でその場の問題を回避することは可能です。ただしその問題の本質を理解し対処しなければ、解決には至りません。「実際は何が起こっているんだろう」と自然に考えられるようになりました。
最も実践で活用できているのは、やはり『問題解決思考』です。この科目では、問題解決のプロセスとスキルを、かなり手厚くかつ緻密にトレーニングすることができます。その過程を通じて、思い込みではなく、あくまで「事実=ファクト」に基づいて考えつくすことを叩き込まれました。このような思考習慣が染み付いたため、それをそのまま実務面でも活かすことができているのです。この劇的な変化のお陰で、これまで以上にクライアントとの信頼関係が強化でき、そして自社組織への貢献度も更に増しました。
所属している大きな組織を自分の視点からしか見ることができていなかったのが、大きな組織から自分を見ることができるようになったと感じています。大きな目標を捉えてから、自分の行動に落とし込むことができるようになりました。
職場は学びの実践の宝庫です。問題発見で学んだ「本質的課題の抽出」は様々な場面で実践できます。課題の「裏返しの取り組み」対応だけでなく、事業の成長機会の発見のための「ターゲットセグメントの見極め」「BC強化」「事業ドメインの拡大」の視点は学ばずしては生涯気づかなかったと思える技術です。問題発見・解決の講義で学んだおかげで、アンケート調査なども躊躇なくするようになり、ファクト集め、分析、課題抽出、それらの技術をRTOCS(Real Time Online Case Study)で毎週必死に駆使することで、すでに仕事における「習慣」になっていることに気づきます。課題抽出のあとの解決のための戦略オプションを検討することにおいては、100以上のRTOCSの事例、ビジネス全般を網羅する講義、『イノベーション』で学んだアイデア出しをし、論理的に優先順位をつけ検討することが当たり前にできるようになりました。
通常の学問的な学びであると、学んでから実践するまでのリードタイムが長いことが多いですが、BBT大学院での学びは実際のビジネスに対してすぐに使える学びが多かったです。知らなかった事が多かった事もありますが、学んだことをすぐに現場に落とし込む様にして、業務の改善を行って行きました。
案件や状況により課題を深堀りする深さや解決策の選択肢を考慮する幅は柔軟に変える必要がありますが、実践の場はいつも問題・課題を発見し、それを自分なりに解決していく問題解決の連続と考えています。
問題解決法をベースに学んだ知識を選択肢や課題分析の切り口として加えることで、学びが実務に大いに活かされていると思います。
何かの特定の「知識」を得たのではなく、汎用性の高い「知恵」を得られたので、具体的な何かに活きるというよりは、仕事の全ての場面で活きていると感じます。
一次情報を集める癖、数字で見る癖、要は何?と考える癖、情報をただまとめるのではなく、まとめた上で一段上の構想をする癖、漏れなく被りなく考える癖、ストーリーを考える癖、視覚的に分かりやすくする癖、「自分ならば」と当事者になって考える癖、考えても考えても答えはないのだから行動に移さないと意味がないという経験、など、挙げはじめたらキリがありません。
思い込みや机上の空論ではなく事実関係をきちんと確認する、事象を多角的に見て判断するようになりました。また物事をゼロベースで考える習慣も身に付きました。その上でイノベーティブな発想や大胆な発想で現状打破を考え、それを実践する行動力も身に付きました。
以前の私でしたら、新聞やテレビの受け売りで話をしていたと思いますが、BBT大学院で学んでからは、今起こっている世界の時事問題やニュースを自分なりに解釈し、そのことが自分自身や自社、または日本に対してどのようなインパクトがあるのかを思考するクセがつきました。