所属している大きな組織を自分の視点からしか見ることができていなかったのが、大きな組織から自分を見ることができるようになったと感じています。大きな目標を捉えてから、自分の行動に落とし込むことができるようになりました。
職場は学びの実践の宝庫です。問題発見で学んだ「本質的課題の抽出」は様々な場面で実践できます。課題の「裏返しの取り組み」対応だけでなく、事業の成長機会の発見のための「ターゲットセグメントの見極め」「BC強化」「事業ドメインの拡大」の視点は学ばずしては生涯気づかなかったと思える技術です。問題発見・解決の講義で学んだおかげで、アンケート調査なども躊躇なくするようになり、ファクト集め、分析、課題抽出、それらの技術をRTOCS(Real Time Online Case Study)で毎週必死に駆使することで、すでに仕事における「習慣」になっていることに気づきます。課題抽出のあとの解決のための戦略オプションを検討することにおいては、100以上のRTOCSの事例、ビジネス全般を網羅する講義、『イノベーション』で学んだアイデア出しをし、論理的に優先順位をつけ検討することが当たり前にできるようになりました。
通常の学問的な学びであると、学んでから実践するまでのリードタイムが長いことが多いですが、BBT大学院での学びは実際のビジネスに対してすぐに使える学びが多かったです。知らなかった事が多かった事もありますが、学んだことをすぐに現場に落とし込む様にして、業務の改善を行って行きました。
案件や状況により課題を深堀りする深さや解決策の選択肢を考慮する幅は柔軟に変える必要がありますが、実践の場はいつも問題・課題を発見し、それを自分なりに解決していく問題解決の連続と考えています。
問題解決法をベースに学んだ知識を選択肢や課題分析の切り口として加えることで、学びが実務に大いに活かされていると思います。
何かの特定の「知識」を得たのではなく、汎用性の高い「知恵」を得られたので、具体的な何かに活きるというよりは、仕事の全ての場面で活きていると感じます。
一次情報を集める癖、数字で見る癖、要は何?と考える癖、情報をただまとめるのではなく、まとめた上で一段上の構想をする癖、漏れなく被りなく考える癖、ストーリーを考える癖、視覚的に分かりやすくする癖、「自分ならば」と当事者になって考える癖、考えても考えても答えはないのだから行動に移さないと意味がないという経験、など、挙げはじめたらキリがありません。
思い込みや机上の空論ではなく事実関係をきちんと確認する、事象を多角的に見て判断するようになりました。また物事をゼロベースで考える習慣も身に付きました。その上でイノベーティブな発想や大胆な発想で現状打破を考え、それを実践する行動力も身に付きました。
以前の私でしたら、新聞やテレビの受け売りで話をしていたと思いますが、BBT大学院で学んでからは、今起こっている世界の時事問題やニュースを自分なりに解釈し、そのことが自分自身や自社、または日本に対してどのようなインパクトがあるのかを思考するクセがつきました。
一人ひとりが感じている感覚は大切なものだと思いますが、困ったときは事実が何かを確認する。そのことが自分の癖となりました。ある案件について、確定したことは何か。そのデータから何が言えるのか。事実が何かを共有しながら、議論することで、遠回りすることが少なくなったと思います。さらには議論する上で多くの人の意見を引きだしながらも、自分なりの結論を導きだしていく。このことを実践で繰り返しています。また、そうしたことを背景として、どこからどんな情報を得るのか。その情報が正しいのかどうか。このこともBBT大学院の学びの中で何度も実践してきたので、自分の仕事に活かすことができていると思います。
グローバリゼーション専攻では、リーダーシップやコミュニケーションの授業が大きなウェイトを占めます。
授業は英語で、グローバルの状況を意識したものでしたが、エッセンスは日本においても十分活用できます。
在学中に、実務でもマネージャー的な仕事に携わるようになり、他部門や社外との関わりも増えたのですが、リーダーシップ・コミュニケーションの学びを、すぐに実務で実践しました。
1.問題解決と経営知識を日常業務に活かしています。実際に、業務の中で複雑な問題解決の局面に遭遇しても動じません。
2.上司のリーダーシップを発揮することを期待したり、自分の立場が上がってから発揮するというスタンスをやめ、「今、この時にリーダシップを発揮する」を意識するようになり、周囲への働きかけが増え、いい雰囲気で仕事ができています。
3.世界の情勢や、日本の社会問題について考える機会が多かったため、子供の教育方針をしっかり持つことができました。