以前は、顧客の意向にほぼ同意で仕事を進めてきました。その理由は、顧客がやりたいのだから、という1点でした。しかし、BBT大学院で学んでいる中で、とにかく質問することが身につきました。顧客の真意を確かめ、RTOCS方式で導出されるような提案をすることで、会社の経営判断の一助となっているという自負があります。その一方で、あまりに質問するため、従前の私の対応方法に慣れていた顧客が離れていったのも事実です。それが、Q18の回答における年収が減った理由でもあります(笑)
どうしても過去の経験則から判断しがちですが、それではブレークスルーすることはできません。ましてや、変化のスピードやレベルがますます上がってきているので、間違った判断になってしまう可能性の方が多くなってきます。そのような重要な判断を、しっかりとファクトに基づいて自分自身で考えて決定する能力が、実戦ではとても役に立っていると感じています。
スキル的な面はもちろんですが、最大の実践はどんな状況でも自分の意思を表現できるようになったことです。会議などでは自分の意見を言えないことや他の人の意見に迎合してしまうことがありましたが、そのようなことが無くなりました。
「発言の違い=悪いこと」から「発言の違い=新たな気づきのヒント」と考えるようになったことが大きいと思います。
プライベートや組織において多種多様な課題にぶつかったときに、俯瞰した目線で冷静に自分スタイルで対応できるようになった。目の前の現象からファクトベースで本質的課題を特定させ、解決案を提案できることは強みである。学長は解決できない問題はないとおっしゃるが、2年間でRTOCSを通して、異業種他流試合を約100本こなすことで、自分なりに課題解決案を提案できるようになった。仕事の難題もどんなレベルでも動じなくなった。
広報業務として各メディアさんとのやりとりも多いが、幅広いジャンルの業界構造に精通できるため議論、情報提供が容易になることもメリットである。
どんな困難な状況においても思考停止(フリーズ)する事がなくなりました。FACTベースのロジカル思考は今置かれている状況を俯瞰し、冷静に決断する事ができます。人間なので時には感情的になる事もありますが、失敗しても意思決定した時点に立ち戻り素直に軌道修正をする事ができます。おかげで思い切ってアクションする事が可能となりました。
現職では、前述の通り非常に広範に渡る業務を担当しております。したがって、様々な分野に対応する力が必要となりますが、BBT大学院での学びを通じ、対応力が身についたと感じています。具体的に“対応力”を深掘りすると、スキル・知識的な部分と、ロジックの部分があると思います。例えば、社内でM&Aの話しが出た場合、そもそもM&Aとは何なのか、そしてどのようなフローかつアクションが必要なのか、概要が頭にあるため、会議などで出た内容がすんなり入るという点です。そしてこれに加え、ロジカルシンキングを学ぶことで、相手がどのような前提に立ち、今後どのような議論を展開するのか、という視点で物事を捉えることができるようになったという点です。
以上から、初見のことであっても、整理する軸と考え方が身についたことで、自ら考えて行動することができていると思います。
さまざまな知識を得た事で、自信を持って業務に取り組むことができています。以前は方法論を知らず、ただ闇雲に戦っていたように思います。今は、ベースを押さえたうえで戦術を変えるなど、引出が飛躍的に多くなったように感じています。
現在の仕事で一番役立ったのは論理的思考です。仕事において計画、モニタリングをする際に、現状分析から方向性を打ち出す際に体系立てて考えられるようになりました。相手が納得するような資料作成やプレゼンにも役に立っています。普段の生活ではニュースなどで得た情報を鵜呑みにせず、背景を調べたり自分ならどうするかを考えることで世の中が違って見えるようになりました。
「営業」という職種上、様々な立場の方と接します。年齢差のある方とお話しする際に、初めての話題に触れても気後れしなくなりましたし、又、何かの課題にぶつかった時には、要はどういう事か?を常に考えるようになりました。入学前と比べて、情報の当たりづけや、どういう事であるか?という事に対して気づくスピードは各段に早くなったと思います。
大きく3つのことがあります。ひとつは、やはり実践的な知識やスキルを学ぶことができたことで、活動の幅が拡がりました。公務員を辞めて税理士事務所を開業するのも、問題解決スキルの実践そのものです。知識やスキルだけでなく、世界や今というものについての理解の幅が大きく拡がったこと。それまでは漠然とした理解しかしておらず、その中で将来に不安を抱えていましたが、今は何がどうなっており、その中で自分がどうしたらよいか、ということが見えてきました。