RTOCSなどでは後述のように限られた時間で解を出すための速度が上がりました。また、未知の課題に対して思考停止をしなくなりました。ファイナンスなど様々なスキルは日常業務を多角的に考え検討するのに役立っています。
自ら考えるだけでなく、説明したり人材育成においても、ビジネスの基本を学んだ上で自らの考えを述べる訓練をした結果、根性や投入する時間に頼らずに、客観的かつ多様な視点で考えるアドバイスができるようになりました。
個人事業主のレベルで在学中に先に起業しましたが、それを学習しながらどう発展させていくかを考えました。『卒業研究』では具体的な新規事業を考えることが出来ました。この事業計画書を作成できたことが、BBT大学院での一番の収穫であり、卒研のプレゼン時に教授にご指摘頂いた点を修正し、卒研終了後すぐにそれを持って融資を受けることが出来ました。現在、卒業研究の結果をやや形を変えつつも実現に向けて動いています。
体系立てて経営から、ビジネスコミュニケーションまでを学ぶ事ができました。
従来はエンジニアサイドからの言葉になりがちで、話が通じていなかった事が、ビジネスサイドと共通用語を持ったことにより、円滑にコミュニケーションがとれるようになりました。
また、物事の考える基盤として、日々学習したことが役立っています。
受講後は現象とその裏にある本質的問題を、意識して考えるようになりました。これまではミクロな現象に視点を合わせてしまいがちで、大きな流れで物事のストーリを描くことができませんでした。今でも修行中で完全に習得できていませんが、この点を意識できるようになることで、そのあとの成果は全く違ったものになると考えています。
以前は、顧客の意向にほぼ同意で仕事を進めてきました。その理由は、顧客がやりたいのだから、という1点でした。しかし、BBT大学院で学んでいる中で、とにかく質問することが身につきました。顧客の真意を確かめ、RTOCS方式で導出されるような提案をすることで、会社の経営判断の一助となっているという自負があります。その一方で、あまりに質問するため、従前の私の対応方法に慣れていた顧客が離れていったのも事実です。それが、Q18の回答における年収が減った理由でもあります(笑)
どうしても過去の経験則から判断しがちですが、それではブレークスルーすることはできません。ましてや、変化のスピードやレベルがますます上がってきているので、間違った判断になってしまう可能性の方が多くなってきます。そのような重要な判断を、しっかりとファクトに基づいて自分自身で考えて決定する能力が、実戦ではとても役に立っていると感じています。
スキル的な面はもちろんですが、最大の実践はどんな状況でも自分の意思を表現できるようになったことです。会議などでは自分の意見を言えないことや他の人の意見に迎合してしまうことがありましたが、そのようなことが無くなりました。
「発言の違い=悪いこと」から「発言の違い=新たな気づきのヒント」と考えるようになったことが大きいと思います。
プライベートや組織において多種多様な課題にぶつかったときに、俯瞰した目線で冷静に自分スタイルで対応できるようになった。目の前の現象からファクトベースで本質的課題を特定させ、解決案を提案できることは強みである。学長は解決できない問題はないとおっしゃるが、2年間でRTOCSを通して、異業種他流試合を約100本こなすことで、自分なりに課題解決案を提案できるようになった。仕事の難題もどんなレベルでも動じなくなった。
広報業務として各メディアさんとのやりとりも多いが、幅広いジャンルの業界構造に精通できるため議論、情報提供が容易になることもメリットである。
どんな困難な状況においても思考停止(フリーズ)する事がなくなりました。FACTベースのロジカル思考は今置かれている状況を俯瞰し、冷静に決断する事ができます。人間なので時には感情的になる事もありますが、失敗しても意思決定した時点に立ち戻り素直に軌道修正をする事ができます。おかげで思い切ってアクションする事が可能となりました。
現職では、前述の通り非常に広範に渡る業務を担当しております。したがって、様々な分野に対応する力が必要となりますが、BBT大学院での学びを通じ、対応力が身についたと感じています。具体的に“対応力”を深掘りすると、スキル・知識的な部分と、ロジックの部分があると思います。例えば、社内でM&Aの話しが出た場合、そもそもM&Aとは何なのか、そしてどのようなフローかつアクションが必要なのか、概要が頭にあるため、会議などで出た内容がすんなり入るという点です。そしてこれに加え、ロジカルシンキングを学ぶことで、相手がどのような前提に立ち、今後どのような議論を展開するのか、という視点で物事を捉えることができるようになったという点です。
以上から、初見のことであっても、整理する軸と考え方が身についたことで、自ら考えて行動することができていると思います。