人事部でもなく、役職もない状況であったため、組織人事系の科目の中でも特にリーダーシップについては、正直あまりピンと来ていなかったところもありました。
しかし、そのような気持ちで発言をした私に対して「プロジェクトによってはリーダー的な立場で携わることもあるはずなので、誰に対しても必要なスキル」という発言をクラスメイトに返されたことで、それまでの自分の意識の狭さに反省しました。またそれと共に、今学んでいるスキルは、自身のマインドセットによって、いくらでも即役立つものになるということを再認識させてもらうことができ、自分の学びの姿勢の転換のきっかけにもなりました。
毎週課題として出されるRTOCS(Real Time Online Case Study)は全履修科目の集大成だと思います。今まで知っていると思っていたフレームワークですが、結論を出す為に様々な事実をフレームワークにて分析し、財務的観点や組織体制などの様々な観点から問題点を見つけ、市場動向や顧客志向からソリューションを見つけるという作業は、とても実務的で身になりました。また、結論付けた工程を自身が知ることで、失敗した場合のアプローチも迅速に行いやすく、経営上の判断も恐れずできるようになりました。
『問題発見思考』が一番効果をわかりやすく実感できました。
私は論理的にものごとを考えることが苦手だったこともあり、企業分析や市場分析などで論理的に考える訓練ができたことはとてもタメになりました。また、この科目ではグループ課題もあり、グループで取り組むと一人で考えていたこと以上に気づく点が多いことを実感できましたし、他のグループの考え方を知ることで自分の足りない点に気づくこともできました。
BBT大学院でタメになった勉強はたくさんありますが、その中でもRTOCSと『問題発見思考』を通じて「考える力」が身に付いたことが大きいと思います。『問題発見思考』はロジカルシンキングやビジネスフレームワークの型を勉強し、RTOCSでは日々それを活かして生の練習をしていました。過去の正解がある問題や手法を学ぶだけでなく、枠どおりに嵌るだけでもなく、日々自分で考え、それをブラッシュアップしていく練習がとてもよかったです。
RTOCSは、2年間で91回ありましたが、全ての回で結論を出し、考える訓練をすることができました。
また、パワーポイント資料を作成することで、資料作成能力や論理的思考能力も高めることができたと感じます。
この科目で重要なのは、現存する企業を分析することです。つまり、つい数分前に発表されたニュースでさえ、そのファクトとなるのです。そこに面白さを感じました。ファクトをもって、企業を分析することで本質的な問題を洗い出して初めて、その解決の方向性を見出し、解決策を立案できるというものです。
本質的な問題点を洗い出すという意識を自分に根付かせることができたことは非常に有用であったと考えます。
サラリーマンとしてビジネスに接してきた為、経営者になる、経営者の目線という点を多くの違った観点から学び、理解する事が出来た事です。現職にいても、自分の職務kだけでなく、自分が経営者ならどのような判断、計画を考えるかなど、多くの視点を学べました。
毎週出されるRTOCS(リアルタイム・オンライン・ケース・スタディ)は正直苦痛でした。日頃ヤフーニュースばかり見ている私が、業界や興味のある分野とは異なるものについてあれだけ情報収集したことはこれまでにはない体験でした。何かしらネット検索すれば、実はかなりの情報を得ることができるということを知ったことは新たな発見でした。また、思考面においても、分析的な左脳を使う思考と、分析が終わった後の発散させる際の右脳を使う思考とにフェーズを分けて考えることを体感できたことは大きな収穫だったと思います。自分自身の感覚として理解しながら実践できるようになり、右脳のひらめきで良い案が出たときのワクワク感、それを検証していって自分なりにいけると思うプロセスはこれまで経験したことのないものでした(でもやっぱり大変だったので、苦痛です(笑))。
技術戦略論で学んだテクノロジーマネジメントは、技術という仕事とビジネスを結びつける、ともするとエンジニアに欠落してしまう視点を与えてもらったと同時に、実務で直面しそうな課題をベースに重要な考え方を学ぶことが出来ました。
全てがタメになった科目ではありますが、一番と聞かれるとRTOCS(Real Time Online Case Study)です。毎週、様々な企業の方向性を検討していくのですが、自分にとってまったく馴染みのない業界を知ることができましたし、大前学長による快刀乱麻の回答に毎週息を呑みました。また、学友による情報収集や多様な思考を前提に、自分の回答を出すことができるので、その業界に所属している人の意見は非常に参考になりました。苦しかったですが、自分の知見を高めてくれる時間だったと思います。
世界のあらゆるテーマが扱われており、毎週相当吸収することができました。入学当時は、海外企業というと極めて大きな企業しかあまり知りませんでした。しかし、毎週当事者になって考えることが求められるRTOCS(Real Time Online Case Study)の課題の中には海外企業も多く、海外企業の視点にたって思考する訓練ができました。その後海外のグローバル企業についてもアンテナが大いに張ることができるようになりました。