学んでいる途中で、実務が忙しくなり満足に勉強に割ける時間が無い時期はタイムマネジメントに苦労しました。その結果、入学以前よりは時間の使い方を強く意識するようになったと思います。
業務が忙しくなる時期と、受講期限や課題提出の時期がどういう訳か重なる場合が多くありました。日頃からの計画的な学習スケジュール立案と、効率を下げないよう体調管理は必須です。自己管理の訓練としてもこの二年間は有意義であったと思います。
RTOCSや各科目の課題で、自分なりの意見を絶えず求められてきました。これは講義内容をただ暗記するのではなく、講義から自分は何を思い、何を考えるかを問われていたと思います。
特にRTOCSは毎週取り組む事になるので、意思決定をして結論を出していくプレッシャーと戦う日常になります。
このような日常を過ごしていく中で、自分はシャワー中にアイディアが浮かぶ事が多いと分かってきました。今では自分の特性を考慮して、今持っている課題を明確にしてから、シャワーに臨むようにしています。
また、シャワー以外にも、ホワイトボードに向かっている時にアイディアが浮かぶことが多いと気付き、ホワイトボードに向かうように心掛けています。このような経験を経て、新たな自分を発見できたと思います。
講義の中で活発な議論が行われており非常に有意義でしたが、土日祝日も仕事(出張)ということが多く、遅れを取り戻すために休日にまとめてキャッチアップするということが難しかったので、いかに平日に時間を捻出するかが重要でした。最初は非常に苦労しましたが、通勤時間や空き時間など意外と分単位の隙間というのがあるもので、それらを活用することで何とかやりきることができました。私のクラスは議論が非常に活発で一つ一つの講義の中での発言数も多く、当初はついていくのが大変でしたが考えていた以上に隙間の時間をうまく活用できたことで生活時間全体の見直しができたのもよかったです。
2年間という長期間、集中力を保つために適度に息抜きをする時期を持つことが大切だと思います。ついついメリハリがなくなりがちですので、息抜きが上手にできなければ楽しみながら長く続けることは難しいと思います。
やはり時間を作る事が最初はとても大変に感じました。普段電車内で寝ていたりスマホでニュースなどを見ている時間や家でも無駄にテレビを見ている時間の全て学習時間に変わりました。特にどうしてもしたい事がある時間ではなかったのですが習慣になるまでは、多少時間が掛かりましたが、慣れるとむしろ楽しく学習できる時間となりました。
カリキュラムは容赦なく進むので、それを自分のスケジュールに合わせながらこなしていくことが一番の苦労でした。度重なる綱渡りを何とかくぐり抜けてほっとしています。各科目の講義の上に、毎週毎週課題が出される、RTOCS(Real Time Online Case Study)は本当に苦しかったです。たまにRTOCSが休みの週があると本当にホッとしたものです。
前述したことは、最後になって到達した方法でした。最初は勉学とプライベートのバランスを如何にとるかという事に非常に苦労しました。最初は勉強をしないといけないという意識が優先して、家族をないがしろにしている時期もありました。入学して半年が過ぎ、家族も疲弊している雰囲気があり、これではいけないと思い最初は、勉強に関してスケジューリングを進めて、その後に家族との時間をそこに組み込んでいき解消していきました。
時間が圧倒的に足りないなかで、どこを諦めてどこに力をかけていくのかという判断が必要だったと思いますが、これができずに苦労しました。この点は今でもあまり出来ていないのが課題です。
また、自分以外の同級生が皆とても優秀に思えるなかで、あきらめずに自分に折り合いをつけて続けていくというのが、かなり大変でした。
在学中の2年間共に、7月末から8月中旬にかけて、燃料電池車のアメリカでの走行、市場適合性確認のために海外出張していました。
当然ながら海外出張前は仕事多忙で講義未受講がたまっていました。
スーツケースの中には分厚い参考図書をたくさん入れ、飛行機内ではIPADとMyPCを持ち込んで、機内Wifiにつなぎ、講義受講と、ディスカッションへの投稿をしていました。
現地での仕事後はホテルに戻り、必死で勉強をしていました。ロサンゼルスのホテルで学長講義の最終試験を受講し、ラスベガスのホテルで、誘惑にも負けそうになりながらも、斎藤顕一先生の問題発見思考の最終試験を受講しました。
2年次の卒業論文は、飛行機内でラストスパートをし、機内で最終提出をしました。
この経験を得て、「何とかなる」、「時間が無いというのは言い訳にすぎず、工面すれば勉強時間は作れる」と改めて理解し、少し自信がつきました。