上記にも記載した通り、インターネットを利用したコミュニケーションは僕にとってあまりに苦痛でした。学びの中に動画等の映像はありますが、あくまで一方通行で、その他の掲示板的な文字だけの双方向的コミュニケーションは、精神的に大いに疲弊しました。
とにかく学習時間の確保には苦労しました。受講を始めた最初の1、2か月は、「これはとても続けられない」と思う毎日でした。しかし実際に続けていくことで、時間の使い方が効率的になり、また学習の進め方も要領を得るようになり、次第にペースをつかめるようになりました。まずは最初の1、2か月を乗り切ることだ思います。
なんといっても時間の確保が一番苦労しました。特に最初の1年は大変でした。
「勉強の仕方に慣れていない」「仕事中はもちろん勉強できない」「本の執筆を抱えていた」「そしてプライベート時間を確保したい」。このジレンマの中で、時は金なりを実感させられました。
学んでいる途中で、実務が忙しくなり満足に勉強に割ける時間が無い時期はタイムマネジメントに苦労しました。その結果、入学以前よりは時間の使い方を強く意識するようになったと思います。
業務が忙しくなる時期と、受講期限や課題提出の時期がどういう訳か重なる場合が多くありました。日頃からの計画的な学習スケジュール立案と、効率を下げないよう体調管理は必須です。自己管理の訓練としてもこの二年間は有意義であったと思います。
RTOCSや各科目の課題で、自分なりの意見を絶えず求められてきました。これは講義内容をただ暗記するのではなく、講義から自分は何を思い、何を考えるかを問われていたと思います。
特にRTOCSは毎週取り組む事になるので、意思決定をして結論を出していくプレッシャーと戦う日常になります。
このような日常を過ごしていく中で、自分はシャワー中にアイディアが浮かぶ事が多いと分かってきました。今では自分の特性を考慮して、今持っている課題を明確にしてから、シャワーに臨むようにしています。
また、シャワー以外にも、ホワイトボードに向かっている時にアイディアが浮かぶことが多いと気付き、ホワイトボードに向かうように心掛けています。このような経験を経て、新たな自分を発見できたと思います。
講義の中で活発な議論が行われており非常に有意義でしたが、土日祝日も仕事(出張)ということが多く、遅れを取り戻すために休日にまとめてキャッチアップするということが難しかったので、いかに平日に時間を捻出するかが重要でした。最初は非常に苦労しましたが、通勤時間や空き時間など意外と分単位の隙間というのがあるもので、それらを活用することで何とかやりきることができました。私のクラスは議論が非常に活発で一つ一つの講義の中での発言数も多く、当初はついていくのが大変でしたが考えていた以上に隙間の時間をうまく活用できたことで生活時間全体の見直しができたのもよかったです。
2年間という長期間、集中力を保つために適度に息抜きをする時期を持つことが大切だと思います。ついついメリハリがなくなりがちですので、息抜きが上手にできなければ楽しみながら長く続けることは難しいと思います。
やはり時間を作る事が最初はとても大変に感じました。普段電車内で寝ていたりスマホでニュースなどを見ている時間や家でも無駄にテレビを見ている時間の全て学習時間に変わりました。特にどうしてもしたい事がある時間ではなかったのですが習慣になるまでは、多少時間が掛かりましたが、慣れるとむしろ楽しく学習できる時間となりました。
カリキュラムは容赦なく進むので、それを自分のスケジュールに合わせながらこなしていくことが一番の苦労でした。度重なる綱渡りを何とかくぐり抜けてほっとしています。各科目の講義の上に、毎週毎週課題が出される、RTOCS(Real Time Online Case Study)は本当に苦しかったです。たまにRTOCSが休みの週があると本当にホッとしたものです。