特に苦労した、という記憶はありませんが、私自身の立場での特殊ケースとして日中間の話題、特に政治的な話題に気を使いました。できるだけ違う角度からの視点を伝えたい思いと、議論によって不快に感じる方がいないかの心配が常にありました。幸い、オフラインでの会合や勉強会を企画するクラスメートが多く、私も機会があれば主体的にクラスメートに会いに出かけたりしてお互いを理解できるようになりました。
私にとって、時間管理が最も重要な問題でした。
子供が小さい中で、夜中に起きることも多々あり、結局朝まで抱っこをしていたこともあります。
ただ、その中では一番嫁さんに苦労を掛けたのではないかと思っています。
できる限り、休日は子供と遊ぶようにし、昼間は出かけることを心がけました。
ただ、平日の空いている時間は、全て勉強に費やすようにしました。
それが、業務の効率化にもつながったと考えます。
繰り返し訓練していくしかありません、と言ってしまえばそれまでですが、自分の考えをテキスト(文章、チャート)にまとめ、シンプルかつ的確に伝える事、これはオンラインディスカッションでは、非常に重要かつ、苦労した点です。しかし、2年間、毎日、繰り返し学び続けたことは、大きな財産です。
対面でのディスカッションは、その場の雰囲気で適当なことを言っても何ら問題はないのですが、AC上でのディスカッションは記録に残りますし、他愛のない雑談もできない(サロンを除く)ため、慎重な発言が求められます。慣れてくると、発言数の欲しさについ事実のみを述べたり、記事の紹介をして、自分の意見を述べなかったりすることがありました。そういったときには、TAやクラスメートからのツッコミがくるので、なるべく何かしらの意見を乗せて発言するようには心がけました。普段いかに無責任な発言をしていたのかがわかるようになります(笑)。
実は入学前は仕事もそれほど忙しくなく勉強の時間を確保出来る状態だったのですが、入学と同時にかなり忙しくなりました。また平日だけではなく、土日は小さい子供がいるので家族との時間にしていました。そのため勉強時間を確保することが難しく、夜が主な勉強時間(プラス通勤の電車の中)でした。結局卒業までに4年かかりましたが時間を掛けた分、知り合いも増え、一つの科目を深く学ぶことが出来たなど得るものもあったと思うので良かったと思います。
遠隔地教育なので、大概のことは自分の努力でなんとかなると思っていました。しかし、子どもができた時から時間と体力への負荷が非常に大きかくなりました。子どもが生まれる前は悪性悪阻と切迫流産で入院し、生まれたあとは頻繁な授乳と夜泣きに悩まされました。結果として在籍が伸びることにはなったのですが、無事に生まれた子どもと一緒に卒業式に参加できたことは感無量です。
レポートの提出や試験の日程が決まっています。複数の選択が可能でしたが、そのいずれもが大変な日程であることもあったので、その点は苦労しました。もっとも数か月前からわかっていることなので、時間管理を十分にすれば対応できるので大きな問題ではありませんでした。
上記にも記載した通り、インターネットを利用したコミュニケーションは僕にとってあまりに苦痛でした。学びの中に動画等の映像はありますが、あくまで一方通行で、その他の掲示板的な文字だけの双方向的コミュニケーションは、精神的に大いに疲弊しました。
とにかく学習時間の確保には苦労しました。受講を始めた最初の1、2か月は、「これはとても続けられない」と思う毎日でした。しかし実際に続けていくことで、時間の使い方が効率的になり、また学習の進め方も要領を得るようになり、次第にペースをつかめるようになりました。まずは最初の1、2か月を乗り切ることだ思います。
なんといっても時間の確保が一番苦労しました。特に最初の1年は大変でした。
「勉強の仕方に慣れていない」「仕事中はもちろん勉強できない」「本の執筆を抱えていた」「そしてプライベート時間を確保したい」。このジレンマの中で、時は金なりを実感させられました。