実験をしているうちは学生時代に培った化学の知識・経験で対処できましたが、研究戦略を考えるようになると、研究だけでなく、それを取り巻く自社の状況や世の中の動向、他社の動き等を的確に捉えていくことが必要なのだろうなと感じるようになっていました。また、常日頃から“希少性のある人材”になる為にはスキルや能力の掛け算でオンリーワンを目指したいと考えており、「化学×英語×○○」の空白部分に入るものを探している時期でもありました。そんな折、海外でMBAを取得された大学時代の先輩に話を伺う機会があり、「自分の現状を踏まえると○○にぴったりなのはMBAだ」という気づきを得ました。
マネジャー経験が長くなってきて業務のマンネリ化を感じ始めておりました。そういった中で実戦での知見を学術的な視点から整理し直し、志の高い異業種の仲間と切磋琢磨し、能力にさらに磨きを掛けたい気持ちが大きくなってきていました。
そんな中、会社からのチャレンジのチャンスというきっかけもあり、さらなる高みを求めて、高度な経営学を学ぶことにより、将来の経営人材、グローバル人材となるべく一念発起して志願させていただきました。
MBA取得を考えたきっかけは、実務上で事業会社管理や社内外の折衝調整業務が多く、これらのために必要とされる知識の修得がしたかったためです。特に、ファイナンス、アカウンティング、人事マネジメントを学びたいと考えました。
自分の将来は自分で切り開きたく、その道筋を見出す力を養いたいという思いからです。
大学卒業後、17年間中小企業にて化粧品の製剤開発の仕事を続けて来ましたが、現在よりも高い価値を生み出して成長する為には研究職であってもビジネスのスキルが不可欠であると考えるようになりました。会社の成長なくして研究部門の成長は無いのは当然かもしれませんが、今までは自身の研究テーマを行っていれば良いと思っていました。しかし、会社が目指す方向と職務内容に矛盾を感じるようになり、研究職でもマネジメントにおいてビジネスや経営の視点を持ち理解して一体となって取り組んだ方がより良い成果を生み出せるのではないかと考えMBAの取得を考えました。
MBAホルダーになりたいというより、単なるIT屋にとどまらない問題解決のプロフェッショナルになるための訓練がしたいと以前から考えていました。大前学長が「現代のビジネスパーソンに必須な“三種の神器”は英語・財務・ITのスキルだ」とおっしゃっていますが、それらのツールを組み合わせて結果を出すためのベースとなる「問題解決力」を磨きたいということです。
そのことで今後の自分のキャリアの幅が大きく広げられると考えたからです。
これまでずっと技術者として専門技術を磨くことに専念していましたが、そろそろ管理者的な立場になり、会社の経営ということについて考えると、自分には何のスキルもありませんでした。また、会社を見回してみても、現在の経営陣を含めて技術者の集まりであり、会社の行く末に一抹の不安を感じました。そこで何とかしなければならないと思い、MBAを学ぼうと思い立ちました。また、大前学長の「ロウアーミドルの衝撃」を読んで、文字通り衝撃を受けたことも大きかったです。
MBA取得を考えたきっかけは、「社内のキャリアビジョン達成に近づくため」です。
私は現在、営業担当者として、会社への利益獲得や地域医療貢献を目的に仕事をしています。しかし、業務を通じていくうちに、
会社での業務効率化や地域を越え、国の医療制度への提言を通じて、自分が貢献したいと思うようになりました。
それには、しかるべき本部部署への異動が実現への近道と考え、MBAという体系的な知識取得者という点を社内にアピールできる点やより深い知識を習得した後、再度キャリアビジョンを考えるためです。
「自身の経営に関する能力を伸ばしたい」と前向きな危機感をもったことがきっかけです。
仕事の上では、日々状況変化し他社との競争が激化していました。そのような中で、他社と差別化し競争に勝ち抜くために、経営管理的な考え方や知識を書籍等から学んできましたが、実践で応用していく部分が不足しており、独学での限界を感じていました。
また、台湾で生活する中で、能力が高く独立志向の強い台湾人の生き方を間近で見る機会が増え、ビジネスの最前線に立っている30代前半の今、論理思考力、問題解決力、構想力などをしっかり身につけ新たな価値創造をし現状を打破していかなければ、世界の同世代のビジネスマンに差をつけられてしまうなと感じていました。
会社員18年、独立して2年、合計20年のビジネスでの経験を棚卸したいと考えました。MBAはよく「経営知識を体系的に学べる」と言われますが、私の場合は「自分の経験を体系的にまとめることが出来た」と感じます。
私は、これまでのキャリアの中でその時々で必要となったことを都度、学ぶテーマとして取り上げて、BBTのような学校等の講義を受講して身につけてきました。たとえば、コンサルティング会社に勤めているころは問題解決の講義を受講したり、現在の会社に入り、事業開発を担当するようになった際にはBBTのイノベーション講座を受講したりといった具合にその時々で必要になったテーマを学んできました。これまでは個々の必要になったテーマを学んできていたのですが、職業人人生の集大成となる50代を前にして、また、今後はもっと企業経営に貢献できるようになりたいと考え、これまで身につけてきたこと、また、経営に必要だけれどまだ学んでいないことを含めて、今一度体系的に身につけたいと思いました。