「社長になりたい」という思いを常に持っていました。父親が小さいながらも会社を経営しており、その背中をいつも見ていたことが影響しているのかもしれません。しかし、いざ社会へ出てみるとそんな甘くはない。20代は淡い思いを抱きつつ、日々の業務に邁進していました。30代となり、「やはり経営に携わりたい」という思いが忘れられない自分がいました。その様な時、リゾートホテル運営会社で総支配人として施設を任せていただけるというご縁に恵まれました。しかしながら、サービスや営業に従事してきた私は、日々の運営者としての力はあっても、経営者としての力は全くなかった事を思い知らされました。財務諸表の見方も解らないまま、総支配人として従事していたのです。MBAを取得することで一歩近づけると考えた為です。
業界の競争力が加速する中で、危機感を強く感じ「自身の経営的能力を向上させたい。」という思いが強くなりました。日々の仕事は環境変化が著しく、競合他社との競争に勝ち抜くために、経営的な考え方と問題解決力を実学として実践的に身につける必要性を強く感じていました。独学での限界を感じていたのだと思います。論理的な思考力・問題解決力・構想力を身に付け、顧客に新たな価値を提供できるような一流のビジネスパーソンとして踏み出したい、という思いが強くありました。
自分のキャリアはエンジニアとしてスタートしていますが、職位が上がるにつれて、経営や組織運営についての知識やスキルが不足していることを身にしみて感じ始めたため、MBAに挑戦しようと考えました。「MBA」そのものよりは、「体系的な経営知識」の会得に目標を置きました。その他、同じ職場の外国人がMBA取得に挑戦していたことも背中を押してくれました。
経営陣への転職にあたり、経営学を体系的に学ぶ必要があると考えました。同族経営企業の経営陣への転職であり、これ以上転職する予定はないので、MBAである必要は必ずしもないのですが、どうせ経営学を学ぶなら、MBAを自分への「ご褒美」にした方が学びに張り合いが出ると考えました。
BBT大学院入学当時、中小企業支援機関で経営アドバイザーとして経営支援に取り組んでいました。日々の経営支援業務の中で、支援企業の経営者に対して、「当社の強みは何ですか?業績を改善するには強みや特徴づくりが重要ですよ。」などのアドバイスを行っている中で、アドバイスしている自分(私)は、強みはあるのか?と自負するようになりました。「人のふり見て我が振り直せ。」という諺があるように、自分も強みを磨かなければと真剣に思い、実務重視の学ぶ場所を探していたところ、BBT大学院を知り入学を決意しました。
当時、自分ひとりでは解決できなかった仕事上の大きな課題を、職場の先輩や周囲の方々と一緒になって解決策を考え抜いていくことで、新しい観点からの提案を生み出し、成功を収める事ができた体験がMBAの学びを考える大きなきっかけとなりました。この提案により、お客様からは大変喜ばれ課題解決と同時にミッションを達成する事ができましたが、同時に自分自身の「考える力」が従来からのやり方の中で固まっている事を痛感し、この状態をブレークスルーしてあらゆる問題解決ができる人材へと変貌したいと強く思うようになりました。
これまで、事業立ち上げに関わる機会が何度かありました。今後もこういった機会に携わっていくことを考えた時に、経験だけでなく世の中の経営に関する体系的な知識も身につけたいと考えたことがきっかけです。
あとは、新卒で入社した企業で10年以上働いてきていたので、MBAの同期生と交流するなかで価値観の幅を広げること、良い刺激を受けたいと思ったこともMBA取得を考えたきっかけです。
MBAの取得はエンジニアからビジネスマンに転身した時からの希望でした。最初は単なる憧れだったかもしれませんが、仕事で経験を積んで実際に企業経営に関わるようになってから、体系的にビジネスを勉強する必要性を感じたのがきっかけです。しかし、私が高専卒という学歴から、大学院で経営を勉強することは無理という、BBT的に言えばメンタルブロック状態でしたので、自らチャンスを掴みにいったというより、偶然インターネット広告で目にしたBBTの紹介がなければ一生チャンスに恵まれなかったかもしれません。
会社を経営している中である程度順調に進行していたのですが、小さくまとまっている自分に不安を感じる日々でした。一度きちんと経営について学ぶ機会が必要だと感じていたのですが、正直なところMBAを取得したかったわけではありません。大前学長の書籍を読み、学長の思考に感銘を受け少しでも学長から学びたいと思ったことが入学に繋がり、MBA取得へと至りました。
今のままでは、さらなる成長を果たせないと感じていました。当時、関連会社での勤務になり、人材育成、組織に関する課題等の解決に向けて手探りで遂行してました。当時の私は、会社の仕組みや収益構造、組織論などを全く理解してませんでした。今まで、システム開発に関する知識の習得に注力していたため、システムの知識だけで会社に貢献できるかを考えるようになりました。それがMBAを取得しようと思うきっかけでした。