BBT大学を卒業できたことが大きな自信につながりました。課題、ディスカッションを経て地道に確実に必須科目、選択科目を習得できました。入学前は大前学長が著者である「やりたいことは全部やれ」のように全部やりたいと思ってましたが、卒業後は、全部できるような気がしました。大前学長のようにオフロードバイクに乗るために今、バイクの普通免許も取得できました。
一言で表すならば、大学院での学びを通じて「自分の頭で考える」という事が習慣・癖になりました。例えば、仕事をする上で「前例に倣う」とか、新聞記事を読んで「文章のまま理解する」といった事が、今思うと入学前は当たり前のようになってしまっていました。しかし、今では本質的にどういう事なのか自分の頭で考え、分からない部分は自ら調べるという行動を無意識にとれるようになりました。この習慣は仕事上で役立つのはもちろん、今後の人生においてずっと自らの武器になるものだと思います。
私は45歳からの挑戦でしたので、MBA取得というタフな事はこの年齢からでは無謀だという周囲の評価でしたが、ぶれない軸を持ってやり遂げた事は大変大きな自信と人間いつになっても学ぶ事は遅くないという確固たる確証が出来た事は今後の人生においても大きな変化でした。もちろん周りの評価も大きく変わって、より経営に近い仕事を任せられるようになりました。今後も何事も臆すること無く、BBT大学院での学びをバックボーンとして積極果敢にチャレンジしていきたいと思います。
グループワークやスクーリングを除き、ディスカッションは主にインターネット上で行われます。すなわち、話術では誤魔化すことができないので、発言内容そのものが全ての世界です。この議論の場は、論理的思考の訓練となります。これらの訓練の結果、論理的思考能力は格段に向上したと実感しています。
ビジネスに対する視野が大きく広がり、視点が変わり、どのような問題があっても迷わずに立ち向かう自信が付いたと思います。今まで分からなかったことが見えるようになったり、自部門だけでなく他部門の動きも理解でき、競合他社の戦略や世の中の動きを考え、理解し易く変化したと思います。
何か課題について考えるとき、分析を行うときの視点が広がりました。BBTで学んだ多くの講義内容や教授のコメントなどがそのベースになっていますが、様々な業種や経歴をもった仲間とのディスカッションや指摘が自分の思考の幅を広げたと思います。またその視点の広がりがメンタルブロックバスター思考にもつながっていると思います。
特に、社会に対する貢献という点について、意識が高まりました。BBTでのディスカッションを通じて学んだ稲森和夫さんの言葉「個人にはいろいろな能力が与えられている。 与えられた能力は、それを出し切って社会に尽くす必要がある」や、大前学長の「人は4つの責任を果たさなければならない。社会に対する責任、会社に対する責任、家族に対する責任、自分に対する責任」という言葉が、ずっと心に残っています。
BBT大学院での経験から変化したことは、物事を自分で熟考し、その課題を明確にして、具体的な解決策を限りなく近いルートで導き出すことができるようになりました。その背景としては、毎週のケーススタディ(RTOCS)を行っていたことで、「自分なら~」という視点で、期限を決めて結論を出す訓練をしていたからです。
なぜなぜ問答ではないですが、一つの事象の背景にある本質的問題は何なのか、そのために当事者意識をもってどう解決して行くのかということを考えることが習慣になりました。常にそのように考えていくと、課題に対し楽観的且つ問題解決思考で取り組む態度が重要で、自分自身が良い意味で変わり続けていくことが大切なんだと気づき、実践しています。
ビジネス書を多読することがなくなりました。修了後もアルムナイサービスで学長の記事やLIVEに触れることが出来ますので、それらをじっくり学ぶことで充分だからです。間違った情報を取りに行かないようになったといえるのかもしれません。